【体験談】ロサンゼルスでのファッション留学を生かし、帰国後セレクトショップを運営!
2019.02.14
留学くらべーる編集部
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目次
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | 樋口麻耶@minnie_valentine (Instagram) |
年齢 | 31歳 / 渡航時 21歳 |
渡航先の国 / 都市 | アメリカ / ロサンゼルス |
自己紹介をお願いします
はじめまして、マヤです!
アメリカでのニックネームはMinnie(ミニー)と言われています^^
広島生まれ、広島育ちの、広島大好き人間です。
物心ついた頃には、アメリカにまつわるものが大好きで、21歳のときにアメリカのロサンゼルスへ長期留学することになりました。
帰国後は留学中の経験を活かし、広島市内でロサンゼルス直輸入のセレクトショップを経営しています。
仕事が楽しくて、ついついお休みにも仕事を入れてしまうほどです。
カフェラテが大好きで、息抜きに広島にあるカフェ巡りをするたびに大量にラテを飲んでいます。笑
最近は読書と海外ブロガーさんの動画視聴にもはまっています!
留学の経歴を教えてください
年代 | 概要 |
---|---|
2008年 | アメリカ留学スタートPoly Language Institute 入学 |
2010年 | FIDM(Fashion Institute of Design and Marketing) 入学 |
2012年 | FIDM卒業米ファッションブランドClover Canyon インターンシップ後に入社 |
2013年7月 | 退職ニューヨークに1ヶ月半滞在とカナダ旅行 |
2013年9月 | 帰国 |
2013年12月 | ロサンゼルス直輸入のセレクトショップUrbanlight(アーバンライト)開業 |
アメリカへの留学 ~準備編~
留学のきっかけを教えてください
いろいろなことが影響していますが、幼い頃に父が出張先のカリフォルニアでディズニーランドのお土産を買ってきてくれたことから始まり、海外ドラマやファッション、洋楽などに興味をもつようになりました。
高校生のときにしていたバイト仲間のお兄さんに世界1周の旅をした人がいたのですが、 「マヤは海外や外国人が好きなら、絶対に行ったほうがいいよ!本当に楽しいよ!」 と目をキラキラさせて言われた記憶が、後押しになった気がします。
留学の準備について教えてください
自分でできる範囲のことは自分でし、必要なことにはお金を払う! といったスタンスで、直接足を運んで 話を聞いたり、ネットでかなり調べたりして準備をしました。
留学に必要なVISA申請や学校選びなどの準備期間は、1年くらいあれば余裕を持ってできると思います! 準備にかかる費用についてですが、私の場合はVISA面接の際に広島からわざわざ東京にある領事館へ出向かないといけなかったり説明会が大阪で開催されたりしたので、余分に5万円くらいかかりました。
荷物は輸送でもスーツケースでもなく、ダンボール箱2箱で持っていって、追加料金は払っていないので、その交通費がなければ旅券代金とパスポートやVISA関連の書類発行手数料で済んだと思います。
留学に持っていくべき準備3ポイント!!
資金と英語力
準備してよかったことは、やはり資金です! 私は興味があれば必要な場所へ行って経験を積みたいタイプなので、目新しいものが多い留学当初でも我慢をせずにある程度の経験ができたのはよかったです。
また、アメリカは安全をお金で買うような国なため、住む場所や学校のレベルによって質の差が激しく、アメリカ留学を満喫できるかそうでないかに強く影響するなぁ〜と、周りの友達の話を聞くと強く感じました。 ですので、欲を言えば資金も英語力もあればあるだけよいと思います。
資金に関しては、渡米の1年前に絶対に行く!と決断してからは、お給料やボーナスをほとんど貯金へ回し、週末はバイトを掛け持ちしながら少しずつ貯めました。
そのおかげで、私は渡米の時点で手元に約300万円ありました。 ただ、人によって許容範囲や生活スタイル・留学期間もバラバラなので、資金面では必要な金額も違いますし、今の状況によって到達するまでの期間には個人差があると思いますので、1つの例として参考になれば嬉しいです。
国際免許
運転する際はもちろんですが、身分証明書にもなるからとても便利です。 海外では、お酒を飲むにも、クラブに入るのにも、何かと身分証明書が必要ですからね!特に日本人は幼く見られてしまうので。
Citibankの代理人カード
最後に、今はなくなってしまいましたが、Citibankの代理人カードを作ってから行ったことです。 専門学校の学費を両親に支払ってもらう際に、このカードを使用して、日本から日本のCitibank口座へ入金されたお金を現地アメリカで安い手数料で引き出していました。
似たものが他の会社から出ていると思いますし、クレジットカードなどにも似た機能がついていると聞いたことがあるため、気になる方は調べてみるといろいろな耳より情報があると思います!
留学エージェントを使用するメリット
現地にオフィスがあるところをずっと探していて見つけた留学エージェントだったのですが、空港からホームステイ先までの送迎・口座開設・携帯契約・ダンススクールの紹介など、自分1人でやるには大変そうなことを留学1日目にすべて行ってもらいました。
現地にある99セントストアーにも連れて行ってもらったり、何かトラブルがあったときには現地で対応してもらえたのは本当に心強かったです。 それなのに、手数料がびっくりするくらい本当に安くて、何ヶ所も周って調べた甲斐がありました。
アメリカへの留学 ~学校編~
アメリカではどんな学校に通っていたんですか?
留学をはじめて1年半、語学学校へ通った後にファッションデザインの専門学校に通っていました。
項目 | 概要 |
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学校名 | 専門学校:Poly Language Institute |
選考 | 語学 |
期間 | 1年半 |
生徒の割合 | タイ・韓国人・トルコ5割、日本人3割、ブラジルやヨーロッパ2割 (クラスのレベルによって異なります) |
学校行事も定期的に行われていたためか、生徒同士の仲がよく、和気あいあいとした雰囲気でとてもよかったです。
学費はなかなか高いのですが、私が行っていたときにいらっしゃった先生方の質がとてもよかったのが印象的です。
授業内容も力を入れており、どのレベルのクラスも申し分ないくらいとてもわかりやすかったです。
ただ、当時から時間が経過しているため、今行くなら評判リサーチは必要かと思います。
項目 | 概要 |
---|---|
学校名 | 専門学校:Fashion Institute of Design and Marketing |
選考 | ファッション |
期間 | 2年 |
生徒の割合 | アメリカ人8-9割、アジア人留学生1-2割 |
目標が明確な生徒が多く、語学学校とはまったく違った雰囲気です。 日本の大学や専門学校がどんな感じかはわかりませんが、アメリカのファッション学校ということもあり、とても自由ですが、勉強もちゃんとする生徒が多く、全体的にバランスがよかったです。 ちなみに、インターナショナルカウンセラーが常駐しているため、何かあったときはなんでも聞くことができるのも良かったです。
すぐに現地で就職できるようにカリキュラムが組まれているため、軸がしっかりしています。
多くの学校がファッションには関係ない普通科目も取らないといけませんが、FIDMは必要最低限以外はすべてファッション関係だったのは、とてもよかったです。
また、現役の先生や業界で有名な方が講師として指導してくださいます。授業料はそれなりにしますが、今でも行ってよかったと思います。
アメリカへの留学 ~生活編~
アメリカ留学では月にどれくらい生活費がかかりますか?
語学学校に通っていたときは、生活費に家賃(食費込)プラス娯楽費の1,100ドル(約10.5万円 / 1ドル95円)くらいかけていました。
専門学校に通いはじめてからは、アパートでのシェアハウスに変更したことや遊ぶ暇もないくらい、とにかく学校が忙しかったことが理由で、800ドルくらいに減りました。笑 就職してからは、引っ越しを機に家賃が倍になり時間も学生時代より多く持てたため、大体1,500ドル(14.3万円 / 1ドル95円)くらいはかかっていました。
アメリカへの留学 ~仕事編~
卒業後は、アメリカでどんなお仕事をされていたんですか?
米ファッションブランド「Clover Canyon」にインターンシップ後に入社しました。
私がアメリカの会社に入れたことは本当にラッキーでした。
学生の頃、デザイナーさんっぽく見える人に話しかけて、自分を売り込んでいました。 名刺をいただきブランドのサイトを見ると、とても自分好みのテイストだったため、すぐにメールで連絡をとって面接をセッティングしてもらいインターンがはじまりました。
そのブランドには、日本人のパタンナーさんが1人いましたが、その方がすごく素敵だったため日本人に対する会社からの信頼が厚かったんだと思います。
アメリカの会社は日本と異なりますか?
日本では、「アメリカ人は残業しない!」!そんなイメージを持っている人が多くいますが、私が働いていた会社では残業がありました。
ファッション関係の仕事のためコレクション前になると、デザインチームも結構残業をします。
ただし、残業はしますが、季節ごとのイベント時には会社にお酒を持ってきて盛大にパーティーをしたり、休暇もたくさんとったりなど、日本と異なる部分はあります!(休暇について何も言われることはありません。)
オンオフがしっかりあって、やるべきときにしっかり仕事をしているといった印象です!
アメリカへの留学 ~恋愛編~
現地の方と、お付き合いされた経験はありますか?
はい。アメリカと日本での遠距離で10年間付き合っている彼がいます。
彼との馴れ初めを教えてください!
彼は、ホームステイ先の息子さんです。笑
すでに私がホームステイをした時には、彼は家を出ていたのですが週に数回実家に帰ってくるため留学2日目の頃には彼の存在を知っていました。
私は彼ほどよくしゃべり、芸人のように面白いアメリカ人に会ったことはないです。
彼のママもすごく話すことが好きな方で、とても居心地のよい環境だったうえ、英語の勉強にもなったため、結局、半年もホームステイをしていました。
(実際、アメリカ人がみんなそういうわけではありません。レディファーストでない人や寡黙な人もいるため国籍は関係ないと思います。)
さすがに家を出ようと思ったときに彼から「彼女になってほしい」と、告白をされて衝撃をうけました!!
はじめは「友達でいよう」と伝えましたが、私自身、いろいろな面で縁を強く感じ、OKをしました。
今でもネタになるぐらいですが、留学当初、私はまったくといって英語を話せませんでした。
それなのに彼といると爆笑してしまうことが多かったですし、彼がポジティブな空間を作ってくれていました。
最終的には自分と波長が合うかが大事ですかね!
遠距離恋愛で、国籍の異なる彼と続く秘訣は?
はじめの頃から、ホームメイトで慕っていたタイ人のアドバイスもあり、先を見据えて、軽く考えないようには意識していました。
年数も長いですし、彼への信頼は厚いですね。
アメリカという国について
アメリカと日本を比べて異なる点はありましたか?
アメリカは基本的に陽気な方が日本に比べて多い国だと思います。
スーパーにいても、前後に並ばれている方がフレンドリーに話しかけてきたりしますし、歩いていたら性別や年齢関係なく「あなたの○○すごくステキよ~!」とか、「どこで買ったの~?」と知らない人が褒めてくれます。
バスの中も日本のように皆が携帯をいじっていてシーンとしているより、どちらかといえば話をしている人が多く賑やかなため、場所に関わらず、日本より挨拶やコミュニケーションを誰とでもたくさんする印象があります。
ちなみに、アメリカの中でも大都市のロサンゼルスは異文化が混合しているため、人の考えやルールも偏っておらず、自分自身がルールという感じです。
海が近くゆったりとした空気感も影響しているのか、比較的にマイペースでゆったりした方も多いです。
日本独特の暗黙の了解のような見えないルールの中で長く生活をしていると、留学当初はなかなか慣れない感覚だと思いますが、個人的に「本来の自分を見つけられる・なりたい自分になれる」気がして、よい意味でその自由さが凄く好きでした。
また、多様性を受け入れる国柄なため、十人十色という言葉が本当にしっくりくる土地でした。
ロサンゼルスの街については、とにかく1つずつが離れています。
そのため、慣れるまではニューヨークのような密集市街地とは違って、何がどこにあるか把握するのに時間がかかりますし、距離感を掴むまでは渋滞などで思ったよりも時間が押してしまうことがあるかもしれません。
ただ、エリアごとの内容が濃いため、ピンポイントで目的地へ行っても、結局周辺にあるお店にテンションが上がり、あっという間に1日が過ぎますます。笑
1つのジャンルや流行りにとらわれない、自分らしいファッションスタイルがとても好きです。
個性・表現力が豊かだな~といつも影響を受けてしまう自分がいます。
アメリカ留学中に苦労したことはありますか?
たくさんあります。
はじめの2年くらいは質問されたことに対する返答や想いをすぐ口に出せるようになるまで時間がかかりましたし、英語自体に慣れてからも、職場の仲間や交際相手に細かいニュアンスが伝えられず、苦労しました。
オブラートに包んで遠回しに伝えると論点がズレてしまい伝わらないこと、誤解を招くことがあるため、それを生活しながら感覚的に習得するのはそう簡単ではなかったです。
アメリカ留学中で悔しかったことはどんなことですか?
何人に言ったかわかりませんが、留学してすぐのある日、急にポテトが食べたくなったんです。
そこで何も考えずにファーストフード店に入りましたが、肝心な英語でポテトを何と言うかわからず…。
5分ほど粘りましたが、ゼロの英語力で伝わるはずもなく、結局頼めずにお店を後にしたことです。笑
今後、留学やワーホリをする方へ
オススメの英語勉強法はありますか?
英語字幕で見る
見たことのある映画やドラマ、アニメなどを英語字幕で見ることです。
留学していたときに、私も友達から教えてもらってからは何度も試してみました。
ちなみに、家でもテレビに字幕をつけてもらっていました。笑
動画やラジオを活用する
好きなアーティストのインタビュー動画を見たり、興味のある分野のラジオを聴いたりするのもいいです。
なるべく好きなアーティストを前提に選んでみると、興味のない分野より長く聞ける&長続きします。
何より楽しく勉強することが大切だと思います。
英語を話す環境に足を運ぶ
机に向かって勉強することも大事ですが、外国人の方が多く出入りする場所に顔を出し、なるべく自分より英語力のある人やネイティブスピーカーと話す機会を持つことだけでもすごく勉強になると思います。
もし可能であれば、間違えていたら指摘してほしいと伝える、発音を正してもらう、これもよい勉強法だと思います。
自信をもって話す
最後に、まさか!と思うかもしれませんが意外と効くのが、自分は英語が喋れると思って、迷いなく、自信を持って話すように心掛けることです。
「喋れる感」がやがて本当に「喋れる」に変わります!笑
何でもそうですが、挑戦と失敗を繰り返して、自分のペースで、人と比べずに、少しずつ力をつけていくと、やがて自信と結果に繋がると思います。
価値ある留学にするためには、どういった準備や行動をすべきだと思いますか?
郷に入っては郷に従えという言葉があるように、行った地ではその土地の文化や人を受け入れ、偏見を持たずに柔軟性を持つことがすごく大切だと思います。
また、自分が日本人だということ・どう見られるかは忘れないでほしいです。
当たり前ですが、変な時間帯に変な恰好で外出するのは避けるべきですし、日本人は平和ボケしているため、そこら辺は自分でちゃんと見極めて、満喫してほしいと思います。
それができたら、どんな留学も価値ある留学になるのではないでしょうか!
メッセージを一言お願いします
やらない後悔よりやった後悔のほうが、10年後に振り返った時に思うことも違うと思うので、何でもチャレンジして可能性を広げていってほしいです!
やりたいことがあっても、なくても、気になることにはすべて手を出すと、点と点がやがて線になり5年後・10年後・20年後の自分に繋がると思います!
すべては自分の考え方、取り組み方次第だと思うので、まず目の前のチャンスを逃さずに掴み取り、出された課題には真面目に打ち込むことで次のステップに繋がるかと思います!
応援しています!!!!!
今後の留学生活や、帰国後の夢、計画などありますか?
できるかはさて置き、これからはずっと夢だった自分のブランドをアメリカで広めたいです。
留学くらべーるでは、留学プログラムを幅広くご用意しています!
いかがでしたか?
自分の身近な環境からアメリカへの夢を描きはじめ、語学学校から専門学校、海外でのインターン、就職を経験した樋口麻耶さんの体験談をご紹介しました。
すべての経験があるからこそ今がある。
昔は、誰かが作ってくれた環境で過ごしていた彼女でしたが、今では自分が作り出した最高な環境で楽しく生きています。
右も左もわからない世界に生きているからこそ、とにかく「好き」だと感じたことにトライしていくとすべての点と点がつながる。そして予想もしていなかった自分になれるかもしれない。
1歩、日本から踏み出すということはすべて未来の自分に繋がっていることを樋口麻耶さんは伝えてくれました。
現在、樋口麻耶さんは、広島でロサンゼルスから直輸入のセレクトショップを運営しています。
広島のセレクトショップは、Urbanlight(アーバンライト)というお店です。
店長でもある、@minnie_valentine さんが年に2~3回ロサンゼルスで買い付けを行い、日本では売られていない色やデザインにこだわって商品を集めているそうです。
年齢層は幅広く、お客さんの中には彼女のバックグラウンドが好きでお店に来てくれる子も多いとのこと!
お店のほかに、彼女のInstagramにDMを送ってもOKとのことですので、ファッションや留学について聞いてみたい方は、ぜひ個人アカウントに連絡してみてくださいね!
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