アメリカ留学をするなら知っておきたい!治安が良い都市・悪い都市は?
2023.10.18
留学くらべーる編集部
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目次
留学先として人気の高いアメリカ。
滞在先を選ぶにあたって、治安状況を考える方も多いでしょう。
こちらでは、外務省によるアメリカの治安データをもとに、アメリカの治安について、地域別の状況や留学中にどのような点に気をつけなければいけないのかなどについてお伝えしています。
情報をしっかり把握した上で、安全にアメリカ生活を送っていきましょう!
アメリカで治安が良い州は?
日々の生活を安心して送るためにも、治安の良い地域に住みたいという方も多いはず。
こちらでは、アメリカでも治安が良いとしてあげられることの多い地域をいくつかご紹介しています。
滞在先を決める際のひとつの参考にしてみてくださいね!
バーモント州
アメリカの北東に位置し、ニューヨーク州やマサチューセッツ州、さらにカナダのケベック州と隣接しています。
カナダとの距離が近いということもあって、カナダ文化の影響を受けている部分も見られる地域なんですよ!
殺人や暴行、強盗など、あらゆる事件の発生率が非常に低い地域として知られています。
また、国内でも教育水準の高さが評価されているなど、学生の留学にもピッタリですね。
メープルシロップの産地でもあり、シーズンになると紅葉も見所です♪
メイン州
バーモンド州の東にあるメイン州も、治安の良い地域として名前があげられます。
「バケーション・ランド」という愛称がついており、豊かな自然風景が見所で多くの観光客が訪れる地域としても名高いんです!
バーモンド州同様に、多くの事件における発生率が低く、安全性も高いと考えられます。
のんびりとした環境で生活したい!とい方にもおすすめですよ。
ニューハンプシャー州
バーモンド州とメイン州に挟まれる位置にあるニューハンプシャー州 。
マンチェスターやポーツマスなどの都市が含まれる地域でもあります。
治安の良さとともに特徴的なのは、ニューハンプシャーはアメリカ国内で唯一「所得税・消費税がかからない」州であること!
生活のしやすさという観点から、留学生にとって嬉しいポイントがたくさんある地域なんですよ♪
バージニア州
アメリカ東部に位置し、首都であるワシントンD.C.が隣接するバージニア州もまた、治安が比較的安定している地域のひとつです。
治安の良さとともに、首都圏へアクセスしやすい地域を選びたいという方にもおすすめの州です。
アメリカ初代大統領であるジョージ・ワシントンをはじめ、多くの有名人を輩出している地域でもあります。
また、自然や文化遺産も多く残っており、活気と落ち着いた雰囲気が融合する魅力があるんですよ♪
アメリカで治安が悪い都市は?
アメリカ国内には、治安の観点から「あまり近づかないほうがいい」という都市もいくつかあります。
あくまで一例なので、ひとつの目安にしながら滞在先を決めてみてくださいね。
デトロイト
アメリカ中西部のミシガン州にあるデトロイトは、凶悪犯罪などの発生率の高さから治安の悪さが目立ちます。
ですが、治安状況は地域によって異なるので、必ずしもデトロイト全体の治安が悪いと言い切ることもできません。
在留日本人がよく訪れるダウンタウンなどは、アメリカでも比較的安全な地域と発表されています。
もしデトロイトへ訪れることがあれば、危険な地域や近づいてはいけない場所をしっかり確認しておくことが大切です。
オークランド
カリフォルニア州に含まれるオークランドも、凶悪犯罪をはじめとする事件の発生率が高い地域です。
ロサンゼルス
2016年1月1日以降に21歳になった人は、個人でのマリファナの所有が規定されたグラム数であれば合法化となった。 なお、一部の航空会社では機内手荷物に入れて持ち込むことを許可する方針を発表した。
留学でアメリカに滞在する場合、友人などから勧められることもあるかもしれませんが、マリファナはもちろん身体に悪影響のある薬物で、記憶や学習能力、人格にまで影響を及ぼす危険性があります。
日本の法律(大麻取締法)でも、大麻を所持したり栽培したりすることは日本国外だったとしても犯罪であると定められているので、トラブルから身を守るためにもマリファナの誘いには乗らないように気をつけてくださいね!
一方で、同じカリフォルニア州の中でもサンディエゴなどの都市は安全性の高い地域として知られています。
滞在先をカリフォルニア州に決める場合は、治安の良い地域を調べた上で準備を進めていくといいでしょう。
セントルイス
アメリカの中心近くにあるミズーリ州のセントルイスは、モーガン・クイットノーという調査会社の調査で「全米の危険な都市」にワースト上位としてあげられることが多い地域です。
特に、暴力犯罪の発生率の高さが目立ち、滞在にはあまりおすすめできない都市になっています。
ただし、セントルイスの西部・南部などは比較的治安が安定しており、地域によって治安状況の差があります。
観光などで訪れる際は、治安状況をきちんとチェックしてから出かけるようにしましょう。
アメリカで多い犯罪は?
こちらでは、特にアメリカで発生することが多い犯罪についてご紹介しています。
留学生が巻き込まれやすいケースについても焦点を当てているので、参考にした上でしっかりと安全対策の意識を持つようにしましょう!
スリ、置き引きなどの窃盗
特に観光客などで人が多く集まる都市では、空港やホテル、飲食店、地下鉄などでの窃盗事件が発生しやすいです。
カバンから財布やスマートフォンなどの貴重品をすられたり、持ち物を置き引きされる被害が多発しています。
また、人通りの少ないエリアや深夜・早朝など人気が引く時間帯は路上強盗に遭ってしまう可能性が高くなります。
外出先はもちろん、ホテルの自室であっても貴重品は肌身離さず身につけ、所持品への注意を怠らないようにしましょう。
危険なエリアに近づかない、多額の現金を持ち歩かないなどの意識も大切です。
詐欺や恐喝など
留学生などで海外経験が少ない場合、詐欺や恐喝のターゲットになってしまうケースもあります。
振り込め詐欺の他に、不動産関係の詐欺や恐喝行為、またウェブサイト上の物品販売などでトラブルが発生することがあるようです。
見に覚えのない料金支払いの催促や請求があった場合は、安易に振り込まず友人や警察へ相談し、きちんと対処してもらうようにしましょう。
また、ウェブサイトを通じて見知らぬ第三者とアパートや物品のやり取りを行うことも控えるようにしてください。
留学生に悪の誘惑…
日本人留学生や長期滞在者が巻き込まれやすい犯罪として、麻薬や売春などに関わる犯罪に入り込んだり、利用されたりする事案も挙げられます。
特に、英語がまだ充分でなく意思疎通がうまくできない場合、知らないうちに犯罪への加担や関与をしてしまう可能性もあります。
好奇心から関わることはもちろん、他人から勧められたとしても強い意志をもって拒否できるよう、常日頃から注意しておきましょう。
麻薬は日本に帰国した際にも処罰の対象となってしまうので、特に防衛意識を高めておくようにしてください。
アメリカ留学で犯罪に巻き込まれないための心得
犯罪やトラブルに巻き込まれないようにするには、どうすればいいのでしょうか?
自分に何ができるのかきちんと理解し、対策をしっかり心がけておくことで犯罪に巻き込まれる可能性を減らしましょう!
アメリカ生活において意識すべきこと
- 危険とされている地域には立ち寄らない・近づかないようにする
- 夜間の不要な外出や1人歩きは避ける
- 人通りの少ない場所に安易に立ち入らない
- 高価なものや大金を持ち歩かないようにする
- 強盗、ひったくり防止のためスマートフォンを操作しながら歩かないようにする
- 貴重品はしっかり身につけ、カバンから目を離さないようにする。やむを得ずカバンを手放す場合は、セーフティボックスなどを利用する
- 日本語で話しかけられても、面識のない人には不用意に気を許さない
- 個人情報の流出に注意を払う
海外保険について
留学などで特に長期の滞在になる場合、海外保険に入っておくことをおすすめします。
ケガや病気だけでなく、犯罪被害者を対象にした補償まで用意されている保険もあるので、加入しておくと安心ですよ。
慣れない海外生活では、いつどのようなトラブルに巻き込まれるか分かりません。
保険にしっかり入っておくことも、アメリカで安全な生活を送るための大切なポイントです。
実際にアメリカ留学でトラブルにあったら
きちんと注意していても、事件やトラブルに巻き込まれる可能性をゼロにすることは難しいですよね。
最後に、実際にトラブルに遭ってしまった場合のことについてこちらでご紹介します。
万が一の対処法を知っておくことも、トラブル回避につながりますよ!
緊急の連絡先を把握しておく
語学学校や大学などに通っている場合は、緊急の連絡先を知っておくことが大切です。
学校によって相談窓口などが設けられていることもあるので、きちんと把握しておくようにしましょう。
また、アメリカでは警察・救急・消防をカバーする緊急連絡先は911番となっています。
こちらの連絡先で救急車を利用した場合、有料になる点に注意してください。
他に、自分が住む地域の総領事館や病院、エージェントなどを利用した場合はエージェントの連絡先を控えておくなどといった対策もありますよ。
周囲への相談で被害の拡大を防ぐ
万が一トラブルに巻き込まれたら、周囲の人に早めの相談をすることも大切です。
「語学力が不安…」という思いもあるかもしれませんが、周りの人たちに早めに相談しておくことで被害の拡大を防ぐことにもつながります。
また、空港やホテルなどでトラブルが発生した場合、担当者や係員に状況を説明したり対処を求めたりしなければいけない場面もあるかもしれません。
周囲と進んでコミュニケーションをとることで、語学力を上げるとともに緊急事態への適応能力も身につきますよ!
どうしても英語力が不安な場合は、トラブル対処の際に使われるフレーズなどをピックアップして覚えておくのもいいでしょう。
エージェントへ相談する
エージェントを利用している場合は、相談窓口などの存在を把握しておくようにしましょう。
日本語が通じるという安心もあり、また留学に精通しているスタッフも多く相談もしやすいですね!
エージェントによっては、現地サポートや24時間緊急対応窓口などが充実しているところもあります。
自分の利用しているエージェント機関のサポート内容はきちんと理解しておくようにしてくださいね♪
アメリカ留学を考えるなら、治安に関する情報をしっかり手に入れよう!
いかがでしたか?
日本と異なり、アメリカは決して治安が良いと言い切ることはできません。
治安が良いとされている地域でも、基本的な安全対策を怠らないなど気を引き締めて行動するようにしましょう!
渡航前には、外務省などの情報を参考にアメリカの治安について知っておくことも大切です。
また、アメリカ留学に関する不安や悩みがある場合は、ぜひエージェントに相談してみてください。
現地のリアルな情報を届けてくれるので、今のアメリカの状況を含めた上で留学に適した場所を判断してくれますよ♪