【体験談】イタリアへ語学留学!フィレンツェを満喫するポイントとは
2018.08.28
留学くらべーる編集部
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目次
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | belさん |
渡航した年月 | 1998年1月 |
渡航期間 | 1年間 |
渡航先の国/都市 | イタリア/フィレンツェ |
渡航時の年齢 | 27歳 |
行く前に要チェック!イタリアで留学を成功させるには?
まずは語学から!
ひとくちに「留学」といっても、目的は人それぞれです。
イタリアのフィレンツェは、外国人を受け入れる美術、芸術系の学校もたくさんありますが、基本的に学校で使われる言葉はイタリア語です。
つまり、イタリア語をある程度理解していないと、学校へ行っても先生が何を言っているのか分からない…などということも起こりかねません。
それでは、せっかく高い授業料を払っても受けるものも無駄になってしまいます。
日本である程度の語学力を身に着けてきているのでなければ、最初の数か月は語学学校に通って、イタリア語に慣れ親しむことが大切です。
文法に強い日本人。
ですが、本は読めても「言葉が聞き取れない」「話せない」では、生活が難しいのが現状です。
フィレンツェの語学学校
たくさんある中で1つの学校を選ぶのはなかなか難しいものですが、日本のイタリア語学校が紹介してくれるような学校ならば安心ですよね。
シェアルームを斡旋してくれる学校もありますので、最初から最後まで自分で探して決めるのが大変だな…という方は、利用する価値があると思います。
語学レベルでクラス分け、だから安心♪
語学学校は、基本的に随時入学できるようになっています。
まずは、先生と簡単な面接などをして語学レベルにあったクラスに編入されます。
同じようなレベルの生徒たちの中で勉強するわけですから、間違えても気にすることはありません!気持ちも楽です。
私の通った学校では、日本人が全体の2割ほどで、欧米諸国からも多くの人たちが勉強に来ていました。
毎日顔を合わせて勉強をするので、すぐに友達になれます。
慣れないイタリア語を使って、みんなで一生懸命コミュニケーションをとるのは楽しいものです。
イタリア語を勉強し、すぐに友達との会話で実践する…その繰り返しでみるみるうちに上達すること間違いなしです!
ボンジョルノ イタリア!
挨拶はコミュニケーションの始まりです
イタリア人に抱くイメージとしてまず思いつくのが、「陽気」とか「気さく」などと言う言葉でしょう。
ブーツの形をした国の下から上まで、実際はその地域ごとに少しずつ人々の気質が違うといいます。
たとえば、南イタリアの代表的な街、ナポリでは人々は陽気で気さく、開放的な性格の人が多い。
ローマ、フィレンツェ、ミラノと北上するにつれ、人々の性格は閉鎖的になっていくと言われています。
もちろん気質には個人差がありますから、一概には言えませんが...。
性格がどうであろうと、1つだけ共通していえることは、イタリア人は日常の挨拶をとても大切にするということです。
ボンジョルノから始めよう!
朝のバールにちょっと立ち寄ってみればすぐに分かるでしょう。
「ボンジョルノ!」や「チャオ!」が飛び交っています。
朝のあわただしい時間でも、エスプレッソやカプチーノのカップを片手に、バールカウンターで立ち飲みをしながらみんなおしゃべりに大忙し!
顔見知りはもちろんのこと、たまたま隣に居合わせた人同士が、バリスタを交えて他愛もない会話で盛り上がる♪なんてことも日常の風景です。
友達を作るキーワード!
勇気を出して「ボンジョルノ!」。
そこからイタリアでの人間関係は広がっていきます。
上手に話せなくても大丈夫。
「きみは日本のどこから来たの?」「日本の経済状況はどうだい?」
子どものように目を輝かせた人々が、この街には溢れています。
イタリア留学~住む街を選ぶ~
目的にあった街選びを!
イタリアにはローマやミラノをはじめ、フィレンツェ、ベネツィア、ナポリなど観光地として有名な都市がいくつも点在しています。
なかでも、語学を勉強する際によく勧められるのが、フィレンツェやシエナです。
どの国も同じですが、イタリアでもそれぞれの地方ごとに発音や言い回しに違いがあり、特に南に行けばいくほど方言がきつくなるようです。
その中にあって、一番標準的で美しく正確なイタリア語を学ぶのであれば、シエナが良いとされています。
シエナはフィレンツェの南60キロに位置する同じトスカーナ州の田舎町ですが、ここにはシエナ外国人大学があり、イタリア語を学びたい外国人を多く受け入れています。
迷う街選び
留学を決めた時点で、果たしてシエナに行くべきか、フィレンツェに行くべきかかなり迷いました。
最終的にフィレンツェに決めた理由は、街が多少大きい方が、すべてにおいて選択の幅が広がるのではないか?ということでした。
最低1年間は滞在する予定で、語学と美術系の学校に通いたいと考えていたため、結果的には正解だったと思っています。
留学途中で街を変わることは、容易なことではありません。
ビザや滞在許可のことを考えると、留学先は出発前にそれぞれの目的に応じて考えることをおすすめします。
それでもやっぱり訛ってる?
シエナにしろフィレンツェにしろ、トスカーナ地方にも他に違わず、かなり独特の訛り(発音)があります。
ローマやミラノに立ち寄った際に、バールなどで「君、トスカーナ地方から来たね?」と、からかい気味に言われたことも!
それでもやっぱり標準的なイタリア語なのでしょうか…?
フィレンツェの青空市場
露天商で埋め尽くされる広場
フィレンツェでは、街中のあちらこちらの広場でさまざまな青空市場が立ちます。
なかでも有名なのは、チョンピ広場やサントスピリト広場の蚤の市、工芸品等を扱ったサンロレンツォ市場、土産物を扱うメルカートヌォーボ…などなど。
ですが、規模の大きさで言えば一番見ごたえのある市場は、カッシーネ公園の市場でしょう!
天気の良い日は散歩がてらに...
カッシーネ公園は、アルノ川沿いにあるフィレンツェの市民の憩いの場です。
毎週火曜日の朝になると、およそ全長2キロメートルにわたって、公園内の大きな歩道の両側にずらりと露店が並びます。
生鮮食品、サラミやハムなどの加工肉、チーズやオイル、衣類、靴、金物、玩具、工芸品、生花...そのバリエーションの豊かさに目を奪われます。
イタリア語の勉強を兼ねて、お店の人と値段交渉などをしながらゆっくりと露店を眺めて歩くのも楽しいひと時です。
掘り出し物が見つかるかも!?
便利で安い大型スーパーに行けば、大概の物は買うことができます。
ですが、市場でよく目を凝らしてみると、掘り出し物に出会えるかもしれません。
自家製瓶詰ジャムや、ハーブ入り手作り石鹸、様々な種類のハチミツを売るいくつかの露店が私のお気に入り。
買ってもよし、買わなくてもよし。
眺めているだけで心躍ります♪
自転車で満喫!イタリアの街
フィレンツェの交通手段
ローマやミラノといった大都市と違って、フィレンツェはその中心地だけを考えれば本当にこじんまりとした街です。 地下鉄などありません。
市バスの路線はかなりの数があり、どこへ行くにも一見便利ですが、そこはイタリア。
時間通りにバスが来ればラッキーです。
自転車で行動範囲を広げよう!
街の小さな自転車修理屋さんやリサイクルショップに行けば、格安で中古の自転車が手に入ります。
お店のおじさんと値段交渉をするのも一つの楽しみ。
ここで一緒に手に入れておかなければならない物は、できるだけ頑丈な鍵!
残念ながら治安が良いとは言えないフィレンツェでは、油断すれば一晩で自転車は盗まれてしまいます。
それさえ気を付ければ、街を堪能できる範囲が大きく広がります♪
頑丈な自転車を買いましょう!
ただ、フィレンツェは古い石畳の街です。
ガタゴトガタゴト…お尻への振動が耐えられそうにない方は、ママチャリではなくマウンテンバイクをおすすめします!
夕方のバールでアペリティーヴォ~イタリア人の癒しの時間~
夕食の時間が遅いイタリア人
一概には言えませんが、日本では一般的に食事の時間というと、昼は12~1時前後、夜は6~7時前後というところでしょうか。
イタリア人の食事時間は、日本人とは若干のズレがあります。
昼食は、1~2時が一般的です。
夕食に至っては、8時過ぎから9時あたりにレストランの予約はピークを迎えるといった感じ。
夕方6時に開店しているレストランは、残念ながらほぼ一軒もないと言っていいでしょう。
1日の疲れを癒すアペリティーヴォ
とはいっても、イタリア人も人の子です。
昼食を1時過ぎにとり、夜8時9時まで何も口にしないのでは小腹が空いてきます。
そこで活躍するのが、バールのアペリティーヴォです。
アペリティーヴォとは、食前酒を意味するイタリア語ですが、ここで意味するのは簡単な軽食ビュッフェつきの食前酒のこと。
夜6時過ぎあたりから8時くらいまでの間、バールのカウンターにバラエティに富んだミニ前菜やスナックがずらりと並びます。
夕食前に軽く1杯!
仕事を終えた人々がバールに立ち寄り、スプマンテ(シャンパンの様な発泡ワイン)やカンパリソーダなどを片手に、アペリティーヴォを楽しみます。
多くの場合、バールでアルコールの類をオーダーすると、アペリティーヴォのビュッフェを楽しむことができます。
ただし、一等地のお洒落なバール等には、少々値の張るアぺリティーヴォもあります。
イタリアの街歩きでは、スリにご用心!
1年中観光客でにぎわう街
フィレンツェの街は1年中、世界中から訪れる観光客でごった返しています。
特に有名な観光スポットの周辺は、時にまっすぐ歩くことさえままならない状態です。
ベッキオ橋の上は時間帯によっては満員電車の中のようだし、ウフィッツィ美術館の入り口はいつも長蛇の列!
自分は大丈夫って思っていませんか?
残念ながら、スリや置き引き・物乞いで生計を立てる移民が少なからずいる国なので、人ごみに身を置くときや、列に並んでいるときなどは十分気を付けなければなりません。
バスや電車の中も同様です。
「自分は平気だろう」という気持ちは、この際すっかり捨ててしまいましょう!
ナイロンバッグなどを肩からかけていると、後ろからカッター等でバッグを切り裂き、財布だけ抜いていく…などと言う乱暴なスリもいます(私の友人がその手口で2度もバッグを切り裂かれました!)。
スリには遭わなくとも、背負っていたリュック(もうこの時点で不用心!)にチョコレートがべったりと塗りたくってあったことも。
日本の常識は通用しません!
心構えさえできていれば、危険なことや不快なことを避けることは十分できます。
日本とは全く異なる世界に身を置いているという自覚は大切なのです。