【体験談】両班?合コン?アカスリ?大学留学で知った、韓国文化のあれこれ
2018.09.06
留学くらべーる編集部
何部もらっても無料!
パンフレットには留学プランや、留学エージェントの問い合わせ先が載っているので、気軽に質問すれば、留学実現がぐっと近づきます!
目次
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | izuzooさん |
渡航した年月 | 2001年1月 |
渡航期間 | 1年以上 |
渡航先の国/都市 | 韓国/ソウル |
渡航時の年齢 | 28歳 |
韓国の人はみんな両班出身?
「両班」って何?
朝鮮王朝時代、貴族は両班(韓国語読みでヤンバン)と呼ばれていました。
朝鮮王朝は、中国の科挙による官吏採用方式を取り入れており、これらの試験に合格することで文官や武官の官吏に選ばれました。
ですが、そもそも試験を受ける資格を備えるのが難しく、文官の子どもや武官の子どもがまた官吏になることがほとんどでした。
この文官と武官を合わせて両班といい、次第に貴族を指すようになったのです。
人口のごく一部である貴族
もちろん、両班は支配者階級なので、人口のごく一部しかいません。
ですが、韓国の人と話すと、「私の家はもともと両班だから…」という人が非常に多いです。
まれに、家系図などを持ち出して「〇〇という両班の子孫だ」と主張する人もいます。
みんなが本当のことを言っているとすると、韓国の人たちのほとんどが貴族ということになってしまうんですけどね…。
勉強に価値を置くのも、両班の影響?
文官と武官ではかなり格差があったらしく、文官こそが真の貴族であったと思っているようです。
現在の韓国人の「勉強ができることが偉い」という発想は、難しい試験を受けて文官になることがこの上なく名誉であったと考えられていたからなのかもしれませんね。
韓国ソウルの合コン事情!
どこの国でも同じ?
儒教文化が浸透しているからか、ソウルには共学の中学や高校はあまりないので、異性に出会う機会が日本に比べて少ないです。
そのため、大学に行くと、とにかく合コンのお誘いの嵐に飲み込まれます。
ランチ時に合コン、夜ごはんでも合コン、さらに遅い時間でも合コン…とにかく合コンにいそしむ学生が多いです。
大学受験の激戦は日本と比べものにならないくらいなので、家族たちも、大学に入ると多少ハメを外しても多めにみる傾向にあるようです。
合コンとはミーティング!?
韓国では、合コンのことを「ミーティング」といいます。
韓流スターが日本に来てファンとの集いを持つことを「ファンミーティング」と言いますよね。
あれは、ファンとの合コンという意味なので、ただ見ているだけのファンとは異なり、もっと親密な雰囲気を持たせる言葉となっています。
本命との出会いと合コンの卒業
大学生が、何度もミーティングを重ね「運命の人!」と思える人に出会うと、あっさりと合コン市場から抜けます。
そして、彼&彼女と2人きりの時間を持つようになります。
韓国のカップルはまさにラブラブ!
記念日が多いので、いろんな思い出を作ることができますよ♪
韓国といえば、アカスリ!
アカスリはどこで受けるの?
ソウルのガイドブックを見れば、アカスリやマッサージなどのお店を紹介するページが必ずありますよね。
本場でアカスリをしてつるつる美肌になりたい!と思う人も多くいるのではないでしょうか。
ですがソウルの人たちは、アカスリとマッサージはまったく別のイメージで捉えています。
マッサージは美容目的なのでエステなどのサロンで、アカスリは習慣的なものなのでお風呂屋さんで受けるもの、と決まっているのです。
シャワーは家、お風呂はお風呂屋さん
韓国では、家の湯船に浸かる人はあまりいません。
家では手早くシャワー、念入りに洗うときはお風呂屋さん、と使い分けていることが多いのです。
年配の方になると、朝の散歩のついでに町内のお風呂屋さんに行く…という人が多くいます。
アカスリおばさんの登場
そこで、いつもよりちょっと念入りに洗いたいときには、日本円で約3,000円前後を出してアカスリをお願いします。
週に1回から月に1回はしてもらう、という人が多いです。
男性が頼んでも女性が頼んでも、大体は40~60歳くらいのおばさんが、力いっぱいこすってくれることが多いです(笑)
韓国・ソウルの漢方事情
韓国と聞けば、高麗人参!
韓国旅行のお土産で、高麗人参のエキスやキャンディをもらったことのある人も多いと思います。
実際ソウルに住んでみると、家で高麗人参やナツメなどの漢方を煎じて普段から飲んでいる人が多いです。
それぞれの体質に合わせ、自分で市場に行き材料を買ってきて煎じる人も少なくありません。
東洋医学の思想が根付いた国ならではといえます。
高麗人参の最高峰・山参
普通に出回っている高麗人参やエキスとして売られている高麗人参は、高麗人参畑でつくられたもの。
その中でも「山参」と呼ばれているものは、山中に自生しているもので、長ければ長いほど年数が古いということで珍重されます。
山参探しの名人としてテレビに出る人もいるんですよ!
韓国では、漢方は「韓方」
「漢」という字は中国を表すので、韓国では漢方を「韓方」と表記します。
どちらも韓国語で「ハンバン」と、発音は同じです。
韓方薬局は、ソウル以外にもあちこちにあり、値段も日本に比べて安いです。
みんな気軽に、薬剤師に処方してもらっています。
1食分づつ個装してくれるので便利なんですよ♪