【体験談】フランス語学留学!リヨンの街の魅力をご紹介します
2018.08.28
留学くらべーる編集部
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目次
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | clementine723さん |
渡航した年月 | 2013年4月 |
渡航期間 | 1年間 |
渡航先の国/都市 | フランス/リヨン |
渡航時の年齢 | 33歳 |
サン=テグジュペリの生誕地・リヨン
国民的作家・サン=テグジュペリ
日本でも有名な、サン=テグジュペリの「星の王子さま」。
一般的に子ども向けの本とされていますが、その内容は大人でも考えさせられることが多く、たくさんの人を惹き付けて止みません。
本を読んだことはなくても、可愛らしい挿絵で知っている方も多いのでは?
フランスでも、サン=テグジュペリは国民的な作家として有名です。
ユーロ通貨開始以前のフランスでは、50フラン札にサン=テグジュペリと星の王子さまのデザインを採用していました。
ベルクール広場のサン=テグジュペリと星の王子さま像
サン=テグジュペリの生誕地には、1900年にリヨンで生まれたことを示すプレートが今でも残っています。
リヨンの空港も、彼にちなんで「サン=テグジュペリ空港」という名前がつけられているんですよ!
そして、リヨンの街の中心、ベルクール広場にはサンテグジュペリと星の王子さまの像があります。
ただこの像、広場の角に位置していて、高さもかなり高いので見つけにくい…
フランス人にきいても、「そんなのあるの?」と言われるくらい。
残念なことに、現地ではこの像はあまり認知されていないようです。
リヨンで買う、星の王子さまグッズ
像の知名度は低くても、サン=テグジュペリがリヨン生まれであることは大抵のフランス人が知っています。
リヨンの観光地のお土産店(旧市街やフルヴィエールの丘等)では、マグカップやキーホルダーなど、星の王子さまグッズをたくさん見かけます。
パリや空港でもグッズは手に入りますが、せっかくならばサン=テグジュペリの生誕地・リヨンで購入してみてはいかがでしょうか。
リヨンのオーガニックショップ事情
街中で良く見かける「BIO」の文字
リヨンの中心地を散歩していると、よく出くわすのがオーガニックショップです。
フランスではオーガニックのことをBIO(ビオ)といい、市内中心地で私が知っているだけでも5軒以上はあります。
オーガニックショップのメインはやはり食品ですが、その他にも化粧品、ペットフード、赤ちゃんのおむつやミルク、石鹸や歯磨き粉などの生活雑貨を取り揃えている店もあります。
値段は普通のスーパーよりやや割高といった感じですが、手が出ない程ではありません。
こんなものまで購入できます!
リヨンのオーガニックショップを見て一番驚いたのは、日本食製品の豊富さです。
醤油、味噌、豆腐はもちろん、ワカメ、昆布の海藻類や、店によってはゴマペースト、にがり、葛(くず)まで!
日本食は健康に良いというイメージからか、こういった製品がたくさん置いてあります。
海外で暮らす際に日本食が恋しくなることはよくありますが、わざわざ専門店まで行かなくても日本食製品が手に入るのは本当に便利ですし、品質もオーガニックなので安心です。
フランス・リヨンのクリスマス準備
年に一度の大イベント、クリスマス
クリスマスは、フランス人にとって年に一度の大事なイベントの1つです。
カトリックの国だから、という宗教的な理由もあるかもしれませんが、それよりは家族が久々に集まってゆっくり過ごす、という点の方が大切なようです。
日本でも、11月半ば頃から街がクリスマスのデコレーションで飾られていきますが、こちらではハロウィンを過ぎたあたりから、段々と街がクリスマス一色になっていきます。
おしゃれなショーウィンドウがたくさん
フランスの街を散歩していて、最初にクリスマスを感じさせてくれるのは、お店のショーウインドウです。
11月に入ると、フランス人はクリスマスプレゼントの準備を始めます。
ですので、お店もそれぞれアイデアを出し、魅力的なデコレーションをするのです。
クリスマスツリーの飾り方も、伝統的な赤を基調にしたものや、パステル系の飾りでまとめたもの、雪をイメージして白と銀だけのもの…などなど、とても参考になります。
期間限定のアトラクションも!
リヨンの街の中心にあるベルクール広場には、クリスマスが近づく時期になると観覧車が設営されます(観覧車は夏のバカンスシーズンにも設営されていました)。
夜になるとライトアップされるので、クリスマス気分を一層盛り上げてくれます。
ちなみに、ゴンドラに屋根は付いていますが、日本の観覧車のようにガラスに覆われているわけではありません。
乗ってみたい方は、暖かい格好で挑戦して下さいね!
また、日本の観覧車に比べ、回るスピードが速いのが特徴です。
ヨーロッパならではのクリスマス市
クリスマスの季節になると、ペラーシュ駅前のカルノ広場にはマルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)が立ちます。
日本の夏祭りの屋台のような感じで、山小屋風のブースが並び、食べ物やお菓子、雑貨、おもちゃなどが売られています。
試しに、焼いたジャガイモの上に、チーズを溶かしたソースをかけた料理を食べてみました!
寒いなか、ホクホクのジャガイモが身体を温めてくれてとても美味しかったです。
迷路みたいで楽しい!リヨン旧市街のトラブール
リヨンの一番の観光地、旧市街
観光ツアーでリヨンを訪れると必ず行く場所が、世界遺産にも登録されている旧市街です。
特に、サン・ジャン教会から始まるサン・ジャン通りは、石畳の両脇に歴史を感じさせる建物が並んでおり、まるでタイムスリップしたかのように感じられます。
リヨン名物・トラブール
サン・ジャン通りを歩いていると、旅行者風の人たちが何の変哲もないドアを開けて入っていく光景がよく見られます。 リヨン名物の1つ、トラブールという抜け道です。
リヨン一帯の道は、川に沿って並行に並んでいます。
トラブールとは、道を垂直方向に繋ぐように張り巡らされた、建物内の小さな通路のことをいいます。
リヨンは絹織物産業が栄えた街です。
トラブールの由来は、できあがった絹織物を雨に濡らさずに運ぶ為ため、絹織物の出荷時にデザインの盗用を防ぐためなど、諸説あるようです。
また、人目につきにくいという利点を生かして、戦時中にはレジスタンスの活動にも使われました。
建物の中は居住地
トラブールは歴史的に価値のある建築物ですが、トラブールのある建物は現在でも居住地として人が生活しています。
抜け道の途中には、集合郵便受けがあったりエレベーターがあったりと、人々の生活を垣間見ることができます。
なかには、写真のような素晴らしい中庭に通じるトラブールも!
トラブールの魅力はなんといっても、暗い迷路のような通路を通るドキドキ感、途中で垣間見られる人々の生活感、そして真っ暗な通路とは対照的な、素敵な中庭の光景でしょう。
また、トラブールから出たあとの小さな道には素敵なお店やレストランがあるなど、とにかく散歩していて飽きることがありません。
リヨンの休日の過ごし方~テット・ドール公園~
リヨン市民の憩いの場
フランスでは、大都市の中でも緑豊かな大きな公園がたくさんあります。
観光地を除き、日曜日はほとんどのお店が閉まるので、週末の外出といえば近くの公園でゆったりと時間を過ごす…という人が多いようです。
自然の中で散歩をしたり、読書を楽しんだり、友達や家族とピクニックをしたり…みんなが思い思いの方法で公園を活用しています。
リヨンはというと、市内北部にあるテット・ドール公園が人気です。
園内には無料の動物園も!
テット・ドール公園の人気の理由は、広大な敷地にある自然ももちろんですが、なんといっても無料の動物園があることでしょう。
動物ごとの展示の他、「アフリカ草原」という、何種類もの動物や鳥を広大な敷地の中で塀や境を設けずに飼育しているゾーンがあり、自然に近い形での動物たちの様子が見られます。
日曜日ともなると、小さい子どもを連れた家族がたくさん訪れるんですよ。
植物園、バラ園も必見です
動物園には興味がない、あるいは人込みはちょっと苦手…という方には、植物園がオススメです。
ガラスと鉄で建築されたモダンな温室の中には、熱帯植物を中心とした植物がたくさん集められています。
もちろん、植物園も動物園同様、入場無料です。
また、園内にはバラ園(こちらは屋外)もあり、初夏には色とりどりのバラの花が咲き乱れとても優雅な光景を楽しむことができますよ♪