留学くらべ〜る編集部 2017.09.28

民間の英語検定取得で受験が有利に!?英語の検定についてご紹介!

民間の英語検定取得で受験が有利に!?英語の検定についてご紹介!

民間の英語検定を取る意味やメリットってなんだろう…なんて思ったことのある方もいるのでは?

実は近年では、高校の入試において民間の英語検定を重視する地方自治体も出始めています。
たとえば大阪府では、英検が準1級であれば得点率を100%、2級であれば80%というように、連動して扱うようになりました。

また、民間の英語検定を利用することで、今までの入試では分からなかった「話す力」まで明確に数値として表すことができるようになります。

そこで今回は民間の英語検定や近年の受験事情などについてご紹介します!
数年後には受験だという方、英語の検定を受けようか悩んでいるという方など、ぜひ参考にしてくださいね。

民間の英語検定にはどんなものがあるの?

民間の英語検定にもさまざまな種類がありますが、こちらでは大阪府が導入した「英検」「TOEFL iBT」「IELTS」に加え、日本でも多くの指針として使われている「TOEIC」についてご紹介します。

英検(実用英語技能検定)

英検は正式には「実用英語技能検定」と言い、日本国内でも最大規模の検定試験です。
レベルの幅も広く、はじめて受験した英語検定が英検だという方も多いのではないでしょうか。

英検の特徴

  • 5級から1級まで7段階※に分けて英語力を測ることができる
  • 年齢制限がなく、中高生の受験が約7割を占める
  • 全国約230都市、400会場で実施されている
  • 3級以上からは面接が行われる
  • 4、5級でもスピーキングテストによって「話す力」を確認できる

※1級と2級は準1級、準2級の2段階に分かれている

項目 概要
試験内容 ・リーディング
・ライティング
・リスニング
・スピーキング ※2次試験
回答方法 マークシート
※2次試験は面接
試験開催回数 年に3回
※2017年度は6月、10月、1月に1次試験を実施
有効期限 留学を目的とした場合は合格証書発効日から2年間
※留学以外では半永久的
受験料 ・1級 :8,400円
・準1級:6,900円
・2級 :5,800円
・準2級:5,200円
・3級 :3,800円
・4級 :2,600円
・5級 :2,500円
 ※本会場の場合

>>英検の公式サイトはこちらから

TOEFL iBT(Test of English as a Foreign Language)

2006年7月から日本での運用が開始されたTOEFL iBT(トーフル アイビーティー)。
英語の知識ではなく、どれだけ英語を使えるかに重点を置いた英語検定で、世界中で利用されています。

TOEFL iBTの特徴

  • 130か国10,000以上の機関が英語能力の証明として利用している
  • 大学レベルの英語を使えるか、理解しているかを確認することができる
  • 各項目それぞれ30点ずつあり、合計120点満点
  • 全国31都道府県87会場で行われる ※2016年情報
項目 概要
試験内容 ・Reading
・Listening
・Speaking
・Writing
回答方法 インターネットを介してパソコン上で行う
※Speakingセクションではマイクに向かって話し、音声を録音
試験開催回数 月に3~5回
有効期限 受験日から2年間
受験料 テスト日の7日前まで:235ドル(約2.6万円)
※通常の締め切りを過ぎて申し込む場合は手数料としてプラス40ドル(約4,500円)必要

>>TOEFLの公式サイトはこちらから

IELTS(International English Language Testing System)

IELTS(アイエルツ)は海外で広く採用されている検定試験で、最近では年間の受験者が300万人を突破したとニュースになりました。
海外への進学や就職の際に必要な基準を満たしているかどうかの判断基準とされています。

IELTSの特徴

  • 3,000以上の教育機関で入学審査に使われている
  • 16歳以上での受験を推奨している
  • 全国14都市で行われる
  • 「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」に分かれる
  • 1.0~9.0で評価され、それぞれの分野ごとのスコアと総合評価としてのスコアが明示される
項目 概要
試験内容 ・リスニング
・リーディング
・ライティング
・スピーキング
回答方法 筆記テスト
面接
試験開催回数 ほぼ毎週行われるが、実施される会場は異なる
有効期限 筆記テスト実施日から2年間有効
受験料 25,380円

>>IELTSの公式サイトはこちらから

TOEIC(Test of English for InternationalCommunication)

英語のコミュニケーション能力を測る基準として、世界中で実施されているTOEIC(トーイック)。
日本でも企業への就職や大学の単位認定などで活用されています。

TOEICの特徴

  • 「Listening & Reading(L&R)」や「Speaking & Writing(S&W)」などに分かれている
  • テストごとに受験日や受験料、受験会場が異なる
  • 合否ではなく、スコアで評価される
    (例:Listening & Readingは各パート495点満点)
  • 約160か国で利用されている
項目 L&R S&W Speaking Bridge
試験内容 ・リスニング
・リーディング
・スピーキング
・ライティング
・スピーキング ・リスニング
・リーディング
回答方法 マークシート パソコン
及びヘッドセット
パソコン
及びヘッドセット
マークシート
試験開催回数 年に10回 年に24回 年に48回 年に4回
受験料 5,725円 10,260円 6,804円 4,320円

※TOEICのスコアに明確な有効期限はありませんが、試験結果の再発行ができるのは試験日から2年までです。

>>TOEICの公式サイトはこちらから

検定試験スコア比較表

CEFR ※ 英検 TOEFL iBT IELTS TOEIC(L&R)
C2 - - 8.5~9.0 -
C1 1級 95~120 7.0~8.0 945~990
B2 準1級 72~94 5.5~6.5 785~944
B1 2級 42~71 4.0~5.0 550~784
A2 準2級 - 3.0 225~549
A1 3~5級 - 2.0 120~224

国内の受験では、CEFRがA2以上で英語証明として利用できる大学もあります。

海外の大学への進学を希望しているのであれば、大学側から提示されている細かな条件までしっかり見落とさないようにしましょう。

※CEFR(セファール):ヨーロッパにおいて言語習得の状況を示す国際的な基準とされている「ヨーロッパ言語共通参照枠」のこと

参照:英語4技能試験情報サイト

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留学に役立つ英語の検定はどれ?

留学するならどの検定を取っておくべき?と悩むかもしれませんが、もちろんどの検定もそれぞれメリットがあります。
ですが、目的によって取得したほうがよい検定は異なってくるので、これから受験したいという方はしっかり確認しておきましょう!

TOEFLやIELTSは多くの国で語学力の証明として使われている

海外の大学や大学院に行きたいとお考えの方は、まずTOEFLIELTSについて調べましょう!
TOEFLやIELTSのアカデミック・モジュールは大学レベルの英語力があるかどうかの指針として使われています。

たとえばIELTSの場合、一般的に6.0以上から有能なユーザーとして考えられており、海外の大学では6.0や6.5以上を入学の基準としていることが多いです。

英検を語学力証明に採用している国も!

英検って日本国内だけで認められている資格?と思いきや、アメリカやオーストラリアには英検を語学力の証明として認定している大学やカレッジが数多くあります。

英検のサイトでは「英検留学」として認定校のリストアップなどを行っているので、留学をお考えの方は、ぜひそちらもチェックしましょう!

>>英検留学の公式サイトはこちらから

TOEICは留学に関係ないの?

TOEICは英語でのコミュニケーション能力を測るものなので、アカデミックな知識があるかどうかとはまた異なります。

ですが、TOEICは日本での就職活動や転職活動で高く評価されているというのも忘れてはいけないポイント!
留学後に日本で就活を行う予定があるという方は、TOEICも受験しておくと良いでしょう。

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高校だけじゃない!?中学や大学受験でも、民間の英語検定が有利に働くことがある

高校で民間の英語検定が導入されているとお話しましたが、中学校や大学でも多くの学校で英語検定が活用されています。
志望校があるかもしれないので、ぜひチェックしてくださいね!

>>日本英語検定協会による入試優遇・単位認定制度まとめ

中学受験での導入例

中学受験においても民間の英語検定による加点などが行われています。
一例ですが、小学校のうちから英語の検定試験を受けることで、受験において以下のようなメリットがあるようです。

  • 英検4級以上で英語の試験結果にプラス30点
  • 英検3級以上で英語のテスト免除
  • 英検2級以上で入学金と授業料免除

対応している学校は私立中学校がほとんどですが、それだけ英語が重視されているというのが良く分かりますね!

高校受験での導入例

先述した大阪府以外にも、英語の検定を導入している高校は数多くあります。
高校になると、国公立でも多くの学校がさまざまな優遇措置を用意しています。

  • 英検3級以上で国語と英語の学力試験が不要
  • 英検2級以上で推薦入試の判定時に加点
  • 英検の級に応じて、最大15点の加点

高校では、英検の級を所持していることで単位認定される学校もあります。
たとえば英検2級以上で2単位分といったように決められています。

大学受験の導入例

中学や高校では英検の導入が主ですが、大学受験になるとIELTSやTOEFLなども加算の対象になってきます。 また、検定試験の結果を出願資格として設けている学部もあります。

  • 英検2級以上で推薦時の加点
  • TOEFL iBT 71以上で英語科目を満点
  • IELTS 6.0以上でAO入試の出願が可能

大学にはさまざまな入試スタイルがありますが、同じ大学でも学部や入試の方法によって利用できる英語の検定が異なります。

2020年には大学入学共通テストにおいて英語検定も判断基準に

文部科学省は、2020年から始まる「大学入学共通テスト」において、民間の英語検定も判断基準として活用すると発表しています。

どの英語検定が対象となるかは明確に定まっていませんが、受験生は高校3年生の4~12月のうちに最大2回受験し、その試験結果を各大学に送付するようになります。

制度が大きく変わるため、共通テストと英語検定のどちらかを適用するか、もしくはどちらも利用するか各大学の判断で決められます。

>>文部科学省による大学入学共通テストに関する発表はこちらから

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英語検定を取るためのコツ

最後に、英語検定を取るためのコツをご紹介します。
英語検定を受験や入試に役立てたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね!

苦手分野を克服して大成長!

英語の検定で良い結果を出すためには、自分の苦手分野を知ることが大切です。
得意な分野よりも苦手な分野のほうが伸びしろがあるので、大きな成長に繋がりやすいです。

何が苦手かも分からない…どこから手をつけよう…と悩んでいる方は、とりあえず英語検定を受けてみるのもひとつの方法です。
英語検定は4つの分野に分かれているものが多いので、自分の苦手な箇所を明確に知ることができますよ。

検定の出題傾向を把握しよう!

どの検定試験でもある程度の傾向があります。

何も知らないままで受けるよりも、傾向を知ってから受験したほうが、どこに時間を使うべきか、何を勉強しておけば良いのかが分かります。

自分の受験したい検定が決まったら、まずは傾向と対策を調べるようにしてくださいね。

面接・スピーキングは実際に話す!

「話す力」が重視されている英語検定では、実際に英語を使って会話に慣れることが大切!

日本にいるとどうしても日本語を使ってしまう…という方は、留学に挑戦してみてはいかがでしょうか?
例えばフィリピンであればマンツーマンレッスンでの授業が主流なので英語を使う機会が格段に増えます!

春休みや夏休みを利用して行くことのできる留学先もあるので、スピーキング対策をしたいという方はぜひチェックしてくださいね。

>>1週間からできるフィリピンの語学留学プログラムはこちらから

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入試情報を探す際には英語検定についてもチェックしておきましょう!

いかがでしたか?

英語の検定は、今後もさまざまな形で導入されていく可能性が高いです。

もちろん受験以外でも活用できる検定ではありますが、英語の検定を受験や入試に活用したいという方は、自分の希望する学校が何の試験を対象としているのか、しっかり確認しておくことが大切です!

いろんな情報を調べて、自分の今後によりつながる検定を選んでくださいね♪

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