『Coto-Toronto Life-』のブロガー、Cotoさんに直撃インタビュー!カナダのワーキングホリデーでの体験を聞いてみました★
2018.08.22
留学くらべーる編集部
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目次
カナダのワーキングホリデーブロガーさんにインタビュー第6弾は『Coto-Toronto Life-』のブロガー・Cotoさんです!
学生時代の後悔や社会人になってからの物足りなさをワーキングホリデーにぶつけたCotoさん。今回はそんなCotoさんに、カナダのワーキングホリデーで経験されたことをたくさん聞いてみました!
「海外で生活してみたいな~」「ワーキングホリデーってどんなことができるんだろう?」と、何となくでも海外に興味がある方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください♪
ブロガーさんのご紹介
2013~2014年に1年間、ワーキングホリデーでカナダに滞在されていたCotoさんは、ワーホリが終わった2014年以降もCo-opビザやVisitorでカナダに滞在中のブロガーさんです。
そんなCotoさんのブログ『Coto-Toronto Life-』は、滞在中のトロントのことや日々の生活、ビザ申請などの情報発信のために2016年4月に開設されました。現在は、カナダで知り合ったパートナーとCommon-lawでの移民申請中とのこと。なぜ結婚ではなくCommon-lawでの移民申請を選んだのか、ワーホリから現在に至るまでのリアルなエピソードが詰まっています。
ワーキングホリデーだけでなく、カナダや海外生活に少しでも興味がある方は、ぜひCotoさんのブログに遊びに行ってみてください☆
Cotoさんのブログはこちらから『Coto-Toronto Life-』
ワーキングホリデーを決めた理由について
ワーキングホリデーをなぜ選んだのですか?
以前、イギリスへワーキングホリデーに行った友人を訪ねてロンドンへ行った際、漠然と「いつかワーキングホリデーで海外生活をするのもいいな」と思いました。
大学でフランス語を専攻していたのに学生時代に留学をしなかったことを、就職後、海外旅行をする度に後悔していたのもあったと思います。
社会人になり仕事に追われる毎日で、気づくとワーキングホリデーのリミットが近づいていました。日本での生活は安定していたのですが何か物足りなさを感じていたこともあって、思い切って行ってみることにしました。
なぜカナダを選んだのですか?
帰国後の就職等を考えた時に英語圏に行こうと思っていたので、自然とカナダを選びました。
英語に訛りが少なく綺麗だということに加えて他の北米の都市や南米、ヨーロッパにも行きやすいということも旅行好きの私には魅力的でした。バンクーバーやビクトリア、モントリオールも滞在都市として考えていたのですが、大都市で多様性のあるトロントが自分には合っていそうだなと感じてトロントにしました。
語学学校や仕事について
語学学校には行きましたか?
はい。
現地に来てから事前に調べておいたいくつかの学校に見学に行き、気に入ったところに8週間の予定で入学しました。楽しすぎて結果的に4週間も延長してしまいました。
また、最後の4週間はもう一つ学校に通い、午前と午後でダブルスクールをしました。
学校はどうでしたか?
私が始めに通った学校は大きな一軒家を改装したアットホームな雰囲気で、自分にはすごく合っていたと思います。アクティビティも充実していたおかげで、クラス外でも友人が増えて毎日楽しかったです。
また、日本で少し英語の勉強をして行ったおかげで、国際色豊かで自分よりの英語の上手な生徒が多いクラスに入れ、彼らと張り合いながら勉強できたのでボキャブラリーも増えました。毎日のように一緒に出掛け、自然と仲良くなれたので、英語で自分の意見を話すことに抵抗がなくなっていったと思います。
学校では恥ずかしがらず、積極的に質問をしていくといいと思います。
お仕事はされましたか?また、どんなお仕事でしたか?
はい、Hudson's Bayというデパートで商品管理のアルバイトと日本食レストランのサーバーとを掛け持ちでしていました。
お仕事を介して得た事、学んだ事はありますか?
日本でしていた仕事とは全く違うので一概に比較はできないのかもしれませんが、日本と比べ段取りなどをあまりしっかりしない分、働く人の臨機応変さがより求められるような気がしました。
何か起きても慌てず騒がず、日本のような完璧を追求するような姿勢ではなく、必要十分なことを最短でやっていくのがカナディアンスタイルなのかなと思いました。
また、いろんなバックグラウンドの人が働いていて文化的な違いを学べたのはもちろん、お互いに意見に違いがあって当然、違いに対して寛容であることの大切さも学べたと思います。やりたいことがあれば臆せず上司と話してみることが大切だなとも思いました。私の場合も自分には無理かなと思っていた仕事内容を、上司の何気ない「やってみる?」に「やってみたい!」と答えたことで仕事の幅を広げてもらうことができました。
現在のパートナーと出会ったのもこの職場です。
他にも得た事や学んだ事はありますか?
日本食レストランの方は忙しかったものの、いい意味で息抜きというか友達と話に行く感覚で楽しみながらできました。
ダウンタウンコアのレストランとは客層も違いファミリー層が多く、ゆっくり食事を楽しんでもらうという感じのお店で、チップも良かったです。お客さんは日本食や日本に興味のある方も多く、オーナーも私たちサーバーがお客さんと雑談するのを快く思ってくれる方だったので、仕事をしながら英語の練習にもなりました。今思えばすごくおおらかな職場で、恵まれていたと思います。
また、このレストランを辞めた後お客さんだった方と偶然別のお店で出くわし、その後友人として一緒に出かけたりホームパーティをしたりする仲になったこともありました。
お仕事で苦労した点は何でしたか?
Hudson's Bayの仕事は受かった後のオリエンテーションに全くついていけず、涙目に。(笑)
アルバイトの簡単な仕事とはいえ、語学学校で使うのとはまったく違うスピードやボキャブラリーで、初めは本当にやっていけるか不安でした。学生時代に日本で販売の仕事をしていたのですが、結構日本のやり方と違うことも多く最初は戸惑うことばかりでした。
ミーティングでは資料に目を通すのに時間がかかり、意見を求められても語学学校では自信を持って話すことができていたはずなのに、何も言えず…。日本である程度社会人経験を積んだ私には、日本では問題なくできるようなことも言葉の面で理解が遅れ、できて当然と思っていたこともままならず、プライドが粉々に砕けて自分が情けなくなることも多かったです。
言葉の面や仕事の進め方などわからないことが多く、助けてもらう場面ばかりでしたがそれでも仕事を一生懸命する姿勢は見ていてくれ、初めは短期の契約で入った仕事でしたが、期間なしで雇っていただくことができました。(ビザの問題でその後辞めざるをえなくなりましたが…。)
では、日本食レストランのお仕事で苦労した点は何でしたか?
日本食レストランでは、初めの頃は食材を英語で説明するのに詰まったりもありましたが、お客さんと話すのが楽しく、いい仲間にも恵まれ楽しみながらできました。
カナダでは日本のように用のあるときにお客さんがサーバーに声をかけるのではなく、サーバーの方から気がついてお客さんに声をかけるのが普通です。でも初めの頃はそれに慣れず、食べ終わった後すぐにお皿を下げるのは会計を促しているようで不快なのではとか、飲み終わった後すぐに追加を聞くのは催促しているようではないか、とか考えて発想を切り替えるのに少し時間がかかりました。
学校やお仕事以外で何かしたことはありますか?それはなぜですか?
部屋を借りていたオーナーの息子さんに、日本語を教えていました。
息子さんが日本に興味があるとのことだったので教えることになりました。子ども特有の集中力のなさに苦労することも多々ありましたが、英語で日本語を教えていたので自分の英語の勉強にもなりましたし、何より日本語と英語の違いをより深く学べていい経験だったなと思います。
滞在中の苦労や楽しかったことについて
滞在中、一番苦労したことは何でしたか?また、その苦労をどう乗り越えましたか?
私は部屋探しに苦労しました。
初めの頃に入ったシェアハウスでの経験から、お風呂やキッチンをあまり多くの人とシェアしたくないと思って条件を絞って探していたらなかなかいいところが見つからず、当時住んでいた部屋から出て行く期限が近づいてしまい、本当に焦りました。時期も関係あるとは思いますが、いいところは本当にすぐに決まってしまいますし、中には詐欺まがいのところもあって、あの時は本当に焦りと恐怖で夜寝られなかったです。
毎日こまめにいくつかのサイトをチェックし、アポを取り、見学を繰り返しなんとか見つけることができました。途中、同じ家を見学に来ていた日本人の方と連絡先を交換して、家探しの情報交換をするうちに友達になったことも。自分って転んでもただでは起きないなと思いました。(笑)
滞在中、一番うれしかったこと・楽しかったことは何でしたか?
たくさんの人と出会い、友人になれたことです。
ありきたりですが、人との出会いは私にとってワーキングホリデーで得た一番の宝物です。年齢や国籍関係なく、また同じ日本人でも日本で暮らしていたら出会わなかったであろう人たちに出会え、ワーキングホリデーから3年経った今でも連絡を取ったり、トロントに訪ねてきてくれたりとささやかですが交流は続いています。
また、ワーキングホリデーへの出発前に日本食レストラン以外で仕事をすることを目標にしていたので、Hudson's Bayに受かった時は信じられない気持ちでした。ワーキングホリデーを終えた後、イエローナイフでオーロラを見たことと、中南米のクルーズ旅行ができたのもいい思い出です。
最後に、ワーキングホリデーについて聞きました!
あなたにとってワーキングホリデーとは何ですか?
若いうちにしかできない、手軽な海外生活体験です。
自分の視野や人脈を広げるチャンスでもあると思います。
たった一年とはいえ、海外旅行と違ってよその国に住むということは楽しいことばかりではなく、戸惑うことやうまくいかないこともあるかもしれませんが、その分学ぶことも大きいと思います。社会人になってから仕事を辞め、海外に出るのは帰国後の仕事の心配などもあるし、勇気のいることです。ですが、その分危機感を持って語学習得に一生懸命になれたと思います。
私は今もカナダに残っていますが、ワーキングホリデー終了後日本に帰って働いていたら、きっと今までとは違う視点で仕事も毎日の生活もできたのではないかなと思います。また、長く海外に住むと余計に日本の便利なところやサービスの良さ、マナーの良さなどの日本の素晴らしさにも気づかされ、自分の環境に感謝を持てるようになると思います。
ワーキングホリデーの1年をどう過ごすかは、本当にその人次第。限られた1年なので、新しいことに挑戦し自分にとって有意義なものにして、楽しんでほしいと思います!
いかがでしたか?
ワーキングホリデーには年齢制限があるので、まさに「若いうちにしかできない」貴重な体験ですよね!
社会人になってからのワーキングホリデーはCotoさんの言う通り、不安の方が大きいです。ですが、不安を危機感に変えて一生懸命現地で過ごしたCotoさんの行動は、これからワーホリを考えている人たちの背中を押してくれるはずです!ぜひこのインタビュー記事をきっかけに、ワーホリへの一歩を踏み出してみてください♪
Cotoさん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
これからも『留学くらべ~る』では、ブロガーさんのインタビュー記事を随時配信していきます★ワーキングホリデーや留学など、海外生活に興味のある方は、ぜひ今後もチェックしてみてくださいね!