【体験談】韓国の語学留学で知った独特の人間関係!「オッパ」って何のこと?
2023.10.17
留学くらべーる編集部
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目次
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | hiromikoreaさん |
渡航した年月 | 2010年10月 |
渡航期間 | 4年3か月 |
渡航先の国/都市 | 韓国/ソウル |
渡航時の年齢 | 32歳 |
本当の兄弟じゃないのに「おにいさん」?
オッパとは、女の子が年上の男性を呼ぶ「おにいさん」の意味の呼び方。
韓国では、本当の兄弟でなくても、お兄さん(ヒョン・オッパ)、お姉さん(ヌナ・オンニ)、トンセン(弟・妹)という呼び方をよく使います。
会話の中で「ウリオッパが~(うちのお兄さんが~)」や「トンセンが~(弟が)」と言っても、「あれ?兄弟いたっけ?」とはなりません。
その中でも「オッパ」という呼び方は、呼ぶ方も呼ばれる方も特別!
彼氏のことをオッパと呼んだり、明らかに年下のお目当てのアイドルをオッパと呼んだりもします。
かつて「冬のソナタ」で大流行したヨン様に、おばさまたちが「オッパ」と群がっていたのが印象的でした。
オッパと呼ぶには本人の承認が必要
ここは勘違いしてはいけないところですが、年上だからと言って誰のことでもオッパと呼んではいけません。
オッパと呼べるようになるには、「僕は君のオッパだよ」という承認の一言が必須なのです!
「君は僕の妹だ」という言葉でもいいですね。
兄の承認が下りれば、晴れて「オッパ、トンセン」の仲。
では、なぜ承認が必要なのかというと、このオッパという言葉、あまり深く知らない女の子が「オッパ」と言うと軽く聞こえるのだそうです。
また、他人から「お兄さん」扱いされるには、本人たちにも選ぶ権利があるようです。
オッパは何でもしてくれるスーパーマン!?
オッパの承認が下りると、やたらと「オッパが~」を連呼するになります。
「オッパがご馳走してあげる」「オッパが買ってあげる」「オッパが連れて行ってあげる」…大変ありがたい話ですので、好意は素直に受け止めましょう!
ただ、なんでもオッパがオッパがと言うからといって、すべての願いが叶えられるわけではありません。
どうしても叶えてもらいたい願いや、本当に困っているときは、自分からお願いをすると喜んで力になってくれます。
親しみの証かもしれなけど…そこまで聞く!?
オッパができるということは、オッパに対してプライベートがなくなるといリスクもあります。 たとえば、
オッパ:「ごはん食べたの?」
自分:「食べてないよ」
オッパ:「どうして食べないの?君の家の前のお店でスンドゥブチゲを食べなさい」
オッパ:「昨日はなにしてたの?」
自分:「友達と会ってたよ」
オッパ:「友達?誰なの?どこで何をしてる人なの?男なの女なの?」
こういったことを、彼氏じゃなくても聞かれます…。
食べるものや友達、仕事などあらゆる面で指示が飛んできます。
相手には悪気はないので、これも韓国文化だと思って楽しむことをオススメします。
オッパだけじゃない、情に熱い韓国人
あらゆることに首を突っ込んで意見してくるので、「もーうるさい!」とオッパたちとケンカしたこともありますが、異国でこんな関係が築けることはありがたいことです。
大事にしていきたいものですね。
また、韓国にはオッパだけではなく、アジュンマ(おばさん)と呼ばれる女性もおり、このアジュンマを味方につけると怖いものなしです。
アジュンマには面白いところが多く、まず、ところかまわずに果物やヤクルトを渡してきます。
「いま食べなさい!おいしいから!」と。
「うちの弟が独身だから結婚しなさい!もう35なんだけど」と言われ、実際に会ってみたら45歳過ぎだった、なんてこともありました。
同じ女性として、アジュンマからは学ぶことはたくさんあります。
人間関係を通じて、韓国独特の文化を学びましょう♪