【体験談】海外に拒否反応を示していた私が中国留学に!
2018.08.24
留学くらべーる編集部
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目次
今回ご紹介するのは、中国留学で海外ギライを克服したMAIMIさんの体験談です!
まったく海外に興味のなかったMAIMIさんが中国で留学したのには、どんな理由があったのでしょうか?また、実際に留学してみて、海外に対する偏見はどうなったのでしょうか?
海外に興味はないけど、何か自分を変えたいと考えている方は、ぜひ続きを読んでみてくださいね。
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | MAIMIさん |
渡航した年 | 2010~2011年 |
渡航先の国/都市 | 中国/上海 |
渡航時の年齢 | 21歳 |
外国に全く興味がないのにの中国留学を言い渡される!
2010年。私は短大生で、同級生はみんな就活の真っ最中。ですが、スポーツばかりしていた私はあまりにも社会で知らないことが多すぎて、まだ社会に出たくはなく…大学に編入したいと親に持ちかけたのがきっかけでした。
親からの返答はなんと編入ではなく、「中国留学にしなければ認めません」という驚きのものでした。
もともと、外国に興味がまったくなく、「日本人だし日本から出るつもりもないから、英語も頑張らなくていいや」とろくに英語も勉強してこなかった私です。泣いて嫌がりました。
当時は日本が一番安全で良い国だと思っていたので「中国で殺されたらどうすんの!」と激しく抵抗しました。今思えば偏見の塊です(笑)
外国への偏見を解くために
外国にあまり目を向けてこなかったため、外国について一切知らず、特に中国は連日報道されるニュースの内容が主な私の基礎知識でした。そのため、中国は日本が大嫌いですごく怖い国なんだと思い込んでいたのです。
実は父は数年ほど前から中国でよく仕事をしており、中国のことをよく知っていました。もちろん中国人の知り合いも多数いました。
だからこそ、私の偏見が真実なのかどうか、「一度旅行で中国へ行ってみて自分の目で本当がどうか確かめてみなさい。それでも中国が本当にそんな国なんだと思うのなら留学はしなくてもいい。」と譲歩してくれました。
数日滞在の旅行で、なおかつ父の知り合いもいてくれるのなら、と私は渋々OKし、留学する半年前に中国上海へ旅行として向かいました。
自分の目で確かめて見た中国
上海へ到着した私には驚きの連続でした。
ちょうど上海万博に向けて急ピッチで工事を進めており、工事現場ばかりではあったものの、私が考えていたような中国はそこにはありませんでした。
中国はちょうど経済成長の真っ只中で日本企業も多く進出しており、見慣れた光景と中国独自の光景が混ざり合ってはいました。そのため、日本と大きな違いを感じることはなく、単に言葉が違うだけのような感覚でした。
街中を歩いて買いものをしてみたり、観光名所を巡ったりと楽しく過ごす中、父の知り合いの方以外にもいろいろな中国の方と交流する機会もありました。通訳を通して彼らと話をしていく中で、私の偏見がどんどん解けてくのを感じました。そして通訳なしで自分が彼らと直接話すことができたらどんなに楽しいだろう、と考えられるようになりました。
ついに決めた中国留学
「私、上海で留学する。」
帰国してからの私の決断は早いものでした。そして入学書類を取り寄せたり、ビザの申請をしたり、ビザ申請のための健康診断を受けたりとバタバタと準備をし、2010年2月、私は上海へ渡りました。
しかし私には大きな壁がありました。中国語を勉強したこともなければ、英語も今までろくに勉強をしてこず、まったくコミュニケーションが取れない状態だったのです!
留学を決めてから、上海に来るまでに、ちょっとは勉強すればよかったのですが、「日本語で授業を受けられる」という情報を鵜呑みにし、「まあ大丈夫だろう」という非常に楽観的な考え方をしていたのが大きな原因です。中国の偏見が完全に解けたことでかなり油断していたとしか言いようがありません…。
中国でいきなり壁にぶつかる
実際に学校で授業が始まってからは、とにかく焦りました。初級クラスは英語と中国語を交えながらの授業。先生が何を言っているかまったく分からず、いつ宿題が出されているかも分からない状態。
授業が終われば先生に宿題が出たかどうかの確認をしに行き、なんとかジェスチャーでコミュニケーション。先生は外国人に慣れているので、なんとか成り立っていたのですが、一番悲しかったことはクラスメイトと会話ができないことでした。
日本以外の国の方は英語が堪能で、すぐに仲良くなっていました。覚えた中国語を時々混ぜながら、一緒にご飯を食べたり遊びに行ったり…。なんとか覚えた単語を使って話しかけても、返ってきた内容が聞き取れず、会話にならない…。私は本当に悔しく、猛勉強を開始しました。
とにかく練習あるのみ!
まず朝起きて予習。出るであろう新出単語を辞書で調べておきます。そして授業が終われば復習。
教科書は目を通すだけじゃなく、声に出して朗読します。何しろ音と発声方法も覚えないといけないので、教科書を読み上げることはすごく有効的な方法でした。
そしてある程度覚えたら、買い物に。
スーパーなどではなく、市場のような場所に行きます。そこで値段交渉を始め、いろいろと話しかけ、世間話などをするようにしました。私は一応お客さんなので、相手もしっかり話は聞いたり、ゆっくり発音したりしてくれました。
また、日本語学科で日本語を勉強している中国人を探し、お互い中国語と日本語を教え合う、という方法もとりました。
壁を乗り越えたその先に
そんな努力を重ね、3ヶ月を過ぎた頃、ある日突然聞き取れるようになりました!聞き取りができると会話が弾み、会話能力がどんどん上がっていきました。
やはり大事なのは覚えたことの実践です。実践を繰り返すことで、目には見えなくても確実にレベルは上がり、クラスメイトとも楽しく過ごせるようになりました。
世界各国から中国語を学びに来た友人たちは自分の国の話をしてくれますし、もちろん私も日本の話をします。それを聞いてみんなさまざまな質問をしてくるので、新しい日本の魅力を発見することができ、世界中の文化や魅力を知ることにも繋がりました。
そして何よりも、今私には世界中に友達がいます。どこの国へ行っても友人に会えるのです。これは本当にかけがえのない宝物です。
私が中国に留学して得たのは語学だけではありません。留学をして本当に良かったと思います。
まずは海外に触れることから始めよう!
いかがでしたか?
ご両親の考えから、中国留学を言い渡されたMAIMIさん。海外で生活し、いろいろな国の人たちと関わることで、海外の魅力や日本の良さを実感することができたようですね!
MAIMIさんのように、海外に対してどこか偏見がある方はきっといるはず!ですが、実際に触れることで自分の中にあるわだかまりがなくなっていくことに気づくでしょう。
何事も、経験しないうちから否定してしまうのはもったいないです!少しでも海外に興味があったら、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね♪