【体験談】家族の反対やハプニングにも負けず、語学留学に挑戦!~イギリス留学奮闘記~
2018.08.24
留学くらべーる編集部
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目次
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | sugarさん |
渡航した年月 | 2000年1月 |
渡航期間 | 3年間 |
渡航先の国/都市 | イギリス/ロンドン |
渡航時の年齢 | 25歳 |
反対されても諦めない!思い立ったらレッツゴー!
卒業旅行で、2週間ほど語学学校に申し込みプチ海外留学を経験。
その後留学に興味を持ち、大学卒業後は留学したいということを両親に伝えました。
両親の答えはもちろんNO!
理由は大学で学んだことと留学はまったく違うジャンルで、何のために4年間大学で学んだのだと怒られました…(正論ですね)。
その後、「本当に行きたいのであれば就職して留学費用を自分で貯めてからもう一度説得しにきなさい」と救いの言葉をもらい、一生懸命3年間働いてお金を貯め、再び親を説得しました。
両親の承諾も得て
OKをもらった私は、留学するための準備を早速始めました。
留学エージェントの力を借りて学校を申し込み、卒業旅行の際にお世話になったホストマザーに直接コンタクトをとり、最初の数週間ステイさせてもらいたいとお願いしました。
ある程度の必要な荷物を郵送で送ってフライトチケットを購入し、準備は万端。
向かう先はイギリスです!
到着早々、思わぬトラブル!?
私が到着したのは、年が明けたばかりの寒い寒い冬のロンドン。
時間はまだ夕方なのに、夜のように真っ暗でした。
空港からホームステイ先まで地下鉄を乗り継ぎ約1時間、大きな荷物を抱えやっとのことホストファミリーのもとへ到着。
緊張しながらドアベルを鳴らすと、数年前にお世話になったホストマザーがハグをして大歓迎してくれました。
久々の再会を喜び、さあ今から暖かい部屋に入り片言ながらも頑張って英語で会話しよう!
そう思ったとき、ホストマザーから「悪いニュースがあるの」の一言が…。
え!お湯が出ないの!?
悪いニュースは私にとって予想もしてないことでした。
なんとホストマザーいわく、「セントラルヒーターが壊れて家中お湯が出ないから、あなたをステイさせることができないの…」と。
耳を疑いましたが、どうしようもない事実です。
寒い中、空港から重い荷物を抱え疲れ切った私はお風呂なんてどうでもよく、「とりあえず数日ステイさせてほしい、それまでに他の滞在場所を見つけるので」とお願いし、2~3日はコンロで沸かしたお湯でタオルを絞り体を拭いてどうにか過ごしました。
とにかく生きていかなくちゃ!
幸い別の知人宅にお世話になることになった私は、早速アルバイトと家探しを始めました。
もともと留学前に貯めていたお金は、これから数年間を予定するロンドンでの生活費や毎年の学費すべてを賄うほどまではありませんでした。
そのため、着いたらすぐにアルバイトを探す予定でしたが、予定していた家もなくなったので同時に家も探さないといけない状況に。
落ち込んでいる暇はありません!
家と仕事先をゲット!
ある日、持って帰ったフリーペーパーに1つの求人を見つけました。
それには「オーペア募集」と書かれており、内容は住み込みのアルバイトでした。
オーペア(au-pair)とは、ホストファミリーの子どもの面倒や家事の手伝いをする仕事で、フランス語から来ている言葉だそうです。
週に5日、1日3~4時間程度の仕事でした。
「部屋が提供されお給料ももらえる♪」と、すぐに面接に行き、ありがたいことに即採用となったので、無事に家も仕事もゲットしました。
月日が経ち、再び仕事と家探し
それから1年が経ち、アルバイトのおかげで日々使う英語を学べ生活にも慣れ、ありがたいことに学校や仕事を通して友人も増えました。
そんなある日、ホストファミリーの転勤が決まり、またまた仕事と住居を同時に探さないといけなくなった私。
ファミリーから紹介された別のファミリーの仕事のオファーを断り、次のステップへ向けて違う種類の仕事探しを始めました。
学校で同じクラスの友達に少しの間ルームシェアしてもらい、自分で作成した履歴書片手に興味のあるお店に求人があるか聞いて回ります。
数週間後、アパレルショップのオーナーのご厚意で雇ってもらいました(日本人は初めてだったとのことで、オーナーも最初は不安だったと思います)。
多くの人たちに支えられた!出会いは一生の宝物
接客業なので迷惑のかからないよう一生懸命英語を勉強し(特にショップでの専門用語など)、積極的に働いた努力が実ったのか、1年働いて辞めるときには臨時の退職金も頂きました。
一番嬉しかったのは今後は日本人を雇いたいと思ったと言われたことです!
そして最後のステップは友人からオファーを頂いたホテルのレセプション業務のチャレンジでした。
これまでの仕事と違い、ホテルでの接客は英語力の乏しさを実感させられ深く落ち込むこともありましたが、同僚の言葉をまねて使うなどして1年間続けました。
これまでの経験は、すべて友人や周囲の方々のおかげで経験できたもので、決して自分の力だけではできない貴重な経験でした。
帰国に向けての準備
留学して3年が経つ頃には、だんだん帰国の時期を考え始めました。
帰国後の就職のことも考えると、30歳までには帰国しようと。
イギリスに来て最初は住み込みのオーペアから始め、ショップアシスタント、ホテルレセプショニストとアルバイトのステップを踏み、自分の中でそろそろ帰国に向けて何をすればよいのかを考えました。
まずはTOEICのテストを受験。
「ある程度の成績を残さねば」と思い、まずはまったく勉強せず受けてみることにしました。
TOEICテストも何とか乗り切り、ついに帰国
結果は散々…これはテスト用の勉強をする必要あり、と実感しました。
この留学期間に友達やアルバイトでの人との交流、そしてテレビで同じ番組を分からないなりに毎日観ていた成果なのか、リスニングのテストは成績が良かったです。
ですので、問題集1冊を何度も繰り返し解き、時間配分の練習をして3か月後にはとりあえず履歴書に書ける程度の点数を取りました。
そして2つ目のショップと3つ目のホテルでリファレンス(推薦状)を作成してもらい、楽しくまたハプニングもあったイギリス生活にピリオドを打ち、日本へ帰国することに。
日本での就職
帰国後はゆっくりする暇もなく、すぐに就職活動をスタート!
まずは履歴書を作成し、情報誌やパソコンで探したりハローワークに行ったりしました。
せっかく数年間イギリスに語学留学をしたのだから、「できることなら英語に携わる仕事をしたい」という気持ちで数社受けました。
それから4か月後、企業から採用の連絡があり大変喜んだのを覚えています。
充実した日々の中で
外国人の従業員と英語での打ち合わせやメール、そして電話もする毎日です。
最初は専門用語も含め分からないことが多いうえに、英語で電話をするのはあまり得意ではなかったので緊張しっぱなしでした。
ですが、やり甲斐がある仕事で毎日充実しています。
もし親にNOと言われた時点で留学を諦めていたら、こちらの分野での仕事に携わることはできなかっただろうと思います。
やはり「やりたい!」と思うことを実現してよかったなと改めて感じました。
留学を振り返って
ハプニングも多々ありましたが、この留学が失敗したなとか、やはり留学しなければよかったとは決して思いません。
むしろ私の財産となって残っています。
私が常に思っていることは、「未来は何が起こるかわからないからおもしろい」です。
確かに不安な気持ちになることもあります。
ただ、それ以上にワクワクする気持ちの方が勝ってしまい行動に移していることがほとんどです。
逆境を力に変える!
誰でも、なるべくなら失敗はしたくないですよね。
私も失敗したら少しの間落ち込みます。
ですが、失敗も後になれば笑い話、そして失敗があるからこその成長もあります。
私の場合は、できるときにたくさんのことを挑戦したことで、自分自身の自信となり、人生の満足感も得られたと思います。
これからも、この気持ちを持って、多くの方に夢や興味を持ったことにチャレンジしていきたいです。