「Uncle Sam(アンクルサム)」って サムおじさんって意味じゃないの!?~グローバル女子育成英語塾/4講目~
2023.10.18
留学くらべーる編集部
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目次
留学くらべ~るがお届けする連載企画「グローバル女子育成英語塾」。
第4講目は”Uncle Sam(アンクルサム)”という言葉について解説していきます。そのまま訳せばサムおじさんという意味の”Uncle Sam”ですが、そこにはアメリカならではの意味が含まれているんです!
”Uncle Sam”に関するちょっとした豆知識も合わせてお届けするので、コレを読めば賢くなった気分になれちゃうかも!?留学中という方も、これから海外に行く予定があるという方も、ぜひチェックしてくださいね♪
グローバル女子育成塾とは!?
「将来は英語を使って、グローバルに活躍していきたい!」
留学やワーキングホリデーをお考えの方の中には、そのような志を持っている方もいるのではないでしょうか。
留学くらべ~るではそんな強い思いを持った女性を応援したいと考え、『グローバル女子育成塾』と称して、面白い英語の表現やその言葉に関するエピソード、豆知識などをお届けしています。
英単語を学びながら、その言葉の生まれた背景なども知ることができるコーナーなので、海外に興味のある方や英語が好きな方はぜひ他の記事もご覧ください♡
Uncle Sam(アンクルサム)の意味とは?
「Uncle=おじさん」なので、そのまま考えれば「サムおじさん」という意味になりますが、実は”Uncle Sam(アンクルサム)”はアメリカ合衆国政府や一般的なアメリカ人を指す言葉なんです。
「アメリカ合衆国(=The United States of America)」の頭文字である「U.S.」と”Uncle Sam”の頭文字が同じことから、このような名称がついたと言われています。
また、”Uncle Sam”はイラストとしても描かれています。星柄のシルクハットを被り、紺色のジャケットに赤色の蝶ネクタイを付けたおじさんのイラストを見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。
アメリカの星条旗に使われている色と同じなので、”Uncle Sam”を知らなくても、なんとなくアメリカっぽさは感じられますよね!
由来は?
”Uncle Sam”がなぜアメリカ合衆国を意味するようになったのか…
その由来としては、1800年代のアメリカ独立戦争時代、ニューヨークで精肉業を営んでいたSamuel Wilson(サミュエル・ウィルソン)という男性が関わっていると言われています。
大きな流れとしては以下の通りです。
Samuel Wilsonはアメリカ陸軍に食肉を納めており、”Uncle Sam(サムおじさん)“の愛称で親しまれていた
↓
食肉を納品する際の樽にアメリカ合衆国を意味する「U.S.」の刻印をほどこしていた
↓
「U.S.=Uncle Sam」とこじつけて言われるようになった
その後、”Uncle Sam”をモチーフにしたイラストは第一次世界大戦の新兵募集ポスターにも使われるようになり、今のようなイメージが定着しました。
現在では、Samuel Wilsonの生誕地であるマサチューセッツ州のアーリントンにモニュメントが立てられているんですよ♪
新兵募集のポスター
国の擬人化はほかにもいろんなパターンが!
アメリカを擬人化した”Uncle Sam(アンクルサム)”のように、男性や女性で自国を表した国はたくさんあります。あまり見覚えはないかもしれませんが、いくつかご紹介していきますね♪
女性バージョンは”Columbia(コロンビア)”
アメリカ合衆国を男性風に擬人化した”Uncle Sam(アンクルサム)”。一方で、女性をモチーフとして描かれたのは”Columbia(コロンビア)”だと言われています。
アメリカ合衆国を発見したクリストファーコロンブスが由来となっており、アメリカを象徴する女性のキャラクターになりました。
アメリカの象徴で女性といえば、「自由の女神(Statue of Liberty)」を思い出す方が多いかもしれませんが、コロンビアも象徴として認識されているんですよ♪
イギリスの典型的な男性を表す”John Bull(ジョン・ブル)”
”Uncle Sam(アンクルサム)”のイギリスバージョンが”John Bull(ジョン・ブル)”で、イギリス国家自体や典型的なイギリス人のことを指す言葉として知られています。
”John Bull(ジョン・ブル)”はユニオンジャック柄の服を着た小太りのおじさんという表現をされますが、もともとはアーバスノットによって1712年に書かれた「ジョンブル物語」が由来していると言われています。
また、「ジョンブル魂」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、これは「苦難に負けない心」を表すときに使われる言葉なんだそうですよ♪
「自由の女神」として知られるフランスの”Marianne(マリアンヌ)”
フランスのシンボルとして挙げられるのが、”Marianne(マリアンヌ)”という女性です。フランスのユーロ硬貨や切手などにも使われ、フランス国民にも広く親しまれています。
独立100周年を記念してフランスからアメリカに贈られた「自由の女神」も、この”Marianne(マリアンヌ)”がモデルになったと言われています。
また、フランスではその時代を象徴する美女を”Marianne(マリアンヌ)”のモデルにして胸像を作るんだそう!作られた胸像はフランスの市庁舎などで飾られるので、フランス国民にとっても大きな存在ということが良く分かりますね。
第4講のまとめ・学び
いかがでしたか?
グローバル女子育成英語塾、第4講目””Uncle Sam(アンクルサム)”をお届けしました!
ただの人名かと思いきや、実は”Uncle Sam”には大きな意味が含まれていました。
言葉ひとつから時代背景が読み取れるのはとても興味深いですよね!
言葉にまつわるエピソードも含めて覚えておくと、その言葉の意味を忘れにくくなります。気になった言葉はどんどん調べて、英語の知識を深めていきましょう♪
『留学くらべ~る』では、今後も気になる言葉をお伝えしていきますので、お楽しみに~!