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【体験談】韓国へ大学留学!韓国の人ってどんなものを食べているの?

2018.09.06

留学くらべーる編集部

【体験談】韓国へ大学留学!韓国の人ってどんなものを食べているの?
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プロフィール

項目 概要
名前 izuzooさん
渡航した年月 2001年1月
渡航期間 1年以上~
渡航先の国/都市 韓国/ソウル
渡航時の年齢 28歳

韓国の夏は熱いサムゲタン!

暑くて寒い韓国・ソウル

ソウルは、日本の仙台付近と緯度が近いので、冷涼なイメージがあります。

確かにソウルの冬は寒く、零下10度を下回ることも珍しくありません。

ですが、夏の暑さも日本と同じ、もしくはそれ以上と思われるほど暑いのです。
特にソウルは、非常に都市化が進んでいるため、エアコンが出す熱やアスファルトで覆われた地面など、実際以上に暑く感じることが多いです。

熱は熱で制するのが韓国流

韓国では、昔から暑いときには熱い食べ物で補うという考え方があります。
医食同源が根付いた国ですから、食に対するこだわりは他国以上のものがあります。

特に、暑さで弱ったときには、熱いスープに入ったサムゲタンを食べるというのがもっともポピュラーで、夏にはサムゲタン専門店は行列ができるほどです!

昔ながらの韓国伝統食

サムゲタンとはどんな食べ物?

サムゲタンとは、鶏の内臓を取り出してきれいに処理した内部に、もち米、なつめ、高麗人参、松の実等、漢方で良いと思われるものを多く詰め、水を張った土鍋で1つずつ長時間煮て作る料理です。

スープが濃く白く濁るまで煮るので、栄養たっぷりのスープですよ♪

ソウルでとんかつ=トンカス?

韓国での食事といえば、キムチ

韓国での食事といえば、やはりキムチですよね。

韓国人のみんながみんなキムチを食べているイメージですが、食事を頼むと付いてくるキムチを食べると、多くの韓国人が「よく食べるね」と言ってきます。

実は、韓国ではキムチは食事中に少しだけつまむもの、という感覚なんです。
もちろん、無いのは困りますが、たくさん山盛り食べるものではないのです。

新聞によると、小学生や中学生対象に取ったアンケートで嫌いな食べ物の堂々の1位が、キムチ!
国民食だけれど、嫌いな人も多いのがキムチなのです。

子どもの好きな料理はとんかつ

同じアンケートで、好きな食べ物の1位がとんかつ、2位がピザとなっていました。

子どもは脂っこいものが好きですが、とんかつが1位とは少々意外です。
街の中にも、とんかつが食べられるお店はたくさんありますよ♪

カフェのランチのとんかつ

韓国語には「つ」という表記がないので、カフェなどのランチには「トンカス」と書いてあります。

また、韓国のとんかつは日本のものに比べ非常に薄く、薄い小さなとんかつが2~3枚、お皿に乗っていることが多いです。

ソウルでお刺身を食べてみよう

ソウルではお刺身を「フェ」と言います

日本のお隣の国・韓国は、生のお魚を食べることに抵抗のないお国柄で、お刺身をよく食べます。

韓国ではお刺身に、チョコチュジャンと呼ばれる、コチュジャンとお砂糖とお酢を混ぜて作ったたれをつけて食べるのが普通です。

コチュジャンとお酢が入っているので、お魚の生臭さはほとんど消えてしまいます。
ですが、ソウルの人は、たれをかなりたっぷりとつけますので、お魚の風味まで消えてしまっているような気もします…。

日本食料理店でもお刺身

もちろん、ソウルにたくさんある日本食レストランでもお刺身は食べられます。

ですが、どんな高級店に行っても、粉を水で溶いたワサビを出すので、日本人には少しさみしく感じます。
生わさびはあまり普及していないようですね。

韓国人のお客さまが多いので、ワサビと醤油と、もちろんチョコチュジャンも出ますよ♪

量がたっぷり!

韓国でお刺身を注文すると、個別のコースでない限り、大皿に山盛りの状態で出てきます。
ソウルを離れ地方に行くと、さらに量が増えるんです!

ソウルでマグロを食べてみた

ソウルっ子はマグロも大好き

ソウルでは、マグロ専門店が結構あります。
マグロの中でも、特にお刺身を食べさせてくれるお店です。

専門店では、マグロのお刺身を注文すると半分凍った状態で出てきます。
はじめは「解凍し忘れたのかな」と思っていましたが、韓国の人に聞いてみると「シャリシャリとした触感がおいしい」という答えが返ってきました。

韓国的な食べ方とは?

半分凍って短冊形に切られたマグロのお刺身を、韓国海苔で巻いて、塩とゴマ油につけて頂くのが韓国・ソウル風です。

ゴマ油が入った小皿の横にはお醤油が入った小皿も用意されていますので、塩+ゴマ油の味に飽きたら、しょうゆにつけて頂きます。
ですが、あまりお醤油を使う人はいないようです。

お刺身をコチュジャンとお酢とお砂糖の濃厚ダレにつけて頂くのを見ても思いましたが、まぐろを韓国海苔で巻いてごま油をつけたら、そもそものまぐろの風味が消えているように感じますが、どうなのでしょうか?

マグロでなくても、韓国海苔を巻いてごま油をつけてもおいしく食べられそうですね。

ソウルで安東蒸鶏を食べてみよう

おいしい安東蒸鶏!!

2000年頃に、ソウルで一大ブームとなった安東蒸鶏(アンドンチムタク)

鶏肉をぶつ切りしたものを、秘伝のソースでお鍋にし、みんなでワイワイとつつく料理です。

お店に並ぶのが嫌いなソウルっ子が、1~2時間も行列を作ってまで食べに行くことでも話題になりました。

待っている間も、おいしいそうな匂いがお店の外までしてきて、早く食べたいなあ…と思わせられました。

味の秘訣は黒いソース!

何といっても、おいしさのポイントは黒いソースです。

黒いソースなのに、なぜか辛い。
辛いのにおいしい!でも、辛い…と、色々悩みながらもついついお箸が止まらない、中毒性のある料理です。

2人分や4人分といった風に頼むのですが(1人分というのはありません)、かなり量が多いのでたいがい残ってしまいます。

残ってしまったときは、お店の人に「ポジャンへジュセヨ(包んで下さい)!」と声をかけます。
すると、残った安東蒸鶏をパックに詰めてくれますので、持って帰ることができます。

次の日に電子レンジで温めても、同じようにおいしくいただけますよ♪

安東蒸鶏

ソウルで熱々おでんを食べよう

屋台でおでんは定番

最近は減りましたが、今でも韓国には屋台が出ているところが多くあります。

そして、屋台でソウルっ子が思い浮かべるのが、トッポッキとおでんです。

トッポッキは、細長いお餅をコチュジャンとお砂糖で甘辛く煮込んだ食べ物ですが、韓国のおでんとは一体どんなものなのでしょう?

韓国の屋台

おでんは韓国語でも「おでん」!

おでんは韓国語でも「おでん」です。
日本語がそのまま使われているのです。

ですが、韓国でおでんというと、日本のように大根や練り物を出しでとったスープで煮た料理を指すのではありません。
おでんとは、魚のすり身を揚げてできたさつま揚げの平べったいものを言います。

屋台でおでんというと、そのすり身とすり身を煮込んだスープのこと。
つまり、屋台で「おでん1人前」と注文すると、すり身が1枚入ったお皿とスープがいっぱい入ったコップを渡されるのです。

熱々のすり身とスープで冷えた体が温まります♪
魚のすり身を長時間煮込んだスープですので、結構スープに魚の臭いがしますよ。

韓国のおでん

韓国の人はお餅が好き

ソウルでもお餅屋さんは多い

韓国の人は大抵お餅が好きです。

韓国のお餅は、炊き上げたもち米をついて作る日本のようなお餅ではなく、もち米を粉にして蒸かしてからついたものです。
ですので、日本のお餅のようにあまり伸びません。

デパートの地下でも、街中でも、屋台でも、お餅はよく売られています。
真っ白な長い餅をそのままあぶって売っていたり、トッポッキのように甘辛く味をつけて売っていたりします。

どんな行事でも、お餅は欠かせない!

お正月や先祖の命日、秋のお彼岸の秋夕にも、お餅は欠かせません。
お餅屋さんに大量に注文したり、家庭で餅粉から手作りしたり、とにかくたくさんの餅料理を作って並べます。

行事のたびに大量のお餅を食べるのに、普段の日でもお餅を買って食べるほど!
本当にお餅好きな国民なのでしょうね。

日本式のお餅も売っています

デパートの地下などでは、日本式のお餅にあんこが入った大福も売っています。

韓国では「和菓子(韓国語読みでファガジャ)」と呼びます。
日本のお菓子のことを和菓子と言わずに、大福の事だけを和菓子と呼ぶのです。
和菓子も人気のお餅ですよ♪

日本式のお餅

韓国で犬は本当に食べるの?

犬を食べる国?!韓国

韓国では犬を食べる習慣があると言われており、よく動物愛護団体等の批判の対象になってきました。

本当に韓国では、今でも犬を食べているのでしょうか?

韓国では焼肉屋さんがたくさんありますが、もちろんこれらのお店でカルビとして出しているのは牛肉です。
豚肉も必ずメニューにありますが、それ以外の種類のお肉は見当たりません。

犬肉料理屋さんはどこにある?

ソウルの町を歩いていても、鶏肉料理専門店や、豚カルビ専門店、韓国国産和牛専門店はよく目にしますが、犬肉とかいた看板を見つけることはできません。

いったいどこにあるのでしょう。
本当は食べないのでしょうか?

四季のスープ、保養のスープ

ソウルから郊外へ車を少し走らせ、ちょっと景色が田舎になってくると、「四節湯(韓国語でサチョルタン、四季のスープの意味)」とか「保養湯(韓国語でポヤンタン、保養スープの意味)」と書いた看板が目につきます。

そして、犬の鳴く声が…。
そうなんです!「四節湯」も「保養湯」も、同じ犬肉スープの意味だったのです。

犬肉はにおいが強いので、スープに煮込んでにおいを消して食べるそうです。
滋養強壮に良いと、中高年の男性に人気なんですよ。

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