大学生の留学に必要な費用
内訳やパターン別の目安を解説
海外の最新情報なども気軽に相談してみよう。各社パンフレットで料金や問い合わせ先が知れる！
目次
大学生は休暇期間が長く、休学せずに数ヶ月の留学ができる絶好のタイミングです。
留学をするために、バイトをしながら費用を貯めている方もきっといることでしょう。
こちらでは、大学生の留学に必要な費用を国別・目的別でご紹介します。
インターンシップや資格取得留学などさまざまなパターンをまとめているので、留学費用を準備するうえでぜひ参考にしてくださいね！
大学生の留学に必要な費用目安
大学生の留学に必要な費用の目安は、下記のとおりです。
| 留学の目的 | 費用 |
|---|---|
| 短期留学 （1週間） |
約5～30万円 |
| 春休み・夏休み留学 （1ヶ月） |
約30～70万円 |
| ワーキングホリデー （1年） |
約100～140万円 |
| 休学・認定留学 （6ヶ月） |
約120～300万円 |
| 大学進学 （1年） |
約200～500万円 |
※滞在費＋食費＋授業料の費用目安
上記の通り、大学生の留学費用は目的によって異なります。
たとえば海外でホームステイだけ体験するのであれば10万円程度で済むプログラムもありますが、語学学校にも通うのであれば追加で学費の支払いが必要です。
また、長期留学というと大金が必要なイメージもありますが、ワーホリや有給インターンシップなどで仕事をしながら学校に通う場合は出費を抑えられます。
そのほか、授業時間数を調整したり自炊を心がけたりなど、大学生の留学ではさまざまな方法で費用を節約できるので予算に余裕がない方でも安心してくださいね！
大学生の留学にかかる国別の費用目安
| 国名 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 半年 | 1年 |
|---|---|---|---|---|
| アメリカ | 30～70万円 | 70～100万円 | 150～300万円 | 200～600万円 |
| カナダ | 30～50万円 | 80～100万円 | 100～200万円 | 200～450万円 |
| オーストラリア | 30～60万円 | 80～100万円 | 120～200万円 | 200～450万円 |
| ニュージーランド | 30～50万円 | 70～100万円 | 100～150万円 | 200～500万円 |
| イギリス | 40～70万円 | 150～200万円 | 200～400万円 | 300～600万円 |
| ハワイ | 40～70万円 | 70～100万円 | 150～300万円 | 300～500万円 |
※授業料・食費・滞在費を含めた費用の目安です。
留学費用は国や期間によっても変わります。
特にアメリカやイギリスなど物価の高い国へ留学する場合は、1ヶ月の短期留学でも最低30万円近く、1年間の長期留学にもなると年間で約200～500万円の費用が必要です。
ただ、上記は欧米諸国を例としており、物価の低いフィリピンやフィジーでは留学費用をこの半額程度に抑えられる可能性も！
特にフィリピンには就活向けコースを設けている学校が多く、ほかの国と比べてリーズナブルに受講できるので、大学生のうちに留学したいとお考えの方は候補の1つとして検討してみるのもよいでしょう。
大学生の留学に必要な費用の内訳
大学生の留学に必要な費用の内訳は下記のとおりです。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 渡航費 | 約2～20万円 |
| 諸手続き費 （ビザ・パスポートなど） |
約2～10万円 |
| 学費 ※1ヶ月あたり |
約5～20万円 |
| 滞在費 ※1ヶ月あたり |
約0～15万円 |
| 食費 ※1ヶ月あたり |
約1～5万円 |
| おこづかい ※1ヶ月あたり |
約1～10万円 |
| その他の費用 （交通費・通信費・留学エージェントの手数料など） ※1ヶ月あたり |
約0～30万円 |
では、それぞれについて細かく見ていきましょう！
渡航費
- 往復の渡航費
- 約2~20万円
渡航費は往復で2～20万円が目安です。
費用と時間のどちらを優先するかは人それそれですが、できるだけ渡航費を抑えたいなら経由便やLCCを活用するのがよいでしょう。
また、長期留学中に何度か日本へ帰国する予定の方は、あらかじめ帰国シーズンの航空券代を調べておいて早めに予約するのがおすすめです！
諸手続き費（ビザ・パスポート・海外保険など）
- 往復の渡航費
- 約2～10万円
ビザ申請やパスポートの取得、海外保険の契約など諸手続きにかかる費用の目安は約2～10万円です。
ビザ申請・パスポート・海外保険については、それぞれ下記をご確認ください。
ビザ申請の費用について
ビザ申請の費用は国によって変動し、無料のところや5万円以上かかるところなどさまざまです。
また、同じ目的でも、留学期間が3ヶ月以内・授業時間数が少ないなど、条件によってビザが不要になるケースもあります。
ビザの情報は国の状況などによって変更となる可能性も高く、最新情報をチェックすることが大切。
不明な点があれば留学エージェントなどに相談するようにしてくださいね。
パスポートの発行手数料について
パスポートの発行手数料は有効期間によって異なり、5年間であれば11,000円、10年間であれば16,000円となります。
20歳以上であれば10年間有効なパスポートが取得できるので、年齢によっては10年間のほうを取得しておくとよいでしょう。
海外保険にかかる費用について
海外保険にかかる費用は、1ヶ月で1～3万円、1年間で15～25万円が目安です。
留学先や目的によっては、留学中の保険が指定されていることもあります。
保険の手続きは留学エージェントが対応している場合もあるので、まずは何が必要か相談してみるのもおすすめです。
学費
- 1ヶ月の学費
- 約5~20万円
大学生の留学に必要な学費の目安は、1ヶ月あたり約5～20万円です。
- ・語学留学
- 1ヶ月あたり5～20万円
- ・資格取得留学
- 資格によって費用はさまざまですが、1ヶ月あたり20～50万円（滞在費・食費込み）
- ・現地大学への正規留学
- 1年間あたり180～500万円（滞在費・食費込み）
たとえば資格取得留学は、TOEIC（トーイック）のような座学で済むものであれば通常の語学留学とほとんど費用は変わりません。
一方、ヨガやフラワーアレンジメントなど実技が必要なものは高額になる可能性があります。
また、大学への正規留学の場合は国立と私立では学費が大きく異なるため、行きたい学校の情報を集めることが大切です。
滞在費
- 1ヶ月の滞在費
- 約0~15万円
大学生の留学に必要な滞在費の目安は、1ヶ月あたり約0～15万円です。
一方、長期留学では自分で滞在先を選べることがほとんどで、最初の数ヶ月間だけホームステイや寮を利用して、途中からはアパートやシェアハウスへ引っ越す方が少なくありません。
引っ越し代などの費用が発生しますが、せっかく海外で長期滞在するなら一人暮らしを体験してみるのもよさそうですね！
食費
- 1ヶ月の食費
- 約1~5万円
大学生の留学に必要な食費の目安は、1ヶ月あたり約1～5万円です。
また、自炊メインの生活を送ったり、まかないつきのレストランでアルバイトをしたりするのも食費節約につながります。
海外の飲食店で働くのはハードルが高いイメージがありますが、日本食レストランなど日本人を積極的に採用している職場もあるので、興味があればぜひ挑戦してみてくださいね！
おこづかい
- 1ヶ月のおこづかい
- 約1~10万円
大学生の留学に必要なおこづかいの目安は、1ヶ月あたり約1～10万円です。
特に大学生となるとほとんど制限がなく、年齢や滞在期間によってはお酒を楽しんだり周辺諸国に旅行したりと過ごし方がさまざまなので、人によって実に幅広いです。
また、現地の学生と交流するチャンスもありますが、おこづかいが少ないと交流の機会を逃してしまうかもしれません。
たとえば「勉強だけでなく観光も楽しみたい！」「いろんな人とおしゃべりしたい！」というのであれば、おこづかいは多めに見積もっておいたほうが安心でしょう。
その他の費用（交通費・通信費・留学エージェントの手数料など）
- その他の費用
- 約0~30万円
そのほか、留学に必要な費用として交通費や通信費、留学エージェントに支払う費用などがあります。
留学費用は、目的や滞在方法、期間によって大きく変わってくるため、自分の留学プランに合わせて計算することが大切です。
費用面で不安がある方は、留学エージェントへ相談してお得なプログラムを紹介してもらうのもよいでしょう。
パターン別！大学生の留学にかかる費用
次に、大学生の留学に必要な費用を下記の3パターンに分けてご紹介します。
- オーストラリアで語学留学（1ヶ月間）に参加
- フィリピンでTOEICの資格取得留学（2ヶ月間）に参加
- カナダで有給インターンシップ（1年間）に参加
「就職に向けて英語力を向上させたい！」「海外で就業経験を積んでみたい！」など、留学中の目標は人それぞれです。
下記では目的別の留学費用を紹介しているので、自分の目標を叶えるためにはいくら資金が必要なのか参考にしてみてくださいね！
オーストラリアで語学留学（1ヶ月間）に参加
オーストラリアの留学プログラムは種類が豊富で、資格取得やアクティビティなどさまざまな体験ができます。
そのため、どのプログラムを選ぶかによって費用は大きく変わるでしょう。
また、こちらでは1ヶ月の短期留学を例に挙げていますが、ワーホリが盛んなオーストラリアでは長期留学をするのもおすすめです！
現地で仕事をしながら語学学校に通えば、トータルの出費を大幅に抑えられますよ。
フィリピンでTOEICの資格取得留学（2ヶ月間）に参加
上記には学費・渡航費・滞在費・食費が含まれており、物価の低いフィリピンでは生活スタイル次第で欧米圏の半額程度の留学費用で済みます。
また、こちらで紹介したのはTOEICに特化した資格取得留学ですが、ヨガやエステティシャン、バリスタなど、国によってさまざまなコースを用意しています。
なかには就活に役立つ資格もあるので、ぜひ目的に合わせて挑戦してみてくださいね！
カナダで有給インターンシップ（1年間）に参加
上記には学費・渡航費・滞在費・食費が含まれますが、有給インターンシップでは現地で給料を得られるため通常の長期留学と比べて留学費用は安めとなっています。
「長期留学をしたいけど費用に余裕がない」という方は、有給インターンシップに応募してみるのもよさそうですね！
勤務先はホテルやレストラン、一般企業などさまざまで、海外就職を考えている方にとっては現地での就業経験が積める絶好のチャンスだと言えるでしょう。
大学生の留学で奨学金制度は利用できる？
「留学をしたいけど、資金が足りない…」という方は、奨学金を利用するのもおすすめです。
大学生が利用できる奨学金はいろいろありますが、そのなかでも文部科学省が率いる「トビタテ！留学JAPAN」はサポートが手厚いことで知られています。
留学前後に研修が行われたり、過去に派遣された留学生との交流会が開かれたりなど、イベントが盛りだくさんな点が「トビタテ！留学JAPAN」ならではの魅力です。
ただ資金を援助してくれるだけでなくグローバル人材の育成にも力が入れられているので、将来的に海外と関わる仕事をしたい方はぜひ応募してみてくださいね。
独自の奨学金制度を打ち出す地方自治体もある
国の奨学金はサポートが手厚い点が魅力的な一方、全国から応募が殺到するため審査に通りにくい点がデメリットでもあります。
そのため国の奨学金が得られなかったときは、地方自治体が独自に打ち出す奨学金に応募してみるのもよいでしょう。
募集枠が地域限定のため、国の奨学金より倍率が低く審査が通りやすい傾向にあります。
「埼玉発世界行き」や「ヒロシマ・スカラシップ」などさまざまな奨学金制度があるので、気になる方はお住まいの地域の情報をチェックしてみてくださいね！
大学生の格安留学におすすめのプログラムまとめ
留学エージェントのパンフレットをもらおう！
留学エージェント各社のパンフレットは無料で取り寄せることができます。
留学エージェントとは、留学を手配する代理店です。手配だけではなく、学校選びや留学全般のアドバイス、留学中のサポートまで、留学のプロがあらゆる面でサポートしてくれます。
はじめて留学・ワーホリする方には特におすすめです。
