MS
Master of Science
[マスターオブサイエンス]
「MS」は、「Master of Science」の略です。読み方は、「マスターオブサイエンス」です。
自然科学系(主に理科系)の専攻で取得できる修士号という意味です。
日本で言うところの修士課程ですが、実は北米とヨーロッパおよびオセアニアでは少し異なります。
北米では、「MS」と略称で呼ばれて、「Biology」や「Physics」などの自然科学系学位を指します。
普通は、「MS in Biology」というように表記され、「MS」の後に専攻名がきます。
また「MS」とついているからといって、必ずしも自然科学だけではなく、心理学やマーケティング、統計学などのクラスであれば文系でも提供されることがあります。
そのような意味から変更も可能なのです。
そしてヨーロッパやオセアニアではMSCと称されます。
理系だけの総称ではなく、「MSC in Management」や「MSC International Business」などの文系の学位にも使われます。
出願する時に、これらのコースの検討を最初から決めてしまわなくても大丈夫です。
後から変更可能なので、始めにコースを厳密に設定する必要はありません。
ただし、国によって内容が異なるのでご注意ください。
アメリカでは「Master」コースは詳しく言うと次の3つに分かれます。
「Master of Degree (professional degree)」、「 Master of Advanced Degree (postprofessional degree)」、 「Master of Science and Master of Architecture」とは簡単にいうと、例えば1から学べるプログラムを指します。
「Master of Science」は、アメリカでは「Ph.D.(Doctor of Philosophy 博士号)」のための準備コースのように考えられているケースが多いようです。
実はここでは論文を完成させることが最大の条件なので、1年から2年といった長期で履修していきます。
日本の修士課程は、アメリカの「Master of Architecture」の2~3年時コースと、「Master of Science」の論文を組み合わせたような形と考えてもよいでしょう。