大学留学するにはどうすればいい?入学や進学の方法を確認しよう!
2024.10.11
留学くらべーる編集部
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目次
海外の大学に進学するということは、語学力アップや、日本では学べない珍しい分野の研究にチャレンジできる機会ですよね。
将来のステップアップとして、海外への留学を希望する方もいるのでは?
こちらでは、「海外の大学って入学までの流れがよく分からない」「どんな準備をすればいいの?」とお悩みの方に向けて、海外の大学に留学するための方法や必要な準備などについてご紹介しています。
大学留学に少しでも興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
海外の大学への進学方法や特徴
こちらでは、下記の国の海外の大学の進学方法や特徴を簡単にご紹介します。
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- オーストラリア
- ニュージーランド
また、大学留学についてもっと詳しく知りたい!という方は、大学留学に関する項目もあわせてご覧ください。
アメリカの大学の特徴や進学方法
アメリカの大学の特徴
- 入学時期は9月 / 1月が多い
- 4年制大学と2年制大学(コミュニティカレッジ / ジュニアカレッジ)がある
- 他大学への編入が盛んで、興味のある分野を学びやすい
- 入学試験がなく、日本からでも書類審査に合格すれば入学可能
- 入学基準として、最低でもTOEFL iBT61点以上が求められることが多い
アメリカの大学への進学方法
- 日本の高校を卒業し、直接2年制、もしくは4年制大学に入学する
- 2年制大学に入学しディプロマ(※)を取得してから、4年制大学に編入する
- 語学学校で語学力を上げて、4年制大学へ入学する
※ディプロマ…特定のコースや学科を卒業した証として与えられる「修了証書」
2年制大学は4年制大学よりも学費が安く、入学しやすい学力の基準が設けられています。
そのため、少しでも費用を抑えたい、英語力に自信がないという方は、2年制大学から4年制大学に進学するという方法も可能です。
アメリカの大学は制度が柔軟なので、在学中に自分の学びたい分野が変わっても別の大学を選ぶことができるのも魅力の1つです!
カナダの大学の特徴や進学方法
カナダの大学の特徴
- 入学時期は9月が多い
- 大学ごとの教育水準にあまり差がなく、高いレベルの教育が受けられる
- 4年制大学と2年制大学がある
- 卒業後に最長3年間の労働ビザを取得することができる
- 入学試験がなく、日本からでも書類審査に合格すれば入学可能
- 入学時には高い英語力が求められ、TOEFL iBTであれば80~100点を基準としている大学が多い
カナダの大学への進学方法
カナダの大学への進学は、基本的にアメリカと同じような方法です。
語学力に自信がない…という方は、2年制のカレッジや語学学校で一定レベルの英語を学んでから進学する、という流れになるでしょう。
カナダは州によって教育制度が異なるので、希望の大学の州の情報を早めに確認しておくことをおすすめします。
イギリスの大学の特徴や進学方法
イギリスの大学の特徴
- 入学時期は9月
- 日本の大学のような一般教養課程がなく、3年間で卒業が可能
- 大学のほとんどが国公立で、質の高い教育を受けられる
- IELTSで6.0~6.5、TOEFL iBT80~93程度の英語力が求められる
イギリスの大学への進学方法
- GCE-Aレベル(※1)を受験する
- ファウンデーションコース(※2)で進学の準備をする
- 日本の大学で一定期間を修了してから進学する
※1 GCE-Aレベル(General Certificate of Education Advanced Level)…イギリスの大学入学資格として認められている試験のことで、受験に必要な科目は希望する大学や学部によって異なる。
※2 ファウンデーションコース…大学に進学するための準備コースのこと。
大学に進学するために必要な基礎知識やスキルを身につけるためのコースで、各大学が設けている場合と、大学以外の教育機関が運営している場合があります。
日本から海外の大学へ進学する場合、ファウンデーションコースを経て入学する学生も多いです。
オーストラリアの大学の特徴や進学方法
オーストラリアの大学の特徴
- 入学時期は2月と7月
- 日本の大学のような一般教養課程がなく、3年間で卒業が可能
- 入学試験がなく、日本からでも書類審査に合格すれば入学可能
- 入学条件としてTOEFL iBT 80~96以上が求められることが多い
オーストラリアの大学への進学方法
- 日本の高校を卒業後、直接入学する
- 日本の大学に入学後、オーストラリアの大学に編入する
- ファウンデーションコースを経て大学に進学する
- 専門学校(TAFE:テイフ)でディプロマを取得してから大学に進学する
一定の語学力を満たしているなら、オーストラリアの大学に直接入学することも可能。
また、日本の大学に1年以上在籍することで、日本の大学からオーストラリアの大学に編入することもできます。
ほかにも、ファウンデーションコースやTAFEと呼ばれる専門学校で大学進学の資格を取得するという方法もありますよ!
ニュージーランドの大学の特徴や進学方法
ニュージーランドの大学の特徴
- 入学時期は2月と7月
- 教育水準を高く保つため、厳しい基準が設けられている
- 日本の大学のような一般教養課程がなく、3年間で卒業が可能
- 入学試験がなく、日本からでも書類審査に合格すれば入学可能
- 入学条件としてTOEFL iBT 80~96以上が求められることが多い
ニュージーランドの大学への進学方法
- 日本の高校を卒業後、直接入学する
- ファウンデーションコースを経て大学に進学する
- 専門学校(ポリテクニック)から大学に進学する
オーストラリアと似ている部分が多いですが、ニュージーランドにはポリテクニックという国立の専門学校があります。
就職に直結する資格だけでなく、大学編入のためのディプロマを取得することができますよ。
海外の大学に進学するために必要な語学力
海外への大学進学を考える際、「進学できるだけの語学力があるか不安…」と思う方も多いのでは?
こちらでは、海外の大学へ入学するときに必要な語学力についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
各大学で基準が設けられていることが多い
海外の大学に進学する場合、一般的には各大学で語学力の基準が設けられています。
英語圏の大学では、TOEFL iBT(トーフル・アイビーティ)やIELTS(アイエルツ)などの語学テストのスコアを基準にしていることが多いです。
具体的な基準は各大学によって異なりますが、ひとつの目安としては以下を参考にしてみてください。
語学テストのスコアの基準
- TOEFL iBT:70~100点以上
- IELTS:6.0~7.0
また、アメリカやオーストラリアでは、大学によって英検(実用英語技能検定)を入学時の認定として扱うことができる学校もありますよ!
英語力が足りない場合は?
「海外の大学へ進学したいけれど、今の英語力では難しい…」という場合でも、大学進学を実現に近づける方法があります。
こちらでは下記の2つの方法をご紹介します。
- 大学進学のための準備コースに進む
- 条件付き入学をする
ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 大学進学のための準備コースに進む
海外の大学へ直接進学することが難しい場合、進学のための準備コースに進んでから編入をするという方法があります。
進学のための準備コースとは、「ファウンデーションコース」や、専門学校などでのディプロマ取得など。
日本から海外の大学に進学する際は、この準備コースを経て大学に入学するケースが多いです。
より確実に海外の大学へ進学したい!という方は、ぜひ進学準備コースについても調べてみてくださいね。
また、自分の希望する大学が準備コースを設けているかなどの情報もチェックしておくようにしましょう。
2. 条件付き入学をする
条件付き入学とは、基準の語学力に満たない場合でも、大学が提示する条件をクリアすれば入学が許可される制度のことです。
条件の内容は、たとえば大学が指定するELSプログラムを受講する、指定された語学学校の授業で語学力を上げるなど。
条件付き入学では、大学への出願時に英語力が問われないという点が大きなポイントです。
ただし、条件付き入学を申請する際には、学力やその他の条件が考慮されることになります。
また、すべての大学が条件付き入学の制度を採用しているわけではありません。
進学したい大学の制度の有無、条件の内容などはしっかり把握しておくようにしましょう!
海外大学進学の手続きについて
海外の大学への進学が決まったら、書類の準備やビザの手配など、さまざまな手続きをする必要があります。
主にどのような手続きがあるのか、こちらでご紹介しているのでぜひご覧ください!
書類の準備について
海外の大学進学にあたって準備すべき書類は、大学によって指定されています。
こちらでは、一般的に海外の大学進学の際に必要となる書類をご紹介していますが、進学を希望する場合は各大学の入学要項をきちんと理解しておきましょう!
海外の大学進学に必要な書類の例
必要な書類 | 概要 |
---|---|
入学願書 | 各大学、学部が指定するもの。 学校によって形式などが異なる |
最終学歴の成績証明書 | 英文で記されたもの。 書類審査がある場合、最終学歴の成績が重視されることがある |
卒業証明書 | 英文で記されたもの。 出願時点で日本の学校に在学している場合は、卒業見込み証明書を提示する場合も |
語学力を証明するもの | TOEFLやIELTSなどのスコア |
推薦状 | 大学によって提出の有無が異なる。 出願時点で就職している場合は、職場の上司などに書いてもらうことも |
志望動機文やエッセイ | 学校によって提出の有無や内容が異なる |
預金残高証明書 | 進学するための一定の財力があるかを証明するもの |
申請料 | 学校によって異なる |
書類を提出する時期は?
大学進学に必要な書類は、出願時期に合わせて進学予定の大学に送付します。
出願時期は大学によって異なりますが、早いところだと10ヶ月前、遅くても6ヶ月前が〆切になります。
学校によっては、出願に必要な書類をそろえるのに時間がかかる場合も考えられます。
出願時期はしっかり把握した上で、余裕をもって準備を行うようにしましょう。
入学許可後の手続きについて
必要書類を大学に送り、無事に入学許可が発行されたらビザや現地の住居に関する手続きなどを行っていきます。
また、航空券の準備や海外保険の加入、奨学金を利用する場合は奨学金の手続きも進めていきましょう。
特に、進学する学校の寮などは使わず自分で滞在先を確保する場合は、早め早めに住まいを確保しておくと安心です。
公共施設や現地のお店など、現地情報もあわせて集めておくことをおすすめします。
保険への加入について
特に、大学進学などの長期滞在になると、病気やけが、トラブルに遭遇することもあるでしょう。
大学によっては、保険への加入を義務付けているところもあります。
大学生活を安心して送るためにも、海外保険にはしっかり入っておくようにしましょう!
海外保険に関する詳しい情報は、留学くらべ~るでもまとめているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
奨学金について
海外の大学進学を考えるにあたって、奨学金の利用を希望する方もいるのではないでしょうか。
奨学金は、日本国内の団体や各大学、また進学する海外の大学でも制度を設けていることがあります。
制度によって応募条件が異なるので、まずは海外の大学進学を支援する奨学金制度なのかを確認するようにしましょう。
「費用が高いから進学できない…」と思っていても、自分の条件に当てはまる奨学金があるかもしれません!
ぜひいろいろな情報を探してみてくださいね。
ほかにもある!大学留学のいろいろな方法
ひとくちに「大学留学」といっても、大学進学以外に休学留学や交換留学など、そのスタイルはさまざまです。
以下では、大学留学の方法についていくつかご紹介しています。
自分の目的に合った大学留学を見つけてみてくださいね。
休学・認定留学
休学留学とは、通っている日本の大学に在籍したまま、一定期間休学をして海外の大学へ留学すること。
認定留学とは、留学先の大学で取得した単位が日本の大学でも卒業単位として認められることです。
いずれも、日本の大学に籍を置いたまま留学が可能なスタイルです。
それぞれで特徴やメリットが異なるので、自分の進路や目的に合った留学を選んでいきましょう!
休学・認定留学のおすすめプログラム
サマースクールやボランティアプログラムなどを利用して短期の留学も!
「いきなり長期の留学よりも、まずは短期間だけ…」という場合は、各大学が設けているプログラムを探してみるのもいいでしょう。
サマースクールやボランティア、短期の海外研修など、学校によって開催されている留学プログラムはさまざまです。
また、海外には短期の留学プログラムを提供している語学学校も豊富にあります。
まずは短期で海外に渡航してみて、現地や学校の様子を知る…という方法もアリですね!
短期留学のおすすめプログラム
交換留学
交換留学は、在籍している日本の大学が協定を結んでいる各国の大学へ、一定期間留学をすること。
留学先の大学卒業が目的ではなく、また単位取得を重視するというよりも、交換留学を行う国同士の文化や考え方などを学ぶことを目的とすることが多いです。
在籍している大学の制度の一環として参加できるので、留学先での授業料などがかからないというメリットがあります。
留学先は、自分が在籍する大学が提携する国の学校に限られます。
休学留学や認定留学とは少しずつ意味が違ってくるので、自分がどのような目的・スタイルで留学したいのかを明確にしておくと決めやすいですよ
海外への大学進学に向けて動き出そう!
日本と海外の大学は、学ぶことのできる分野や教育スタイルなど、さまざまな違いがあります。
思い切って海外に飛び出してみることで、国際的視野が広がったり、海外ならではの驚きがあったり…見えてくるものはたくさん!
語学力や費用など、準備までにはいろいろなステップがありますが、海外の大学に興味のある方はぜひ進学に向けた一歩を踏み出してみてください。
日本にいては得られない貴重な経験が待っているかもしれません!
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たくさん取り寄せて、自分にぴったりの大学を見つけましょう!