【体験談】夢だったフランス大学認定留学を叶えて、現地で学んだ大事なこと
2018.08.27
留学くらべーる編集部
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目次
今回ご紹介するのは、かねてより憧れであったフランスに留学したやなぎさんの体験談です。
やなぎさんが念願のフランス留学を叶えたその先には、日本にいたままでは学ぶことのできなかった多くの発見がありました。
日本を飛び出したからこそ見えてくるものは、きっとたくさんあるはず。渡仏の先で、やなぎさんは何を見て、何を感じてきたのでしょうか?
海外に憧れはあるけど留学するには不安も…と感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | やなぎさん |
渡航した年 | 2016年8月 |
渡航先の国 | フランス/オルレアン |
渡航時の年齢 | 20歳 |
大学進学して留学準備!しかしそれは苦難の連続だった
私は昔からフランスが大好きでした。高校時代、当時の英語の先生の留学話を聞き「好きなら留学しちゃえばいいじゃん!」と、フランスに留学することを決意。その後、フランスの大学への留学プログラムがある大学に進学しました。
しかし、大学の交換留学生に選ばれるのは2人。全学年で実施される試験に当時1年生だった私は合格するはずもなく、単位互換はされるものの手続きは全部自分でするという認定留学になり、私は提携大学であるオルレアン大学に行くことにしました。
そうと決まってからは留学準備のために奔走する日々。応募資格であるDELFというフランス語試験の受験、大学への志願書提出、そのための法定翻訳依頼、CAMPUS FRANCEでの面接にビザの取得、住居の確保。
私は何をするにもギリギリで、10回くらいもう行けないんじゃないかと思いました。おそらく、同じ認定留学を志していた同学年の友達の助けがなければ行けなかったと思います。
苦難を乗り越えやっと渡仏!そこで出会ったたくさんの人たち
バタバタしながらもなんとかフランスに到着。オルレアンはとてもきれいで治安が良く、ジャンヌ・ダルクが大好きな私はオルレアンに来れたことをとても誇りに思いました。
オルレアン大学は日本人留学生がたくさんいました。語学力を上達させるために日本人とは交流するべきではないとよく言いますが、やはり母語を話せない、悩みを共有できない、思ったことを思ったように話せないというのはかなりストレスが溜まります。
私も、日本人と話していなかったらひどいホームシックにかかっていたと思います。それに、日本人留学生を通してさまざまな経験ができたので、悪いことだとは思っていません。
大学の催しで日本語を勉強しているフランス人と交流したり、日本人の友達に連れられ彼女の友人である中国人のホームパーティーに参加したりしました。外国人との交流はとても刺激的で、私の留学生活を一層良いものにしてくれました。
語学学校での国際恋愛事情。外国人と交際するうえで大事なこととは
留学生活を一層刺激的にしてくれる国際恋愛。私の周りには現地でフランス人の恋人を作っている日本人が数人います。中には寮に戻らず恋人の家に入り浸り半同棲状態になっている人もいます。恋人と暮らすために同棲しながら2年目留学を続ける人もいるとか。
語学力を効率よく伸ばす一番の方法は、「その国の言葉を話す恋人を作ること」だと言われています。そのため、現地の恋人を作ることは語学力を伸ばすには絶好のチャンスです。しかし、私の知り合いは日本語が話せるフランス人の恋人と日本語で話しています。本人がそれでいいならいいのかもしれませんが、少しもったいないような気はしますね。
外国人と交際するうえで欠かせないことは「お互いの価値観を尊重する」ことだと思います。違う国で生まれ育ち、考え方も何もかも違うので、日本人同士での交際よりもさらに大事なのではないでしょうか。
ホームステイで見えたフランス人のいい面悪い面
私は大学の先輩が紹介してくれた家にホームステイしています。ホストファミリーはいい人で、フランス語が上達するよう協力してくれます。私が困ったときは何度も助けてくれました。
しかし私はもともと人と話すのが得意ではなく、何を話していいかわからない状態で、部屋にこもりがちでした。マダムはそんな私をいつも心配していました。その後マダムと話し合ったり、手紙で自分の正直な気持ちを打ち明けたりして、だんだん話せるようになりました。
ですが、最近私は行動に制限が多いことを煩わしく感じています。シャワーの時間が10分でも長いと言われたり、夜に少しでも物音を立てるとうるさいと言われたりするのです。
フランス人は歯に衣着せず思ったことはハッキリ言うためそれに傷つくこともしばしばあり、一人暮らしを考えたこともあります。
フランス人と上手く付き合っていくために私がたどり着いた答え
フランス人は自分の意見を持っていて、それをハッキリと主張します。日本人のように言葉をオブラートに包んだり、我慢したりしません。私も少し前までは注意されると「そうか、自分が間違ってるのか。気を付けよう」と我慢していました。
ですが、たまたま同じ家に日本人が来て愚痴を言い合うようになってから変わりました。日本人にだって我慢していても譲れないものはあります。
ある日、マダムに理不尽な注意を受けたとき、ただ謝るのをやめ、反論しました。その時自分でも驚くくらいスラスラとフランス語が出てきたことを今でも覚えています。
私は自分の言いたいことが言えたことでスッキリしました。これからは、自分の意見はハッキリ言い、それでも合わないと感じたら家を出て一人暮らししようかな、と思っています。自分の意見を言うことは悪いことでもなんでもないのですから。
留学生活を通して起こった予想外の心境の変化
日本とは全然違う環境での生活、語学学校でのさまざまな国籍の人たちとの交流で私がおそらく一番変わったと思うのは、フランスはあまり関係ないのですが、韓国への偏見です。
恥ずかしながら、私は韓国人はみんな日本のことが嫌いで韓国は怖いところなんだ、と思っていました。
しかし、語学学校で同じクラスだった韓国人たちはみんないい人で、日本語を学校で習っていたらしく日本語で話しかけてくれたり、お菓子をくれたりと親しく接してくれました。
また、お米が恋しくて行った韓国料理店のビビンバがとてもおいしく、感動しました。
フランスにいると視点がアジアからヨーロッパに変わります。ヨーロッパの視点から見ると日本と韓国はお互い知っていることや共感できる部分が多く、親近感が湧いたこともあり、今では韓国に対する苦手意識はなくなりました。
留学は思い切りが大事。成し遂げれば自分を変えることができる
おそらく「留学をするには語学力が足りないしうまくやっていけるか不安」という理由で留学をためらっている人はたくさんいると思います。ですが、留学をするうえで一番大切なのは「とりあえず思い切ってやってみること」です。
もちろんある程度の語学力は必要ですが、現地で暮らし、毎日外国語と触れ合っていればおのずと語学力はついてきます。また、引っ込み思案で我慢ばかりしていた私が変わったように、違う価値観、違う習慣に揉まれて生きていれば自分自身も何かは必ず変わります。それは価値観か習慣か、または性格かもしれません。
留学は楽しいことばかりではありませんが、苦難や苦悩を乗り越えて得たものは、将来かけがえのないものになります。まずは一歩、海外へ踏み出してみてください。きっと新しい自分に出会えると思います。
決断の先には新しい自分が!
いかがでしたか?
海外留学に憧れのある人は多いですよね。ですが、見知らぬ土地、慣れない文化圏の中で過ごしていくことに不安を感じるという人もいるはず。
そんな中、やなぎさんは思い切ってフランス留学を決意したことでさまざまな体験をすることができました。
また、人との出会いによっても自身の中に大きな変化が起きたと感じています。
苦労や困難を乗り越えた先には、新たな発見があり、それらの経験は貴重な財産となります。
まだ留学に決断がつけられない…という方は、ぜひやなぎさんの体験談を参考にしてみてくださいね!