留学くらべ〜る編集部 2016.08.09

F1マシン設計のスキルを学ぶためにイギリス留学したブロガー・わたぽんさんにインタビュー!

F1マシン設計のスキルを学ぶためにイギリス留学したブロガー・わたぽんさんにインタビュー!

イギリスの留学ブロガーさんにインタビュー、記念すべき第1弾は『WataponWorld@UK』のブロガー・わたぽんさんです!

夢を追いかけて、イギリス留学を決意したわたぽんさん。今回はそんなわたぽんさんに、留学を決意するきっかけとなった夢のことや現地での留学生活について、イギリス留学に関することを色々と聞いてみました。

今までの留学に対するイメージが変わるかもしれない、そんなインタビューになっているので、ぜひ興味のある方はチェックしてみてください♪

ブロガーさんのご紹介

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わたぽんさんのイギリス留学は2014年9月からスタート。現在も夢に向かってイギリス生活を送られています。

わたぽんさんのブログ『WataponWorld@UK』では、「夢を追う僕の生き方」と「イギリス留学」をテーマに、わたぽんさんの日々の様子が紹介されています。わたぽんさんの夢に対する強い想いが伝わってくる、そんなエピソードがたくさん詰まっているので、読めば感化されること間違いなしです!

イギリスや留学、海外生活に興味のある方だけでなく、将来について不安や悩みを抱えている方は、ぜひ一度わたぽんさんのブログに遊びに行ってみてくださいね☆

>>わたぽんさんのブログはこちらから『WataponWorld@UK』

留学を決めた理由について

留学しようと思ったきっかけは何ですか?

F1が好きで、F1マシンを設計するエンジニアになれればなと思ったのがきっかけです。

元々は日本の大学から就職…と考えていたのですが、Yahoo知恵袋でたまたま見た「F1の世界を目指すならイギリスへ行け」というような回答が、僕の中の選択肢を大きく広げました。

なぜ、イギリスを選んだのですか?

イギリスがF1の本場だからです。

料理人がフランスへ修行に行かれるのと、似たようなもの。イギリスではモータースポーツが一つの文化・産業として成り立っています。F1チームの多くはイギリスに本拠地があり、英語が基本的な共通言語。かつ、大学ではモータースポーツに関する工学を専門的に学べるコースもあります。

日本からでも目指せないことはないですが、F1就職事情や学べる内容・環境を考えると、日本にいてはチームに入れる可能性が低すぎるのです。だから、なるべく早くからイギリスに身を置き、同じ目標を持つ学生と切磋琢磨できる環境にいるべきだと思いました。

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どんな学校に通っていますか?また、その学校を選んだ理由は何ですか?

サウサンプトン大学(University of Southampton)に通っています。

サウサンプトン大学は、(一部F1マニアの間で)有名です。というのも、現在F1で最も優秀だと言われているエンジニアが、サウサンプトン大学出身だからです。そのおかげか、サウサンプトン大学はイギリスの数ある大学の中でも特に、F1界とのコネクションが強いです。コネクション重要なので。

また、工学系のレベルがイギリス内でトップクラスということで、より質の良いことを、より深く学べる環境でもあります。大学のレベルが高いということは、親を納得させるのにも役立ちましたね。(笑)

留学前のことについて

留学に対して、ご家族の反応はいかがでしたか?

家族に言うのは怖く、自分の中で確信に迫るまで調べつくしてから言い出しました。

案の定、最初は「なに戯けたこと言ってんねん」と、話し始めるとすぐに突き放される始末。でも僕自身は今までの思いつきとは訳が違ったので、親が聞いてくれるまで、タイミングを見計らって話そうとしました。

転機になったのは、「イギリス留学フェア」に勝手に行った時だと思います。親は行かんでいいと言ってたのですが、それを振り切って参加し、パンフレットや色んな情報を仕入れてきました。それをきっかけに、話を聞いてもらえるようになりました。「どうやらほんまに本気らしい」と思ってもらえたんでしょうね。

また、親からの要求で、イギリスで具体的に何を目指してるのかや具体的なプラン等をWordでまとめ、親にプレゼンもしました。そんな感じで一年がたつ頃には、認めてもらえました。家族に話すのはたしかに怖いし、否定される人も多いと思います。が、家族は最大の理解者でもあるし、なるべく早く話し出す方が良いと思います。

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渡航国の語学は事前に学びましたか?また、留学前と留学後を比べると、TOEIC/TOEFLなどのスコアに差はありますか?

大学に行く前には、日本の中学・高校での英語しかやっていません。

しかも中学のときは英語は苦手な方だったので、実質高校1年から、本腰を入れて始めました。TOEFLはITPしか受けたことがなく、高1の時は380ぐらいだったのを、高3で527まで上げることができました。IELTSは6.5です。

それでも、イギリスに渡ってからは英語が全然分からなかったし、今でも英語はまだまだです。

留学エージェント(斡旋会社)は利用されましたか?

はい、SI-UKさんの無料サービスを利用しました。

「自分だけでもできたけど、無料だから参考に利用してもいいか」という感じです。結果的には、相談やApplyの添削だけでなく、当時はビザ申請サポートも無料だったので、助かりました。

留学してからのことについて

留学中に語学力が伸びたと実感した経験はありますか?

あります。が、これは長い期間イギリスにいるからとは言いません。

語学力が伸びる時って、やっぱりそれなりに理由があります。なんとなく過ごしてたら、イギリスにいようと上がらなかったんです。油断してました。

例えばよく外出し、友達とごはんなんかによく行ってたときは、英語のスピードへの慣れが高まりました。また、自分で毎日ドラマのSherlockを見てシャドーウィングしてた時も、かなり変化を感じました。しかし最終的には、イギリス人の輪に入ったことが大きかったです。イギリス人の英語はやっぱり早いし、単語も聞きなれないものが増えて怖かったのですが、そこに積極的に関わっていくことで、どんどん慣れていきました。

たまーに、自分の好きなイントネーションで英語を話す人が身近に現れるので、その人に憧れをもち真似たりすると、案外気楽に上達するかと思います。

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留学中の生活費はどうしていましたか?

僕は主に家族から仕送りしてもらっています。

旅行に行ったりレースを見に行く時は、その生活費を削ったり、自分のブログからの収入でやりくりしてますね。あんまり日本で生活してる感覚と変わらないです。バイト替わりにブログを利用してるだけで。

多くはないですが、無駄遣いしないので十分です。親は息子のわがままに四苦八苦してるようですけど。

留学中の滞在方法は何でしたか?

1年目は寮。2年目以降はシェアハウスです。

寮はトイレ、シャワー、キッチンを僕含め7人でシェアしました。フラットメイトはイギリス人5人とハンガリー人1人だったので、現地の人の生活を垣間見れたり、誕生日やクリスマスを祝ったりしたのは楽しかったですね。もちろん、キッチンはほぼ毎日汚いです。最初はギスギスした部分もあったのですが、だんだん仲良くなって、寮を出た今でもたまに一緒にDinnerへ行ったりしてます。

2年目のシェアハウスは、知らない人2人(大学生・院生)と同じコースだった友達とのシェアです。普通の一軒家を、4人でシェアしました。安かったです。お互いほとんど干渉しない生活でしたが、多国籍だったのもあり、問題がなかったわけでもないです。それよりも家にナメクジがわんさか出てきたのが辛かったです。安かろう悪かろう…ですね…。

3年目はその反省を生かし、家のリサーチもしっかりして、同じコースの友達や、仲の良い日本人の方なんかとシェアハウスします。これ以上家で頭を悩ますのは、時間の無駄なので。(笑)

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留学中、一番苦労したことは何でしたか?

傍から見れば、大学のレースチームで部門リーダーになろうと、もがいたことかもしれません。ですが、レースカー作りは好きでやってたことなので、苦労という感覚はありません。

最もキツかったのは、”日本でのんびり過ごしたい”という思いに立ち向かうことでした。しかも1年目じゃなくて、2年目に。Christmas Holidayに日本に帰ったら、鍋はおいしいしお風呂は気持ちいいし、ああ、日本っていいなって思ったんです。そこから雲に覆われて日照時間の短いイギリスの冬に戻った時に、どうしても気持ちが日本から離れなくて…。

わざわざイギリスで苦しまなくても、日本でのんびり過ごしてもいいんじゃって思っちゃいました。コースメイトは勉強で鬱になって実家に帰っちゃったりするし、僕も帰ろっかなって。

その苦労をどう乗り越えましたか?

でも、”それなりの生活”で自分が満足できないのは分かってたし、「それ、ただ逃げてるだけやん」って気づいたんです。

悶々と過ごしてたんですが、自分が逃げたいだけだったことに憤りを覚えたし、その時から僕は、日本に帰るという選択肢を完全に消しました。何がなんでもイギリスで生きていこう、と。

具体的には、「最悪日本に帰って車メーカーやどこかのレースチームに入ればいい」と思っていたのを、「イギリスのF1チームに、それが無理でもヨーロッパのレース系企業に絶対残る。残らなきゃ生きてる意味ない。」ぐらいの意識変更をしました。自分の中で、逃げ道を絶ったわけです。意識を変えるだけでうまくいくことは中々ありませんし、具体的に大学のレースチームでもさらに積極的に取り入ったりするなど、行動も変えていきました。

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留学中、一番うれしかったこと・楽しかったことは何でしたか?

僕はFormula Studentという活動に参加しています。

学生だけでレースチームを作り、開発・製造・スポンサー集め等、全てやってしまいます。そして世界中の大学が、実際に作ったマシンで速さや性能を競ったりします。

サウサンプトン大学のFormula Student Teamは、まだ発足数年という若いチームですが、イギリスのトップチーム目指して成長してる途中。その中で、僕のデザイン案が通ったり、主なチーム・開発の方向を決められるCommitteeになれたり、実際に完成したマシンを見た時なんかは、めちゃくちゃ嬉しかったです。

徹夜で作業し、朝よく晴れた中、出来上がったマシンをガレージから出した時はとても興奮しました。Committeeになれた時も、1年間の頑張り、貢献、そして熱意がイギリス人のチームメイトにも認められたからなので、とても嬉しかったです。

留学した事によって、あなたにどんな影響がありましたか?

しょうもないことですが、太陽の重要性を再認識しました。(笑)

イギリスの冬は、朝8時に陽が昇ったかと思うと、午後4時にはもう暗くなってきてます。下手すると、大学への行き帰り両方が、真っ暗闇の中になったりします。しかも冬は曇り空が、飽きもせず続きます。そんな環境の中で、毎年のように冬の半ば~終わり頃は気分が沈んでしまいます。

逆に夏になると、午後10時でも明るかったり、晴れる日も格段に増え、自然とテンションも上がり気味。もう少し気候に鈍感になりたいんですけどね。

最後に、留学をお考えの方に一言お願いします!

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多くの方は、「留学したい!」→「どの国がいいかな?」という順番で考えると思います。ですが、僕はその逆。

「F1のエンジニアになりたい!」→「イギリスに留学するのがいいのかな?」の順で決めました。留学はあくまで選択肢の一つ、目標達成のための手段の一つです。

そして、その目標が具体的であればあるほど、どこへ行けばいいか?留学先で何をどうすればいいか?がハッキリしてきます。そうやって考え込んでから行く方が、現地でより収穫も多くなるんじゃないかなーと思っています。

あと、どんどん失敗してく心意気で。どんなけ失敗しても、反省し、立ち向かっていけばなんとかなるもんだと感じています。

いかがでしたか?

夢を追いかけ、ご家族の反対もクリアしてイギリス留学を実現したわたぽんさんですが、留学2年目に「帰国」との葛藤に苦しみます。これは、特に長期留学の場合には、誰もが陥りやすいことだと思います。

葛藤に負けず「逃げ」と気づき、逃げ道を絶つことで乗り越えた、わたぽんさんの夢への想いがとても伝わってくる、そんなお話を聞かせていただきました!意識を変えるだけでなく、行動も変える、わたぽんさんの考え方や行動は、留学を考えている方だけでなく、これから夢を目指していく方にも勇気を与えてくれることでしょう♪

わたぽんさん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました! これからも『留学くらべ~る』では、ブロガーさんのインタビュー記事を随時、公開していきます★留学やワーキングホリデーなど、少しでも海外生活に興味のある方は、ぜひ今後もチェックしてみてくださいね!

>>わたぽんさんのブログはこちらから『WataponWorld@UK』

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