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TOEICは就職やキャリアアップに影響するのか?

2018.11.06

留学くらべーる編集部

TOEICは就職やキャリアアップに影響するのか?
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英語力を測るための試験といえば、TOEICが有名ですが、TOEICは英語力を試すためだけではなく、その結果が大学入試や就職活動で合否の参考にされることもあります。

これから就職を控える方やキャリアアップを目指す方にとって、「TOEICが就職や昇進にどれほど影響するのか」というのは気になりますよね。

今回は、TOEICのスコアが就職・キャリアアップにどのような影響を与えるのかをまとめていますので、ぜひご参考ください。

そもそもTOEICってどんなテスト?

TOEIC(Test of English for International Communication)とは、国籍を問わず、どの国やどの文化圏に住む受験者でも、世界共通の基準で英語力を測定できるテストです。

およそ160ヶ国で実施されており、日本国内だけでなくグローバルで英語力の証明に利用できます。
海外の大学に進学する際、学生の英語力を見る判断材料として使われることもあるんですよ!

TOEICのテストはスコアで結果が出るため、「合格」「不合格」の判断がありません。
自身の英語力をより正確に把握するためのものとして、毎年多くの方が受験しています。

TOEICは就職やキャリアアップに重要なの?

では、世界基準で英語力を測ることができるTOEICは、日本での就職やキャリアアップに影響を与えるのでしょうか?

TOEICを実施するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が行った調査「上場企業における英語活用実態調査 2013年」の結果を元に、TOEICと就職の関係をまとめてみました!

日本の企業ではTOEICが活用されているの?

IIBCが2013年に行った調査によると、国内のアンケート対象企業のおよそ6割が「TOEICテストの結果を利用している」と回答しました。

また、企業の約30%は「新入社員の採用試験で、TOEICを含む何らかの英語試験を実施している」と回答。
入社試験の中で英語テストを行っている企業が、約3分の1を占める結果となっています。

企業が社員に求めるTOEICスコアはどのくらい?

海外での勤務に必要なコミュニケーション能力として、企業が社員に求めるTOEICスコアは

  • 500~595点:24.7%
  • 600~695点:20.9%

という結果となり、500~695点で半数を占める回答が得られています。
TOEICの最高スコアは990点なので、約5.5~7割の結果が求められていることになります。

入社時にTOEICの結果は参考にされるの?

「採用時にTOEICスコアを参考にするか」というアンケートの結果によると、

  • 参考にしている:27.6%
  • 参考にすることがある:41.7%

およそ7割の企業が、入社希望者が提出したTOEICスコアを参考にしていることが分かっています。

また、新入社員が入社するときに期待するTOEICスコアは565点という結果も出ています。
中途採用者まで含めると、期待スコアの平均は640点ほどまでに上がります。

入社時の期待スコア(平均)

2011年 2013年
新入社員 550点 565点
中途採用社員 600点 710点

異動や昇進・昇格にもTOEICは影響する?

企業のおよそ2割が、異動や昇進・昇格を決めるときにTOEICを要件にしていると回答しました。

「要件にはしていないが、将来はそうする(要件にする)可能性がある」と回答した企業も半数近くを占めています。
これらは2013年時のデータなので、現在はより多くの企業が、異動や昇進・昇格の要件にTOEICを用いていることも考えられます。

仕事風景

どんな会社がTOEICを活用しているの?

では、実際にどんな企業がTOEICを活用しているのでしょうか。
こちらでは、国内の大手企業4社をピックアップし、TOEICの活用事例をご紹介しています。

就職を希望する会社がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

楽天株式会社

インターネットサービスを展開する大手IT企業「楽天株式会社」。

楽天株式会社では、新入社員のエントリーの時点ではTOEICスコアの有無は求めていません。
ただし、入社までに800点のTOEICスコアを取得してもらうことを提示しています。

「グローバルイノベーションカンパニー」のビジョンを掲げる企業らしく、高い英語力が必要とされているのですね。

日産自動車株式会社

日本を代表する大手自動車メーカー「日産自動車株式会社」は、アジア・北米・中南米・ヨーロッパ・アフリカと世界各地に事業所を有しているグローバル企業!

そんな日産自動車株式会社では、ビジネス英語スキルとして730点のTOEICスコア取得を推奨しています。
世界をまたいで事業を展開しているので、求められる英語力も高めです。

株式会社ニトリホールディングス

採用だけでなく、入社後の研修でもTOEICを活用している企業もありますよ。

家具・インテリア用品の販売を行っている「株式会社ニトリホールディングス」では、「グローバルトレーニー制度」を実施。
世界で活躍する人財の育成を目的に、選抜者が海外赴任し実務経験を積みます。

この制度では、700点以上のTOEICスコア、または中国語検定HSKの4級以上が要件として挙げられています。

全日本空輸株式会社(ANA)

国際関係の仕事を考えるなら、一度は客室乗務員に憧れをもつ方も多いのではないでしょか。

大手航空会社「全日本空輸株式会社(ANA)」は、客室乗務員採用にあたってTOEIC*600点*程度以上の英語力を求めています。
人財戦略の柱に「グローバル」を掲げている企業でも、やはりTOEICが社員採用で参考にされています。

航空会社で働く

気になる!新入社員がもっているTOEICスコアはどれくらい?

実際、新入社員はどれくらいのTOEICスコアをもっているんだろう…というのも気になりますよね。

最後に、IIBCが2018年に行った調査データをもとに、新入社員のTOEICスコア状況をお届けします!
スコアの目標を立てる際の参考にしてみてくださいね。

新入社員と内定者のTOEICスコアは?

2018年4月から5月にかけてTOEICを受験した新入社員のデータによると、受験者数約25,000人の平均スコアは489点だったことが分かっています。

一方、2017年10月から12月に受験した内定者のデータでは、約10,000人の受験者の平均スコアは538点
新入社員より50点ほど高い結果となっています。

新入社員と一般社員の業種別スコアは?

新入社員のTOEICスコアを業種別に見てみると、

  • 公共団体
  • マスメディア
  • 鉱業
  • 鉄鋼
  • 窯業

などの業種でより高いTOEICスコアを取得しています。
一方、一般社員では「マスメディア」「公共団体」「水産・農林」「サービス」「商社」などの職種でTOEICスコアが高く、新入社員とはやや異なった分布となっています。

なお、公共団体とマスメディアについては、新入社員も一般社員もTOEICスコアの結果が600点超えという結果に!
他の業種と比べると受験者数は決して多くはないにも関わらず、高い結果が見られます。

就職やキャリアアップにTOEICスコアが求められることも!

いかがでしたか?

採用や企業の研修など、何らかの形でTOEICスコアを参考している会社は一定数あります。
参考データには2013年時のものもあるので、現在TOEICを活用している企業はもっと増えているかもしれませんね!

グローバル化が進む現代、海外事業に携わる、お客様や従業員に外国人がいるという状況も珍しくなくなっています。

「国際関係の仕事に就きたい」という方はもちろん、「就職後もキャリアアップを重ねたい」「いずれは海外勤務も視野に入れている」とお考えの方も、TOEICの受験に向けてさっそく動き出してみてはいかがでしょう。

下記では、英語学習や英語力アップにまつわる記事もご紹介しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。

参照元:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 公式データ・資料

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