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【体験談】中国留学で日本語教師を経験!さまざまな場所で指導しました

2018.08.24

留学くらべーる編集部

【体験談】中国留学で日本語教師を経験!さまざまな場所で指導しました
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プロフィール

項目 概要
名前 ムーミンララさん
渡航した年月 2006年1月
渡航期間 1年以上
渡航先の国/都市 中国/青島
渡航時の年齢 33歳

中国における日本語教師という仕事の見つけ方

日本語教師資格って何?

日本語教師は、下記の条件のどれか1つをクリアすることで資格を得ることができます。

  • 大学で日本語教育について勉強していること
  • 日本語教育能力検定試験に合格していること
  • 日本語教師養成講座において420時間以上教育を受けていること

私も中国へ行くことに決めた時「将来的には中国で収入が得られればなあ…」と思い、日本語教師について考え始めました。
ですが、上記の基準に達するには時間が足りなかったため、仕方なく日本語教師の通信で概要だけ勉強しました。

日本語教師の資格

実際に中国に渡っての仕事の見つけ方

実際に仕事を見つけるには、ネットなどにある日本語教師紹介サイトで探すこともできます。
その時には、日本語教師としての基準が重視されます。
何しろ中国は学歴重視の社会ですから…。

私は日本語教師の基準には達していなかったので、通信での日本語教師の学習経歴と日本で塾の講師をしていた時の教育歴を武器に売り込もうと思っていました。

実際に仕事を見つけた方法

まずは中国の生活に慣れること、中国語を習得することを第一に考えて中国へ渡りました。
そして、留学して少し余裕が出てきた頃、友達が日本語教師を紹介してくれたのです。

紹介だったのですぐに採用が決まり、2日後には授業開始というめまぐるしい生活へと変化していきました。

中国人の学生に日本語を教える

明るく無邪気な生徒たち

中国では「自学」と言って自分で勉強して大学卒業資格をとることができます。

私が最初に日本語を教えることになった学校の生徒たちはそのような生徒たちでした!
もともと自分で勉強するのが本来の姿ですが、中国でもあまりこのような学校はないと思います。

一クラス40人ほどで、20歳前後とは思えない無邪気な生徒たちばかりでした♪
中国人の担任の先生が私をとても立ててくれて、授業もとても行いやすかったです!

発音、アクセントを訂正するのに一苦労

私の担当は主に日本語会話練習でした。

中国のさまざまなところから来ているので、日本語の発音にもいろいろな特徴があります。
そのため、どの五十音の発音が間違っているのか一人ひとりの間違いを訂正しなければなりません。

中国人の先生が厳しいこともあり毎日ほぼ全員出席!
40人近い生徒の一人ひとりの発音やアクセントを正すのは一苦労でした…。

中国留学で出会った人たち

会話練習

中国で日本語を習得するには、どれだけ日本語で話すかがポイントになります。
グループに分かれて会話を作り、会話練習をしてもらいました。

3年目になると、自分たちでいろいろな場面を想像し会話を作ることができるようになります。
グループで相談する時ももちろんすべて日本語です!授業中はすべて日本語!
これがなかなか難しいのです…。

それでも3年間、途中で投げ出す生徒もほとんどおらず、良く頑張ってくれました。

日本語を教える中国の補習塾での苦労

中国の学校

初級クラスの始めは約30人

1つ目の日本語の学校の生徒が減ってしまったころ、2つ目の日本語の学校を友達が紹介してくれました。
私が紹介された補習塾は、中国全土にある比較的大きな日本語の学校で、日本語の他にもいろいろな言語を教えています。

初級クラスの人数は約30人ほどで年齢もさまざまです。
日本のアニメが好きで学ぼうとしている人や仕事に必要だから学ぶ人、留学するために学ぶ人など動機も違います。

初級クラスでも教えるのは大変

一般の日本語学校は、初級の本をすべて終えていくらという授業料の決め方。
だから、ものすごく速いスピードで進めていきます。

生徒が理解していようがしていまいがお構いなし!
中国人が教える文法授業は中国語なので出席しますが、日本人が教える授業は基本的に日本語オンリーです。

どんどんついていけなくなり、あっと言う間に生徒たちが減っていきました…。
それでも残った生徒は、とても上手になります! 中国の日本語テキスト

中級クラスは会話にあまり興味なし

中級クラスまで頑張る人たちは留学など目的があります。

彼らはとてもまじめに勉強しますが、日本語試験に意識が集中しているため、会話には興味を示さなくなり、生徒たちはヒアリングや長文読解などの試験対策をしてほしいと言ってきます。

2か月ほど経つと彼らもお別れ。
あまりに短い期間で親しくなる前に授業が終わってしまうので、少しさみしく感じました。

中国の私立の高校で日本語教師

生徒のやる気のあるなしはさまざま

私立高校の生徒たちは、日本のアニメが好きで自らこの高校を選んだ子、親が将来を見据えてこの学校を選び仕方なく来た子など入学した理由はさまざまです。

そういった生徒40人ほどを一度に教えるのですから大変です。
しかも、1年で日本語試験に合格させなければならないのですからプレッシャーがかかります…!

ほとんどがお金持ちの子ども?

私立高校の学費は、公立の約6倍!

私が来た学校は英語に力を入れていたこともありますが、英語科になると、なんと公立の15倍以上の学費になるのだそうです…。
当然裕福な家庭でなければ通えません!

ある生徒が誕生日会で1日に4,000元(約7万円)使ったという話を聞いて、「これが今の中国なんだなあ…」と実感しました。

自分たちで日本語の紙芝居づくり

私は、日本語教師として何か成し遂げたものを残したくて、生徒たちをグループに分けて紙芝居作りをしてもらおうと考えました。
生徒達だけで日本語のセリフを考え、内容に合った絵を描いてもらい、最後に発表するといった内容です。

この時は生徒が多く、実力別にクラスを分けていました。
私が担当したクラスは日本語に興味があり、まじめに勉強する生徒ばかりが集まっていたので、とても楽しく授業を行うことができました♪