【体験談】実は留学先として魅力的!中国・マカオで異文化どっぷり交換留学!
2023.09.15
留学くらべーる編集部
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目次
今回ご紹介するのは、大学時代にマカオ大学に交換留学をしたSakiさんの体験談です。
マカオは中華人民共和国の特別行政区で、観光地として世界的にも有名!留学先としてはあまり知られていないマカオですが、Sakiさんは実際に留学してみて得られるものがたくさんあったのだと語ってくれました。
留学と言えば英語圏!という方でも、きっとためになる体験談なので、留学に少しでも興味のある方はぜひご覧ください。
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | Sakiさん |
渡航した年 | 2014 年8月〜2015年5月 |
渡航先の国 | 中華人民共和国/マカオ特別行政区 |
渡航時の年齢 | 21歳 |
イギリスに留学に行きたかった私がなぜマカオに?
もともと留学で英語を磨きたかった私。本場のイギリスで学びたいという考えから、イギリスへの交換留学に必要だったIELTS(アイエルツ)のスコアの条件を満たすために勉強を続けていました。
もちろん留学を考えていた当初は、自分がマカオに留学するなんて考えてもいませんでした。
それなのになぜマカオに留学することになったかというと、マカオ大学の新設された立派なキャンパスに留学第1期生として行けると知ったこと、そしてそこで改めて自分がなぜ留学に行きたいのか見直したことがきっかけでした。
そこで留学の目的を整理した結果、
●常に英語でしゃべる環境に自分を置きたい
●所属大学では受けられない自分の興味のある授業を受けたい
●比較文化学科の学生として異文化の中に身を置き、国際的な視座を得たい
という3点にまとまりました。
実は留学に行きたい理由を全部クリアしてたマカオ!
もちろんイギリスの英語を身につけたいなら、イギリスに行くのが一番だと思うのですが、マカオ大学も授業はすべて英語です。しかも、英語圏を含むさまざまな国の留学生が来ることが事前のリサーチでわかり、いろんな国の子と英語で話せることに気づきました。
さらに調べていく中で、興味があったにも関わらず自分の大学では学べなかったジャーナリズム関連の講義もあることがわかりました。
また、自分が第二外国語として頑張ってきた中国語も活かせることがわかり、1999年までポルトガル領だったマカオでハイブリッドな文化の中にどっぷり浸かり、国際的な環境の中で自分がどれだけやれるか試してみたいと思ったのです。
マカオは予想以上に異文化!街中は広東語しか通じない別世界だった!
マカオは観光地として人気だから少しは英語も通じるでしょと思っていたところ、ホテルなど観光客の多い場所以外ではまったく通じませんでした。
しばらくやってなかったせいか中国語さえあまり通じず、最初は買い物をするのも食事を食べるのも大苦戦。まず、広東語で言われると、値段が全然聞き取れなかったのです。
また、授業中は英語でも、授業が終わると地元の子は広東語でしゃべりはじめます。留学生の子とは英語で話せるため会話に入れるのですが、英語が得意ではない地元の子とはなかなか仲良くなれずにいました。
その地で出会った新しい言語も学んでみることで留学はどんどん楽しくなる!
マカオでは社会学部コミュニケーション学科に所属し、メディア関連の講義を主に受けていました。ジャーナリズムの授業ではイギリスで新聞記者をしていた先生からニュース原稿を書いて添削を受けたり、いろんな国の子とニュースや文化について議論することができました。
日本と違うのは、さまざまなバックグラウンドを持つ学生と話ができるので、同じような授業を受けても全然違う学び方ができるということです。
例えば広告学の授業では、さまざまな広告を調べて分析し、最後は実際の企業に提案するつもりで広告キャンペーンのプレゼンをしたのですが、出身が違うので自分を取り巻いてきた広告もまったく違います。意見もさまざまな観点から出てきて、とても面白かったです。
また、自分の所属大学では文学部に所属していたのですが、マカオで文学を学んでいる学生と話せることで新たな気づきもありました。
英語のネイティブではないから同じ苦労を分かち合える!
英語をやるなら英語圏にというイメージがあると思いますが、速いスピードの英語に慣れていない状態だといきなり英語圏で専門分野の英語を使った授業に入るのはきつい場合もあります。
一方で、マカオのように英語が母国語ではない地域の大学では、英語を使った授業で難しいと感じる部分は先生が少しゆっくり授業をしてくれたり、わからない部分があっても同じクラスの子に聞くとわかりやすく言い換えて教えてくれたりして、すごく助かりました。
マカオでは義務教育として日本よりも長く英語を学ぶので、ネイティブレベルの子もいっぱいいるのですが、みんな同じように頑張って英語を身につけてきた仲間だからこそ自然と助け合えるんだと思います!
留学先で悩んでる人、英語圏の国で決めちゃっている人は視野を広げてみて!
私がマカオで留学してみて良かったことは、いろんな国からきた留学生と仲が良くなれたことや、英語はもちろん、中国語も広東語も上達することができたことです。
また、マカオでは食べ歩きや世界遺産巡りを楽しみながら、ポルトガルやマカオ独自の文化などさまざまな文化に触れられました。アジアにいくと、英語のなまりをうつされそうとか、本場の英語には通用しないと思う人も多いと思いますが、ネイティブの先生やネイティブの留学生もいるので、英語の発音やスピードを鍛えることはできます。
それに、それぞれの国に独特のなまりがあるので、今の時代、国際的に活躍したいなら、さまざまななまりのある英語を聞き分けられることも立派なストロングポイントだと思います!ぜひ留学先を選ぶ時にはいろんな国を調べて検討してみてくださいね!
留学の目的を明確に決めることも大切!
いかがでしたか?
中国の特別行政区であるマカオに留学したSakiさんの体験談をお届けしました!
もともとはイギリス留学に向かって勉強をしていたSakiさんでしたが、自分の目的を見直すことで留学先をマカオへと変更します。その結果、イギリス留学では得られなかったであろう中国語や広東語のスキルまで向上することができたようです。
留学先にお悩みの方は、自分の目的を達成するのにぴったりの国はどこなのかという視点で考えると、より具体的な留学プランを立てることができるかもしれません。
『留学くらべ~る』では英語圏以外のプログラムも多数ご用意しているので、自分に合ったプログラムはないかどうか、ぜひ探してみてくださいね♪