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間違って使ってない?ネイティブに伝わらない和製英語まとめ

2018.09.25

留学くらべーる編集部

間違って使ってない?ネイティブに伝わらない和製英語まとめ
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私たち日本人が日常生活で使う言葉には、外国由来のものがたくさんありますよね。
ですが中には、英語だと思って使ってみると、ネイティブに不思議な反応をされるものも。

実は、私たちが英語だと考えていた言葉が、日本でしか使われない「和製英語」であることも多々あるんです。

今回は、ネイティブとの会話で言いたいことをきちんと伝えられるよう、間違えやすい和製英語をまとめてご紹介!
「なぜか伝わらない」「違った意味で使っていて恥ずかしかった…」とならないために、特に海外渡航を予定している方はぜひ参考にしてみてくださいね♪

和製英語~家電・生活用品編~

家の中では当たり前のように使っているあの家電製品や生活用品。
実は、「クーラーをつけて」「ドライヤーをとって」は現地では正確に伝わらない可能性が高いのです!
いずれも日常生活でよく使われる言葉なので、和製英語との違いをしっかり覚えておきましょう。

家電・生活用品の和製英語

和製英語 現地で使われる英語
クーラー Air Conditioner(AC)
コンセント 【米】outlet/【英】socket
電子レンジ microwave
コンロ hob
ノートパソコン laptop computer
ドライヤー hair dryer
ホチキス stapler

暑い夏に大活躍のクーラーですが、海外ではクーラーをAC (air conditioner) と言います。
日本のときのように、現地でつい「クーラー」と間違えないように注意しましょう。

また、コンセントやドライヤーといった言葉も実は和製英語!
「物はすぐそこにあるのに、伝わらないから取ってもらえない…」ともどかしい状況にならないためにも、渡航前にぜひチェックしてくださいね!

下記では、家電製品に関してよく使うフレーズもご紹介しているので、あわせて覚えておくと便利ですよ♪

家電・生活用品の和製英語でよく使われるフレーズ

  • Can you turn off the AC (air conditioner) ?
      クーラーをつけてもらえますか?
  • Where is the outlet? I need to charge my phone.
      コンセントはどこ?携帯を充電しなきゃ。
  • Microwave this soup.
      このスープを電子レンジで温めて。(※ 動詞として使用)
  • Take your laptop (computer) out of the bag and place it in the plastic container.
      (空港の機内持ち込み検査で)パソコンはカバンから取り出してから、コンベアに置いてください。

コンセント

和製英語~ファッション編~

生活用品と同じくらい高頻度で使われるのが、ファッション用語。
トレーナー、パーカー、ワンピース…海外発に聞こえる言葉ですが、実はこれらも和製英語なんです!
現地で伝わる英語をしっかり頭に入れておくと、お店での買い物もスムーズにできそうですね♪

ファッションにまつわる和製英語

和製英語 現地で使われる英語
トレーナー sweatshirt
※厚手の布で作られた衣類
パーカー hoodie
ジャンパー blouson
※フランス語
ワンピース dress
チャック zipper
フリーサイズ one-size-fits-all
マフラー scarf

日本では、長袖のシャツとしてよく着られるトレーナー(trainer)
ですが、トレーナーはアメリカでは「協議を訓練・指導する人」、イギリスでは「運動靴(スニーカー)」を指します。

アメリカとイギリスで異なる意味を持つ英語は、ジャンパー(jumper)も同様です。
アメリカ英語のジャンパーは女性物の袖なしワンピースドレス 、イギリス英語のジャンパーはセーターを指すことが多いんですよ!

また、フードがついた服である「パーカー」は、英語ではhoodieが一般的。
そのまま"parka"と言ってしまうと、「フード付きの防寒用の上着」の意味となり、冬の寒い時季に着られる服を表すことになります。

同じ英語でも、国によって異なる意味になり使い方に迷ってしまうので、きちんと区別をつけておきましょう!

女性は使い方に注意!ワンピースとドレスの違い

上下がひとつなぎになったスカートを日本ではワンピース(one piece)と呼びますが、海外ではdressで通じます。
ドレスというとパーティに着る華やかな服…と思いがちですが、日常で私たちが着るような「ワンピース」は、現地ではdressの認識です。

では、海外でパーティに参加するときに着るドレスは、どのように呼ぶのかというと、海外では、gown、またはformal dressなどが一般的に使われています。
日本で「ガウン」というと、パジャマとセットで着るもの…というイメージが強いですよね!

特に女性で着用することが多い方は、混合しないように気をつけましょう。

ワンピース

和製英語~食べ物・飲食編~

出店や飲食店などでメニューを注文するとき、「●●をください」が通じないのは困りますよね。
日本では馴染みのある言葉が、実は海外では伝わらないことも!
こちらでご紹介しているのは一例ですが、飲食にまつわる和製英語も多いのでぜひ確認しておきましょう♪

食べ物・飲食にまつわる和製英語

和製英語 現地で使われる英語
シュークリーム Cream puff
ソフトクリーム soft serve ice cream
アイスクリーム ice cream
※iceと省略すると「氷」の意味になる
アメリカンドック Corn dog
フライドポテト French Fries
ウインナー sausage
ファミリーレストラン casual restaurant/diner
バイキング smorgasbord / buffet style
モーニングサービス breakfast special

どれも勘違いして使っちゃいそうですが、この中でも特に間違いやすいのはアイスクリーム!
日本では「アイス」と言っても通じますが、海外でのiceは「氷」の意味になります。
お店などでアイスを注文したいときには、Can I have some strawberry ice cream?としっかりice creamまで言い切るようにしましょう。

また、食べ物の和製英語で気になるのが「ウインナーとソーセージは何が違うの?」という疑問。
ウインナーはソーセージという大きなカテゴリの中の1つで、ソーセージの中にウインナーやボロニアソーセージ…などさまざまな種類があります。

日本でよく耳にする和製英語ですが、現地ではいろいろな呼び方があるので混乱しないようにしてくださいね!
上記の例は日々の生活の中でよく食べられるものばかりなので、ぜひ現地の言葉で覚えておきましょう。

海外で「ファミレス」と言いたいときは?

日本でよく見られるファミリーレストラン(Family Restaurant)は、海外では家族経営のレストランの意味合いで受け取られる場合があります。
「ファミレス」という略語も海外では通じないので、注意しましょう!

海外でファミリーレストランを伝えたいときは、casual restaurantdinerなどの呼び方が近い意味になります。
dinerは日本ではなじみのない言葉なので、ぜひ覚えて現地で使ってみてくださいね。

まめ知識編~実は日本生まれのメニューたち!

日本のレストランでよく見かける洋食メニューには、実は日本発祥のものが多いです。
一例としては、オムライス、ハヤシライス、ナポリタン、ドリア…実は、これらはいずれも日本で生まれたメニュー!

オムライスは東京都や大阪府の料理店が、ナポリタンは神奈川県横浜が発祥と考えられています。
ナポリタンがイタリア・ナポリ生まれの料理ではないというのは驚きですね!

海外発と思っていた料理が実は日本生まれ…というメニューは他にもあるので、調べてみるのも面白いかもしれませんね♪

オムライス

その他、生活に密着した和製英語

こちらでは、日常生活でも頻出の和製英語をご紹介!
現地で使っても意味が伝わらないこともあるので、ぜひ伝わる英語を覚えて使ってみてくださいね。

日常生活で使いがちな和製英語

和製英語 現地で使われる英語
ペットボトル plastic bottle
ダンボール cardboard
キーホルダー Key Ring
トランプ cards
アパート apartment house/apartment building
ガソリンスタンド 【米】a gas station/【英】a petrol station
サービス (lt’s) free
サイン ・signature(契約などでのサイン)
・autograph(芸能人のサイン)

上記はいずれも、日々の生活で使われることの多い和製英語。
海外では、ゲームなどでよく使われるトランプのカードは単純にcardで伝わるんですよ♪

また、ガソリンスタンドはアメリカ英語とイギリス英語で微妙に異なるので、使うときには気をつけましょう。

サインも、場面によって言葉が変わってくるので使い方を間違えないように!
signだけだと、「符号」「記号」という意味になります。

概念・行動に関する和製英語

  • スキンシップ→physical contact
  • ホームシック→homesickness
  • コンプレックス→inferiority complex
  • カンニング→cheating

スキンシップやホームシックなども、実は和製英語のひとつ!
そのまま英語に直しても意味を分かってもらえない可能性があるので要注意です。

ホームシックはhomesickness、コンプレックスはinferiority complexというように、語尾が変わったり単語を付け足したりと微妙に変化する単語もあります。
言い換えようとしても説明が難しいものもあるので、しっかり和製英語との区別をつけて使えるようにしましょう。

「ジンクス」も使い方に注意!

ちなみに、日本では「縁起の良いもの・悪いもの」どちらの意味としても使われているジンクス(jinx)ですが、海外では不運をもたらす縁起の悪い人物または物事と「悪いもの」のみを示す言葉になります。

日本では、何となく縁起の良いもの…というイメージを抱いている方もいると思うので、ぜひ違いを理解しておいてくださいね。

和製英語を知って、コミュニケーションに役立てよう!

いかがでしたか?

日本で当たり前に使われているため、「実は日本でしか使われない言葉だったなんて!」と驚いた方もいるかもしれませんね。

和製英語は、本記事でご紹介したもの以外にもたくさんあります。
留学やワーホリで現地を訪れる方は、現地で使われる英語もしっかり覚えておくとコミュニケーションがより円滑になるでしょう。

ひとくちに英語といっても、学ぶべきジャンルはさまざまです。
和製英語について勉強しよう!という方は、関連ジャンルとして英語のスラングも覚えてみると、語彙力アップが期待できるかもしれませんよ♪

海外で使われる今ドキな英語(スラング)が気になるこちらから