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カナダ留学の保険事情~少しでも心配事をなくすために~

2023.12.13

留学くらべーる編集部

カナダ留学の保険事情~少しでも心配事をなくすために~
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留学生活を快適に過ごすためには保険について十分に知る必要があります。
ここでは、カナダ留学における保険について紹介するので、カナダ留学をお考えの方はぜひご覧ください。

カナダ留学について詳しくはこちら

末永真一さん
末永真一さん
SUPERVISER ー この記事を監修した人 ー

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002|カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。
現在までサポートしてきた留学生数は1万人以上。カナダ留学情報を発信するX(Twitter)アカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万以上。

監修者の詳細はこちら:カナダ留学コンパス
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カナダでワーホリ/長期留学をするなら必ず保険に加入しよう

留学を考えたとき、無事にカナダで過ごせるのかはやっぱり心配ですよね!

留学中、事故や病気など何が起きるかわからないから不安…という人のために保険があります。
絶対大丈夫だと言い切れないからこそ、保険のことはしっかりと考えましょう!

思いがけないトラブル

留学中はいつ何が起こるかわからないものです!
いくら心構えや準備をしていたとしても、思いがけない事件や事故に巻き込まれたり、けがや病気にかかってしまうこともあります。

また、日本にいる感覚で過ごしていると盗難や詐欺などに巻き込まれることが多いので防犯意識を持っておくことが大切です。

日本の海外傷害保険の場合は、携行品の盗難や紛失までサポートしてくれるものもあるので、心配な人は日本の海外障害保険に加入しておきましょう。

末永真一さん 監修者コメント

クレジットカード付帯の旅行保険だけでは不十分なことも多いので、留学生保険へは必ず加入しよう。

カナダの犯罪発生率

カナダの犯罪発生率は日本と比較すると約4倍にも上ります。

カナダが安全な国だと安心していると、とんでもない犯罪に巻き込まれるケースも…!
凶悪犯罪は比較的少ないようですが、スリや置き引きなどの軽犯罪が多発しているので注意しましょう。

高額な医療費

カナダで風邪をひいてお医者さんに相談すると、およそ50~150ドル(約5,400~16,000円)ほどの費用が発生します。

1日だけの入院でも1,200~3,500ドル(約13~38万円)必要です。
この金額に処方箋料などの諸経費は含まれていないため、実際はさらに医療費を払う必要があります。

自分は風邪をひかないから大丈夫!と保険に加入していないままだと、そのすべてを自分で払わなくてはいけません。
ですが保険に入ることで救急車の費用や入院の際に家族を日本から呼ぶための費用などもサポートしてもらえます。

保険の選び方

留学中の保険を決めるにはいくつかポイントがあります。その中でも2つのポイントをご紹介してきます。

  1. 病院でのお金の支払い方
  2. 補償内容を選択できるか

1についてですが、実際に病院に行ったときにいったん自分で立て替える必要のある保険があります。
留学生で高額な医療費をポンと払える人はほとんどいないですよね。
急に病院に行かなければならなくなったときのためにも、立て替え金が不要の保険を選びましょう。

2については、自分の滞在方法や留学スタイルによって補償を自分で組み立てることができるか、ということです。
たとえば扶養家族がいないのであれば死亡保険を外したり補償額が少ないものにしたりといったように組み立てられるものがあります。

長期留学におすすめ!カナダ留学生医療保険

保険

留学を考えている人が知っておくべき保険にはいくつか種類があります。
ここでは、BIIS(ブリッジス・インターナショナル保険サービス)が展開している「留学生保険」についてご紹介していきます。

カナダの留学生保険について

留学生保険とは、その名の通りカナダに来ている留学生だけが加入できる医療保険です。
突然の病気やケガ、不測の病気の際にかかる費用を補償してくれます。

カナダ国内の公認された学校に通っていることが条件となり、加入日数は10~365日と定められています。 ここで注意したいのが、学校に通わなくなった時点で無効になること。語学留学+ワーキングホリデーをお考えの方は注意しましょう。

日本の海外傷害保険とは違い、盗難や飛行機の遅延などの細かなカバーはありませんが、カナダでの病気やケガをサポートしてほしい方にはおすすめです。

また、特徴としてカナダ国外への旅行の際には、大半の期間をカナダで過ごす場合には世界中の旅行でも有効となります。 なお、被保険者の本国(日本)での保証はありません。

カナダ留学生医療保険の費用

2021年3月時点の保険にかかる費用は以下の通りです。

  • 最低保険料:1日につき1.88ドル(約200円)
  • 特約補償(オプション):22ドル(約2,400円)

カナダ留学生医療保険による責任限度額は200万ドル(約2.2億円)です。

カナダ留学生保険のサポート内容

留学生保険は、検査費や歯科治療費、妊娠に関する診療費などもプランに含まれています。
主な補償についてご紹介します。

主な補償 補償内容
緊急治療 ●入院・通院に関わらず、病気もしくはケガの緊急治療
●内科・外科・麻酔、看護師による治療や手当て
●付き添い看護の限度額は20,000ドル
●医療器具レンタル、レントゲン、検査サービス
フォローアップ診察 最初の緊急治療から14日以内、最大5回まで
救急車 保証限度額まで。山岳や海難救助、救急車の代わりにタクシーを利用する場合も含む。
処方箋薬 30日分、10,000ドルまで
眼科検診 12ヶ月の期間に1度のみ
医師の定期健診(年1回) ●12ヶ月の期間での定期健診あるいは診察1回
●「モーニング・アフター・ピル(緊急避妊薬)」の処方(365日間契約をお申し込みの場合)は150ドルまで
妊娠 保険期間に妊娠した場合は、最高25,000ドルまで
歯科 事故は6,000ドルまで、歯の痛みは600ドルまで、埋伏智歯の治療は150ドルまで
心的外傷のカウンセリング 病気や事故の後のカウンセリングは合計で2,000ドルまで

カナダ留学生医療保険の申し込み方法と注意点

保険発効日が72時間以上先の場合には、オンラインで申し込むことができます。
ファックスや郵送でも受け付けているので、余裕を持って申し込みましょう。

また、カナダ留学生医療保険は延長することが可能ですが、保険会社の承諾と確認の著名が必要な場合がありますので注意してください。

参考:カナダの留学生保険 | BIIS

ワーキングホリデーにおすすめ!カナダビジター保険

次に、「カナダビジター保険」についてご紹介します。
ワーキングホリデー、留学生、観光滞在の方でも加入できる医療保険なので、要チェックですよ!

カナダビジター保険について

こちらの保険は、学校に通っていなくても利用できる保険です。
就学期間に関わらないので、ワーキングホリデーでの滞在の人や旅行でカナダに行くという人でも加入できます。
突然発生した緊急時のケガ、病気にかかる費用を補償してくれます。

加入条件としては、加入時に健康であり、保険加入期間中に医療行為を受ける予定がないことなどです。
日本からでもカナダ国内からでも申し込みが可能なので、留学期間に合わせて加入しましょう。

特徴は補償限度額を段階的に選択できること。
具体的には25,000ドル、50,000ドル、100,000ドル、500,000ドルの選択肢があります。

カナダ国外での補償は保険加入期間の49%以下である場合に、国外(出身国は除く)でも補償の対象になります。

カナダの医療費は高く、自費で負担するのはなかなか厳しいため、カナダ大使館も保険に加入することを推奨しています。

カナダビジター保険の費用

保険にかかる費用は、年齢や補償金額によって異なります。

たとえば20代後半~30代前半の場合は、1日あたり2.87ドル(約310円)の保険料で50,000ドル(約540万円)の補償限度額となります。
ワーキングホリデーなどで1年間滞在するのであれば、約1,050ドル(約11万円)の支払いが必要です。

カナダビジター医療保険のサポート内容

日本の海外損害保険に比べて盗難や飛行機の遅延なそのカバーはありませんが、現地についてからの怪我や病気をカバーするには十分の保険になっています。

主な補償 補償内容
緊急治療 加入補償限度額まで
処方箋薬 30日限度、1,000ドルまで
継続治療 加入補償限度額まで
(初診時の治療を事前報告していることが条件)
歯科治療 ●新規の緊急歯痛緩和の治療の場合、最高500ドル
●事故による顔面打撲が原因の歯科治療の場合、最高4,000ドル
緊急帰国費用 最高3,000ドル
宿泊費用などの補償 被保険者または旅行同伴者が入院した場合、1日最高1,500ドル、最高総額1,500ドルあるいは最高10日間

カナダビジター保険の申し込み方法と注意点

保険発効日が24時間以上先の場合は、オンラインで申し込むことができ、ファックスや郵送申し込みを受け付けています。
保険の即日に加入したい場合には、電話で加入することが可能です。

また、最長2年間まで延長できますが、延長前に生じた障害または疾病による症状は補償対象外となるので、滞在期間が決まっている場合はその期間を通して加入しておきましょう。

参考:カナダのビジター保険 | BIIS

クレジットカードの海外保険も便利

カード

海外ではクレジットカードを利用することも多いはず!
どんな海外保険がついているのかもしっかり確認していきましょう。

保険適用期間について

すでにクレジットカードを持っている場合は、海外傷害保険がついているかどうかも確認しておきましょう!

もしついていた場合は有効期限もしっかりチェックが必要です。
クレジットカードの付帯海外保険は、たいてい有効期限が90日間で設定されています。

90日以内の短期留学であれば、その保険適用期間で対応できるのですが、それ以上の滞在になる場合は、先ほど説明したような留学保険に加入する必要があります。

クレジットカードの付帯海外保険のメリット

クレジットカードの付帯海外保険を使うメリットはなんといっても無料だということ!
ほとんどの場合はプラスで料金を支払う必要がなく、はじめの契約に含まれています。

次に、クレジットカードを持っているだけで身分証明の代わりになるということ。
カナダでは2つのIDを提示しなければならないこともあり、そのパスポート以外の証明書として使用することができます。

クレジットカードの付帯海外保険のデメリット

デメリットとして考えられるのが、補償額がほかの保険に比べて少ないということです。
もともとが無料なため仕方ないかもしれませんが、疾病による死亡は補償されず、決められた補償内容以外は対応されない(オプションなどはない)ということもデメリットでしょう。

保険に入らなきゃ!でも節約もしたい…という人は、はじめの3ヶ月はクレジットカードの海外保険を利用し、残りの期間は通常の留学保険を利用するというプランがおすすめですよ。

先ほど紹介した2つの留学保険はどちらもカナダで加入することができるので、クレジットカードの有効期限が切れる前に対応してくださいね。

クレジットカード付帯の保険について詳しく

末永真一さん 監修者コメント

ワーホリの場合はクレカ付帯保険だけでは、ビザの期限が短くなってしまうこともあります。

自分に合った保険を選ぼう

保険

節約のために保険に入らないのは絶対ダメ!
では、自分に合った保険を選ぶためにはどのような点に注意すればよいでしょう?

最後に、カナダ留学においてどんな保険を選べばいいのかをご紹介します。

カナダで保険加入が義務付け!?

海外で長期間過ごす留学生やワーキングホリデーで滞在する人は、どこに留学しようと保険に入っていたほうがよいでしょう。

実はカナダでは政府自らビザの申請や学校の入学条件のなかに留学保険への加入を義務付けるケースが増えてきました。
それにはカナダでの医療費が高額なため、留学生が治療できずに深刻な状態になってしまったという背景もあるようです。

治療費が確保できないことで命の問題に発展することもあるため、カナダでは保険に加入するようにしましょう。

留学スタイルによって保険を選ぼう!

先ほども言った通り、クレジットカードを持っているのであれば、90日間の保険がきくので、短期留学ではわざわざ保険を新たに契約する必要はないかもしれません。

また、クレジットカード会社によっては、カナダでカードを使用してから90日間保証される場合もあるので、その点も確認が必要です。
クレジットカードを2枚以上持っているのであれば、上手く利用してさらにお得に保証期間を延ばすこともできますよ。

ですが、やはり補償内容等に不安があるのであれば、はじめから留学保険に加入しておきましょう!
スポーツ留学などでケガをしやすい環境にあるのであれば、補償がしっかりしたものに入っておくと安心ですよね。

自分の留学期間や留学の目的を考えたうえで、自分なりの保険プランを組み立てましょう。

カナダ留学でのトラブルに備え、保険について確認しておこう!

留学先ではどんなトラブルに巻き込まれるかわかりません。
「備えあれば憂いなし!カナダ留学を充実したものにするためにしっかりと保険には加入しておいてくださいね。

カナダ留学で気になるプログラムがあれば、留学エージェントの資料を無料で請求することができます。
まとめて取り寄せることも可能なので、ぜひパンフレットをみてカナダ留学への夢を実現させてください!

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