ワーキングホリデー(ワーホリ)で帰国後の就職に繋がるスキルを身につけるには?
2023.09.14
留学くらべーる編集部
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目次
「ワーキングホリデー(ワーホリ)=休暇」というイメージがあることから、就職活動の際にはワーキングホリデーの経験をネガティブに捉える採用担当者もいます。
そのため、帰国後の就職が不安で…という人もいるのではないでしょうか。
ですが、せっかくワーキングホリデーをするのなら、海外生活で培った経験を帰国後に活かしていきたいですよね!
こちらでは、 ワーキングホリデーを就職に役立てるためにはどうすればいいのか、経験者の目線からお届けしていきます。
ワーキングホリデーに行く前に!知っておいてほしい大事なこと
「ワーキングホリデーで何を得られましたか?」
ワーキングホリデー経験者ではなくても、就職活動をしたことがある方なら、この質問は予測できるでしょう。
ワーホリで得られたことを言葉にしてみたら、実際はたいしたことに聞こえないかも…と心配になってしまう方もいるかもしれません。
ここで面接官のペースにはまって、「楽しかったです!また行きたいです!」と気軽に話してしまうと、「海外で遊んできたな。採用してもまた海外に行くために退職するかもしれない…」と不安に思われてしまいがちです。
では、採用担当者によい印象を残すにはどうすればよいのでしょうか?
それは履歴書に書ける実績を残すことが重要となってきます。
1. 就職のためには、ワーホリ中に専門スキルを身につけるのが1番!?
私の経験から言うと、オーストラリアでワーキングホリデーをしている人の多くは下記の3パターンの生活を送っていました。
- ・日本食レストラン(ジャパレス)で働いてお金を貯めて旅行を楽しむ
- ・昼間は働いて、夜はクラブに繰り出してオージー(現地の人)以外と遊ぶ
- ・フルーツピッキングなどをして、セカンドワーキングホリデービザを取得する
ですが正直にいうと、上記のような経験だけでは就職に役立てるのは難しいところがあります。
スイス人のシェアメイト「ワーホリで専門職のスキルを活かしたいけど…」
私のシェアメイトの中に、自国で電気工事士をしていたスイス人がいました。
オーストラリアでは簡単な電気工事も素人がしてはいけないという法律があったのですが、彼はそのことを知らず、電気工事士でワーホリ中の生計を立てようと本気で考えていました。
実際、オーストラリア人たちは、知り合いの電気工事士に頼んで家電用品などの修理をしていました。
ですが、オーストラリアに来たばかりの外国人が、個別に依頼をされるようになるまでは充分な時間とコネクションが必要ですよね。
シェアメイトの彼は、電気店にも履歴書を送るなどしていましたが、結果的に一度も仕事に就くことなく帰国してしまいました…。
知識があっても就職できるかどうかは分からない!
上記のように、たとえ知識があったとしても、ワーキングホリデーの期間中に専門職に就くことは難易度が高い部分もあります。
また、例としてオーストラリア国内では、資格申請から研修を経ておよそ2年後にやっと仕事に就くことができるなど、専門職には高い法律基準が設定されています。
専門スキルを学ぶことであれば、比較的簡単
「専門スキルを身につける」こと自体は決して難しいわけではありません。
渡航先の国に特化した専門スキルを学ぶ学校やコースはたくさんあるので、現地で資格取得などを視野に入れてみるとよいでしょう。
専門スキルは世界共通のため、日本で就職する際にも役に立ちます!
ラウンドやセカンドワーキングホリデーなどがメインの目的でも、帰国するときに「●●という面で成長した私になれた」と言えるのか、ということが大事です。
楽しみ方や過ごし方は人それぞれなので、自分なりのアピール方法を見つけてくださいね!
2. インターンシップ経験をアピールする
面接の中で「●●という現地の企業でインターンをして××を学んできました」と答えると、評価につながりやすくなります。
さらに面接官に突っ込まれて聞かれたら、
- 具体的にどんな意識を持って渡航したか?
- そこに見つけられた価値は何であったか?
をきちんと話しましょう!
面接官の質問にどう答えられるか、面接官にどう判断されるかという点は、ワーキングホリデー中の行動によって左右されます。
面接で胸を張って受け答えができるよう、インターンシップの経験を自分の中でしっかりまとめておくことが大切です。
3. 語学検定は就職において重要な決め手となる
TOEICなどの語学検定でスコアを出すことも、就職活動で高評価を得る方法のひとつです。
たとえばTOEICを受けると、ワーキングホリデーで習得した英語力を点数として示すことができるので説得力があり、評価につながりやすいです。
750点以上であれば、履歴書を見た時点で「努力して得た」英語力として認められる傾向があるようです。
TOEICは日本と韓国で重要視される傾向があり、私は帰国してから試験を受けて810点をとりました。
このくらいの点数であれば、「英語ができる」人材として評価され、外資系企業など英語を使う仕事において大きなプラスポイントになります。
海外で就職?日本で再就職?ワーキングホリデー帰国後の目標を明確にしよう
ワーキングホリデーの経験を将来の就職に活かしたい方は、まず「海外」と「日本」どちらで働きたいか考えてみましょう。
業種や職種などの希望がはっきりしているのであれば、あらかじめ求められているスキルなどのリサーチをしておくことも大切です!
日本で就職したい場合
ワーキングホリデーから帰国後、日本での就職を目指す場合は何をすれば効果的なのでしょうか?
こちらで例をあげているので、帰国後の就職をお考えの方は参考にしてみてくださいね。
語学検定のスコアを伸ばす!
私がオーストラリアにワーキングホリデーをしたときには、みっちり語学学校に通いました。
文法をしっかり学べますし、自分の苦手な部分も細かく教えてもらえます。
アジア人やヨーロッパ人などさまざまな人種の友達もできるので、スピーキング力も磨けますよ!
日本で就職するのに有利なのは「TOEIC」!
TOEICはビジネスで役立つことが多いので、語学力をビジネスに活かしたい方におすすめです。
日本に戻ってすぐにTOEICを受けるだけでなく、現地で受験して帰国することもできるので、帰国前から日本での就職活動の準備をはじめるのもよいでしょう。
語学学校でTOEICの集中講座を受けて、スコアが100点以上アップした友人もいましたよ!
TOEIC講座は今まで日本語で学んでたことをすべて英語で教えてくれるため、感覚で英語を理解できるようになります。
ですので、TOEICのビジネス英語をイメージしづらい学生でも受講できるコースです!
海外で働きたい場合
海外で働きたいという方は、ワーキングホリデー後もそのまま現地に残って就職するという方法があります。
その際は就労ビザが必要ですが、国によってビザ取得の条件などは異なるので詳しく調べてみてくださいね!
オーストラリアの場合
たとえばオーストラリアだと、SOL(Skilled Occupations List)という専門職リストに載っている職業であれば、一定期間学校に通い資格を取得することで就労ビザを取得できます。
ですが、膨大な学費とネイティブレベルの英語力が求められるため、ビザの取得難易度は高めです。
専門スキルを持っている方は、ワーキングホリデー期間中に働きたい企業にアプローチしておくことをおすすめします!
将来に活かせる経験にするためにも、役立つスキルはワーキングホリデー中に習得するようにしておきたいですね!
ワーキングホリデーを就職に役立つ経験にするためのコツ3ヶ条
では、実際にワーキングホリデーの経験を就職に役立てるにはどうしたらいいのでしょうか?
実体験も交えて、ワーキングホリデー中の過ごし方やチャレンジすべきことについてこちらでお伝えします。
1. ワーホリ中はネイティブスピーカーが多い現地の会社やお店で働く!
せっかくワーキングホリデーに行くなら、ネイティブがたくさんいる環境で働いた方が圧倒的に有利です。
語学力にある程度自信のある方は、ぜひ現地の会社やお店を受けてみてください!
現地の人からの応募も多いため競争率が高いですが、給料や労働環境の条件がよいことも多いです。
オーストラリアであれば、ジャパレスなどでも日本よりアルバイトの時給が高めなので生活に困るようなことはないでしょう。
ですが、慣れてきたらローカルのお店や現地の企業を探してみるのもおすすめ。
アジアンレストランでは得られない、リスニングとスピーキング能力の向上も期待できます。
現地のお店や企業で採用をされるポイントは、とにかく自己PRと熱意を伝えることです!
仕事を探す際の重要なポイント
ワーホリ滞在中に仕事を探すときのポイントとして、以下のような点があげられます。
- 友人の紹介やツテを最大限利用する
- 気になったお店があれば積極的にアルバイトの募集はないかオーナーに聞いてみる
- レジュメ(履歴書)を持ち込みして熱意を伝える
- 特技や専門スキルがあったら最大限アピールする
- 面接に慣れる
- ブログを活用する
このうち5つについて、以下で説明していきます!
気になったお店があればアルバイトの募集はないか聞く
実際に街を歩いてみて、働いてみたい場所を探すという方法もおすすめします!
レジュメを持ち込みんでみる!
「自分はこの仕事がしたい!」という熱意を伝えることは、海外でも大きく評価されますよ。
特技や専門スキルをアピールする
特に、日本人の事務処理能力は世界的に見てもすばらしいものです。
私もオーナーに評価を頂いていました!
面接に慣れる
受け答えが自然にできるようになれば、その分採用につながる確率も上がります。
ブログで経験者の声を参考にする
有料の場合もありますが、コメント欄から連絡すれば、今後のワーホリ生活を親身になってサポートしてくれる方もいますよ!
また、現在進行中で現地に住んでいる人がブログをやっていることも多いので、リアルな生活の知恵を得たい方はぜひ探してみてください。
日本では知ることができないようなコアな情報は、やはり現地に住んでいる人が一番詳しいです。
2. 語学力を伸ばすためにシェアハウスに滞在して、外国人の友人を作る
ワーキングホリデーを就職に役立つ経験にするためには、語学力の向上が一番の近道!
そして、語学力アップには外国人の友達を作ることが効率的です。
正直、ワーキングホリデー中にネイティブの友達を作るのはなかなか難しいです。
英語で自分の趣味について話せるくらいでないと、友情が芽生えるほど仲良くなれません。
友達になるためには、まず自分を好きになってもらう必要があるからです。
私はシェアハウスで友人をゲット!
オーストラリア人女性と、ロシア人女性のシェアハウスで、オーナーは25歳のOL。
ロシア人の女性は大学院生でした。
100%英語で話すしかなかった分、英語力も伸びて、大変勉強になりました。
その後引っ越すことになってアジア人とも暮らしましたが、日本人と近しいということもあって、こちらも快適でした!
恋愛も語学力UPにつながるけど…
ですが、一方で「ネイティブスピーカーの恋人は思ったより効果が得られない」という話もよく聞きます。
相手の英語しか聞き取れず、応用が利かないようです。
そして、英語が話せても教えるとなるとそうはいかない、という声も。
日本語が話せても日本語を教えるのは難しい、と感じるのと同じですね。
3. 就活中の面接のネタを広げよう!旅行やアクティビティは積極的に参加する
ワーキングホリデー中は、旅行やアクティビティなどに積極的に参加することも大事です!
海外でしかできない貴重な体験をたくさんすることで、話のふり幅を広げることができますよ。
もちろん、面接の空気を読んで話をする必要がありますが、ワーキングホリデー中のおもしろエピソードなどは面接の場を盛り上げる話の種にもなります。
私のワーホリ体験談①:語学学校に通う
- 朝~昼にかけて:語学学校に通う
- 放課後:リラックスするため、近所のお気に入りのカフェで過ごす
- 週末:友人と旅行をする
語学学校でできた友人と休暇を利用してケアンズにシュノーケリングに行ったり、すでに引っ越していた友人を訪ねてメルボルンに行ったりしました。
また、友人2人でグレートオーシャンロードも旅行しました!
私のワーホリ体験談②:アデレードでのんびり♪
アデレードは工業地帯で現地人でも就職が難しい場所だったため働くことはなく、学校にも通いませんでした。
滞在中はシェアメイトの大学に遊びに行ったり、お気に入りの生地を見つけては手縫いでベッドカバーを作ったりとのんびり過ごす日々。
また、アンティークショップが有名なお店を訪ねてお気に入りの家具を探す、日本でも有名なオーガニックコスメブランド(Jurlique:ジュリーク)の農場見学に行くなど、アデレードでは、本当にいろいろなことを体験していました。
私のワーホリ体験談③:十分な英語力が身についた!
現地でできた友人と観光地に出かけてはおいしい食事とワインを楽しんだり、昼過ぎにのんびり起きて夕方は海沿いにある美しいサンセットを見に2時間ほどかけて出かけたり。
台風やスコールが過ぎ去ったは、ビーチクリーン活動を兼ねてゴミ拾いをしたりもしてました。
勉強や仕事だけがワーキングホリデーの目的じゃない
日本は施設が充実しているので、出かけるとなるとショッピングだったり映画だったり、人工的なもので余暇を過ごすことが多くなりますよね。
ですが、オーストラリアのような国土が広く自然が豊かな国にいると、人生を充実させる習慣を身につけられるようです。
ゆったりした時間を過ごす日々は本当に宝物!
こういった経験を積んできたからこそ、今の自分があります。
海外に住むことで価値観が変わり、今までとは違った考え方で物事を判断できるようになります。
「人間性」を育むことができるのも、ワーキングホリデーの醍醐味のひとつですよ!
ワーキングホリデーから帰国後の就職活動について
ワーキングホリデーをする以前はずっと事務職だったため、帰国後は経験+語学力を活かせるように英語を使う職に就きました。
語学学校で時間とお金を費やしたので、「企業に就職するなら英語を使える仕事を!」と決めていたのです。
自分自身を企業側にとってよりよい条件にする。
そのために、受験したTOIECでは、3ヶ月ほど猛勉強してスコアを上げるように意識しました。
こういった戦略を取ったのは、帰国してから就職カウンセラーによるカウンセリングを受けたのがきっかけです。
ワーキングホリデー前の職歴から、高評価を受ける履歴書の書き方などのコツを教わりました。
応募する職種によって、自分の強みも変えることも大事です。
こちらでは、カウンセラーに教わったことや自分の経験を少し掘り下げて書いていきます。
現在の就職業界の流れを掴む
就職の世界にも、時代によってトレンドというものがあります。
また、どれだけのキャリアを積んだかというのも転職活動においては特に重視されることです。
社会人になる前(学生)、社会人2~3年目、社会人歴5年目以上。
それぞれに求められている資質が違うということをしっかり認識し、自分のなりたい将来像を明確にしておきましょう!
私の体験の場合
私の場合は、求められている資質とマッチしそうな会社をピックアップして、さらにその中から応募先を厳選しました。
仕事は、ワーキングホリデー中に通っていた語学学校から紹介してもらえました。
私がワーホリをした当時(2015年)は、厚生労働省が運営している「ワーキングホリデー帰りの人材を埋もれさせないためのプロジェクト」というものがありました。
試験的な運用ですが、そちらでも就職カウンセラーがいるので、そういった施設は絶対に積極的に利用したほうがいいです!
自分の経験をフルに活かせる仕事を紹介してもらえるかもしれません。
ワーキングホリデー後の就職活動!面接で見られること
私が帰国後に就職活動をしたときは、採用をしてくれた面接担当者がTOEICのスコアに飛びついてくれたことですんなり採用になりました。
また、オーストラリアは渡航者や観光客が多いので「私もここに行ったことあるよ!」といった世間話をたくさんできたのも大きかったです。
意外にも「職場の雰囲気に馴染めるかどうか」ということも面接時に見られてるんだな…と感じました。
ほかにもこんなポイントを見られてました!
- 問題解決や目標設定をできるか?
- 仕事を配分するリーダーシップ能力はあるか?
- 誰とでも話をできる好奇心の深さはあるか?
- 周りの雰囲気と馴染めそうか?
ワーキングホリデーの経験を無駄にしない働き方を見つける
現代はグローバル化と叫ばれる時代ですが、その肌感覚を採用側もイメージできていないため、ワーキングホリデーと言うだけで嫌な顔をする人もいるかもしれません。
正直なところ、そういったことを面接時に直接ぶつけてくるような人とは一緒に働いても苦労するのでは…と予想できます。
ワーキングホリデーに行ったことを自分自身がプラスに捉えて、面接の際にその会社とは相性がよくなさそうであればこちらからも断る!
私はそれくらいの感覚でいました。
実際に、この人とは働きたくない…と感じたところは、やはり落とされました(笑)
ワーキングホリデー中は意義のある過ごし方をすることが大切です。
自分自身を成長させたと言える経験をしたことが、これからの社会人生活に末永く役に立ちますよ!
ワーキングホリデー経験者におすすめの職業
ワーキングホリデーを通して英語力や実践的なスキルを身につけた方であれば、さまざまな仕事に挑戦できます!
こちらでは、ワーホリを経験した方の体験談を交えながら、おすすめの職業や就職先を3つご紹介します。
外資系企業(金融やIT、メーカーなど)
外資系企業には海外の企業が日本に拠点を構えていたり、日本の企業と共同で会社を設立したりとさまざまな種類がありますが、応募条件としてTOEICのスコアを掲げている企業も多く、まさに英語力が強みになる業界だと言えます。
また、経済産業省が2019年に発表した「外資系企業動向調査」によると、「日本人の人材を確保する上での阻害要因」としてもっとも多く挙げられているのが「英語でのビジネスコミュニケーションの困難性」とのこと。
ただ一方で「今後1年間の雇用見通し」に対して「増員する」と回答した企業が36.3%、「現状維持」と回答した企業が60.6%とこれから雇用数が増える可能性も高く、英語力のある方にとっては大きなチャンスでもあります!
ワーホリでしっかり英語力を高めておく必要はありますが、将来的に海外勤務や出張などで世界をと飛び回りたい方であればぴったりの転職先ですね!
帰国後、貿易関係の仕事に!(tamagotamagoさん)
1年間のニュージーランドでのワーキングホリデーを終え、帰国してすぐに就職活動を始め、英語を生かしたグローバルな仕事を中心に就職先を探しました。
そして、今は貿易関係の会社の営業として働いています。取引先が海外なので、メールや電話を英語で対応することもあります。同じ職場にアメリカ人や中国人もいるので、ワーキングホリデーで上達した英語をつかってコミュニケーションをとっています。
ホテルや空港、旅行会社のスタッフ
ホテルや空港、旅行会社のスタッフは海外からのお客さまと話す機会も多く、英語を使える人材が重宝されます。
受付として接客を行うのか、裏方として海外スタッフとやりとりするのかなど、仕事内容によって求められる英語力は変わってきますが、コミュニケーション能力を含め、ワーホリで身につけたスキルを活かせる仕事の1つでしょう。
また、世界各国の人々と関わる仕事の場合、英語以外の言語が話せるとさらに需要が高まります。
ワーホリができる国の中にはフランスやスペイン、ポルトガルなど世界的に話者数が多い国もあるので、自分なりの強みを作りたい方はそちらに挑戦するのもよいかもしれませんね!
憧れていた海外添乗員になれた!(Yukiさん)
現在は、現地で習得した英語力と現地ガイドの経験を活かし、以前に憧れていた海外添乗員として活動しています。
また、新たな試みとして、海外から日本にお越しになるインバウンドのお客様に、北海道内をご案内するガイド業にも挑戦中です。
日本語学校や英会話スクールの講師、翻訳業など
日本語学校や英会話スクールの講師、翻訳や通訳のスタッフなど英語力が活かせる職業はほかにもありますが、これらは言語をわかりやすく伝える必要があり、ほかの職業よりも高いスキルが求められることも多いです。
全国通訳案内士や出版翻訳能力検定試験、観光英語検定など語学力のアピールにつながる資格・検定もあるため、積極的にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
また、オーストラリアなど一部の国の語学学校では、「J-SHINE(小学校英語指導者)」の資格を取得できます。
6~7週間程度のコースなので、子ども好きな方や帰国後に挑戦できる職種を増やしたい方は、受講しておくのもおすすめですよ!
ワーホリをしたからこそ日本語教師の道に!(たけのさん)
私が韓国に行っていた時の一番の心残りが、日本語を教えて!と言われたときに上手に教えられなかったことです。韓国語や仕事、韓国の文化など教えてもらってばっかりだったのに、私は何もできなかった、と。
それで帰国後に選んだのが日本語教師という仕事です。韓国にいたときには教わってばかりでしたが、今では私のほうが外国人に日本語や文化などを教えています。きっとワーキングホリデーへ行かなかったら全然違う仕事をしていたと思いますし、日本語教師なんて職業を調べることもしなかったはずです。
ワーキングホリデー経験者におすすめの求人サイト
海外で得たスキルを活かしたい!という方におすすめの求人サイトをピックアップしました。
帰国後の就職先をお探しなら、下記のサイトで実際の求人をチェックしたり、「英語」「海外」「TOEIC」などキーワード検索をしたりしてみましょう。
- リクルートエージェント
- 転職支援実績No.1。アドバイザーによる求人の紹介を受けられる
- リクナビNEXT
- 日本最大級の求人データベース。さまざまな検索条件から求人を探せる
- The Beyond Border
- 海外経験者専門の転職エージェント。留学者向けのセミナーも開催している
- GJJ 海外就職デスク
- アジア圏を中心に海外の求人が多数掲載。無料カウンセリングも実施
どのような求人があるのか早めに確認しておくと、ワーホリ中に何を経験したらよいのか、どのくらい英語力を高めるべきなのか明確になってきます。
「帰国後、やりたいことがある!」という方は、ぜひ渡航前から求人情報をチェックしてみてくださいね。
ワーキングホリデー後の就職をサポートするエージェント
最後に、ワーキングホリデー後の就職に関して、そのサポートや相談などを受け付けるエージェントについてご紹介します。
「ワーホリの後にちゃんと就職できるか不安…」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ワーキングホリデー後に活用できるエージェントとは
ワーキングホリデーを満喫したものの、帰国後にきちんと仕事が見つかるか不安…。
ワーキングホリデー後の就職についてお悩みの方は、帰国後の就職や現地での就職をサポートしてくれるエージェントを活用するという方法があります。
エージェントの中には、現地生活だけでなく帰国後の仕事探しまでアドバイスや支援を行ってくれるところもあるので、ぜひさまざまなエージェントをチェックしてみてください!
エージェントのサポートってどんな内容があるの?
ワーキングホリデーをする際にエージェントを利用すると、就職に関するさまざまなサポートを行ってくれる場合があります。
たとえば以下のようなサポート例があるので、エージェント選びの際の参考にしてみてくださいね。
ワーキングホリデー期間中の仕事探しに関するサポート例
- 現地の求人情報の提供
- 仕事探しの方法の紹介
- 履歴書(レジュメ)作成のサポート
- ワーキングホリデー向けの仕事に関するセミナーの開催
ワーキングホリデー後の仕事探しに関するサポート例
- 帰国後の就職に関するセミナーの開催
- 履歴書作成のサポート
- 面接対策
- 就職先の紹介
- 現地企業の探し方の紹介
- 現地就職の場合、労働許可証取得のサポート
ワーキングホリデーを就職活動にどう活かすかは、すべて自分次第
ワーキングホリデーを就職に活かすための極意としては、とにかく以下の2つが重要です。
- 履歴書に書ける実績(TOEICスコア、企業での勤務経験など)を残す
- 専門スキルを習得する
そのため、ワーキングホリデー中は、語学の習得や日本とはまったく異なった環境へ積極的に身を投じることがおすすめ。 渡航先で何をするかによって、ワーキングホリデーで得ることは大きく変わります。
まさしく、ワーキングホリデーは自分次第なのです!
海外で生活するという経験は、それだけで貴重です。
もし少しでも興味がある方は、ぜひ留学エージェントに問い合わせてみてください。
数々のワーキングホリデー経験者を見てきた留学カウンセラーから、よりリアルな話を聞けるかもしれませんよ!