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チップってどうすればいいの?海外で役立つ豆知識をご紹介!

2023.10.19

留学くらべーる編集部

チップがある国はどこ?知らないと困る海外のチップ事情をご紹介
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国によって異なる文化や習慣のひとつで、私たち日本人を悩ませる存在である「チップ」。
日本にはない文化なので、旅行や留学で海外に渡航した際に困っちゃって…という方もいるのでは?

そこで今回は、チップに関する基礎知識をまとめました!
これから海外に行く予定があるという方、改めておさらいしておきたいという方、ぜひチェックしてくださいね♪

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そもそもチップとは?何に対して支払うの?

チップとは、受けたサービスに対して感謝の気持ちを示す心づけのようなものです。

日本でも旅館などで心づけを渡すことがありますが、チップはまた違う習慣のひとつ。
海外ではチップを給与の一部として扱うという考え方もあり、サービスへの対価を支払っているという認識のもと、チップを渡します。

また、チップ(tip)の語源は「To insure promptness(迅速性を保証する)」もしくは「Take it please(納めてください)」と考えられています。
迅速性を保証するためにチップを納めてください…と考えてみると、分かりやすいかもしれませんね♪

チップの習慣は国によって違う!チップが必要な国はどこ?

日本ではチップの習慣がないように、チップの文化は国によって異なります。

状況によってチップの要不要は変わってくるため一概には言えませんが、ざっくりと見ていきましょう!

チップが必要な国

  • アメリカ
  • カナダ
  • イギリス
  • ドイツ
  • フランス
  • 香港
  • エジプト
  • アラブ首長国連邦(UAE)

チップが不要な国

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • フィジー
  • 韓国
  • 台湾
  • 中国

チップの地域別特徴

チップの習慣は、特にカナダ・アメリカのような北アメリカや、ヨーロッパ、中東の地域に多く見られます。
また、イギリスの影響を濃く受けている香港のように、アジアの中でもチップが必要な場合もあります。

もちろんその地域すべてでチップが必要というわけではなく、飲食店では必要、サービスの内容によっては必要といったように国によっても細かく異なります。

留学や旅行が決まったら、その国のチップ文化について一度調べてみると良いですね♪

チップ

チップの支払いが必要な場面アレコレ

次に、チップの支払いが必要な場面として代表的な3つをご紹介します。
いろんなシーンでチップを渡すので、しっかり確認しておきましょう!
チップの相場に関しては、アメリカ(1ドル110円)を例にしています。

ホテル

ホテルは最もチップを払う回数が多い場所と言っても過言ではないかもしれません。

まずは客室へ荷物の運搬や案内してくれるベルボーイやポーター、ドアマン。
そしてルームサービスを頼んだときやコンシェルジュに何か依頼したときなど、さまざまな場面でチップを渡します。

ホテルで支払うチップの相場

  • ドアマンが荷物を運んでくれたとき:荷物1つにつき1~3ドル
  • ルームサービスを運んでくれたとき:1~2ドル
  • 部屋を掃除してもらったとき:1~5ドル
  • コンシェルジュに相談したとき:5~10ドル

レストラン

レストランでもチップが必要ですが、自分で片づけまで行うファーストフード店で店員さんに渡す必要はありません。
ファーストフード店の場合は、レジの近くにある入れ物に入れておきます。

通常は、テーブルに現金を置いて帰るか、レシートにチップ代を記入してカードで食事代と合わせて支払うかです。

レストランで支払うチップの相場

  • ビュッフェスタイルのレストラン:総額の10~15%
  • 一般的なレストラン:総額の15~20%
  • 高級なレストラン:総額の20~25%

タクシー

タクシーでは、支払いのタイミングでチップを渡します。
スーツケースなど大きな荷物を運んでくれたり、待たせてしまったりしたときは、相場よりも多めに渡すことで感謝を伝えます。

また、最近では個人配車サービスのUberも人気ですが、Uberではチップを渡す必要がありません。

Uberについて詳しくはこちら

タクシーで支払うチップの相場

  • メーター金額の15~20%
  • 移動距離が短い場合は1~3ドル程度

その他にこんな場面も!

上記以外にも、いろんな場面でチップを渡します。

例えば美容室やエステなどで対応してくれた相手には総額の15~20%、バーでお酒を作ってくれた相手には1杯あたり1~2ドルと、場面ごとに適した額があります。

また、高級ホテルではトイレにも係がついている場合があります。
その時は、利用した後に1ドル程度を渡すようにしましょう。

チップ

チップをスムーズに支払うコツ

チップの文化に慣れるまでは、なかなかスムーズに渡すことができないかもしれません。
こちらでいくつかのコツを確認して、できるだけ早く習慣づけるようにしたいですね♪

少額の紙幣や小銭をあらかじめ用意!

クレジットカードが利用できる場所であれば問題ありませんが、現金でしか対応できないところでは少額の紙幣や小銭を持っていることがかなり大切です。

特に英語など現地の言葉に不慣れだと、お釣りの交渉などがうまく伝わらない可能性もあります。
そんなトラブルを避けるためにも、渡航前や渡航後の空港などで1ドル札などの小額紙幣を多めに両替しておくことを忘れないようにしましょう!

普段の買い物でも、大きな額の紙幣から使用し、できるだけお財布の中に少額の紙幣や小銭が入っているようにしておくと安心です。

現地のチップの相場を聞いておく

留学エージェントやツアーなどを利用して渡航するのであれば、現地のチップの相場を確認するようにしておきましょう!

どんな場面でいくらくらい必要なのか、自分の行動に合わせて聞いておくと、現地でスムーズにチップを渡すことができますよ♪

また、エージェントなどを利用しないという場合は、海外慣れしている友人や知り合いなどに確認するのもオススメです。
実際に困った場面などを聞いておけば、自分が渡すときのイメージがしやすくなりますよ!

マネークリップなどがあるとスマート♪

チップのマナーや治安の面から、海外では人前で財布を取り出すことがあまり良しとされていません。

そこで、チップ用のマネークリップを用意しておけば、財布を取り出さずにさっと相手に渡すことができます。

女性の場合は、かばんの中にチップ用のお金を入れておき、すぐに取り出せるようにしておくと良いでしょう。

マネークリップ

チップにまつわるこんな失敗も…!

日本人にとってなじみのない文化だからこそ、チップに関するトラブルも多数!
いくつか確認し、渡航に備えていきましょう!

渡す額が少なすぎた

まず気をつけたいのが、チップを渡す額!

相場よりも少ない額のチップを渡してしまうと、いつまでも相手が離れない…なんてこともあります。
そのまま気づかず席を立つと、店の外まで追いかけられてしまうということにもなりかねません。

チップの相場は、国やお店のランクなどによっても変わります。
相場が分からないときは、お店に入る前にスマホなどで調べておくのもおすすめです。

すでに払っているのに気づかず、二重で支払ってしまった

レストランなどで店員さんに渡される伝票には、すでにチップ代が含まれている場合があります。

そのときに気づかず総額を支払い、さらにチップ代を渡してしまうと、二重でチップを渡してしまったことに!

料金が間違ってないか、チップ代は含まれていないかをしっかり確認して、チップを渡すようにしましょう。

チップを表す別の単語も確認しておこう!

チップは英語で「tip」と書きますが、以下のような別の単語で言い換えられていることもあります。

  • Service Charge(サービスチャージ)
  • Gratuity(グラチュイティ)

あまり聞き馴染みのない単語もありますが、伝票に「Gratuity Included」と書かれていたら「チップを含んでいる」ということなので、注意してくださいね。

チップ

留学やワーホリでチップをもらったら?

留学やワーキングホリデーでアルバイトをする場合、職種によってはチップを貰う側になることもあるでしょう。
お客さんからチップをいただいたときは、感謝を表しながら快く受け取ってくださいね♪

職場によって、チップの受けとり方はさまざま!

カフェやレストランの中には、レジのところにチップ用の箱を用意しているところがあります。
そういったお店では、その時間帯に働いているスタッフで均等に分けたり、別の形でスタッフにふるまわれたりします。

また、もちろん個人にいただく場合もありますが、そのチップをそのまま受け取って良いのか、お店全体のものとして扱うのかは、店によってさまざまです。

チップも大きな収入になるので、仕事先を決める際の基準のひとつにしても良いかもしれませんね♪

ただし…必ず貰えるというわけではありません!

チップはあくまでもサービスへの対価としていただくものです。
そのため、サービスに満足してもらえなかったときには、相場よりも少ないチップだったり貰えなかったりという可能性もあるのだと覚えておきましょう。

ですが、逆に言うと、サービス次第で相場よりも多くいただくことがあるということです!
チップは相手の感謝の気持ちがはっきり目で見て分かる指標にもなるので、より満足してもらえるように対応できると良いですね。

接客

海外でのチップの習慣に慣れていこう!

いかがでしたか?

チップは、その国に行ったら必ず!というわけでもなく、シチュエーションや利用するお店によっても異なります。

日本人にとっては馴染みのない習慣ですが、あらかじめチップについて知っておくだけでも、海外で快適に過ごしやすくなるかもしれません!

日本との文化や習慣の違いを楽しむのも海外生活の魅力です♪
感謝の気持ちを表す手段のひとつとして、ぜひチップを活用してくださいね!

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