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カナダの治安は本当に良い?留学前に知りたいカナダのこと

2023.12.08

留学くらべーる編集部

カナダはスリが多い?留学前に知っておきたい治安のこと
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カナダは治安が良い国と言われていますが、実際のところどうなの?と気になりますよね。
こちらのページではカナダの治安情報や気をつけるべきことなど、留学やワーホリで役に立つ情報を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

末永真一さん
末永真一さん
SUPERVISER ー この記事を監修した人 ー

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002|カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。
現在までサポートしてきた留学生数は1万人以上。カナダ留学情報を発信するX(Twitter)アカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万以上。

監修者の詳細はこちら:カナダ留学コンパス

カナダの犯罪発生率

カナダは比較的安全な国だと言われていますが、日本と比較すると犯罪発生率は高く治安が良いとは言えません。
カナダの犯罪発生率や多発している犯罪についても紹介しているので、ぜひご覧ください。

日本と比較した場合の犯罪率は約5倍

カナダは先進国の中でも治安が良いことで知られています。
外務省の発表を見ても、危険とされている地域はないようです。

ですが、外務省のデータによると日本の約5倍の犯罪発生率と言われており、日本と同じような意識では危ないことが分かります。

隣接するアメリカの犯罪発生率が高いため、数字以上に治安が良いと思われがちですが、イメージだけで治安が良いと思い込んでしまうとトラブルや犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあります。

外務省によるカナダの治安情報はこちらから

スリや置き引きなど軽犯罪が多発

カナダで起きる犯罪のほとんどがスリや置き引き、ひったくりといった犯罪です。
空港やレストランなどで荷物から目を離した隙に取られるという被害が多発しています。

そして主に狙われるのは、多額の現金を持ち歩いている可能性の高い観光客や外国人です。
日本人だからという理由で移住者も狙われやすいので注意しましょう。

末永真一さん 監修者コメント

図書館などで椅子に掛けたリュックの中から盗まれたり、トイレに行っているすきに荷物を盗まれたりする方が多いです。

銃規制はされているが…

防犯意識を持つことはとても大切ですが、カナダは他の先進国と比較して厳しく銃規制がされているので、凶悪犯罪の類はそう多くはありません。

ですが、アメリカと隣り合っていることもあり、銃の密輸が行われているのも事実です。
危険に遭遇した際には、相手が銃を持っている可能性があることを考え、身を守ることを第一に行動していきましょう。

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カナダが治安が良い国と言われる理由

では、日本よりも犯罪発生率の高いカナダが、なぜ治安の良い国と言われているのでしょうか?
旅行者や留学生、ワーホリメーカーなど多くの日本人に選ばれているカナダの治安について検証してみました。

厳しい銃規制

カナダの治安が良いと言われる理由に、やはり銃規制がしっかりとなされていることが挙げられます。
まずこの点だけ考えても、アメリカなどと比較して治安が良いと感じられるでしょう。

許可を取れば一部所持することは可能ですが、所持するには規定のコースを受けテストに合格しなければなりません。
銃の携帯については一般的に認められておらず、警察や軍、司法関係の人など非常に限られています。

世界の住みやすい都市ランキングの常連

カナダの主要都市であるトロント、モントリオール、カルガリー、バンクーバー、オタワは世界の住みやすい都市ランキングの常連都市でもあります。
住みやすい都市ランキングに名を連ねる都市が多いというだけでも、治安が良いと感じられますよね。

カナダの穏やかな国民性

カナダの人々は一般的にフレンドリーで礼儀正しく、とても穏やかな人が多いと言われています。

移民国家だけあって多種多様な民族や人種が暮らしているため、カナダの人々は移民や留学生など他国からの人々に対して理解が深いように感じられます。

カナダの穏やかな国民性などから、実際にカナダを訪れた際に接した人々への印象が良かった人が多いということも治安が良いと言われることに繋がったのでしょう。

治安は良くても危機感は必要!カナダで必要な危機管理

カナダに滞在する際は、しっかりと危機管理意識を持つことが大切です。
トラブルに巻き込まれてしまったら、せっかくの留学やワーホリが台無しになってしまうので、心構えを確認してトラブルを未然に防ぎましょう!

「自分の身は自分で守る」という意識を持つ

カナダは先進国の中でも治安がよく暮らしやすい国としても人気があり、近隣諸国と比較しても犯罪発生率も低く、凶悪犯罪も少ないと言われています。

ですが、治安が良いからと気を抜いていると、とんでもないトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
自分の身は自分で守るという危機管理意識は常に持ち合わせておかなくてはいけません。

カナダだけに限らず、すべての国に言えることなので、しっかりと意識しておきましょう。

トラブルを未然に防ぐことが大切

カナダでは凶悪犯罪よりも、注意すべきは軽犯罪です。
スリや置き引きといった犯罪が多いので、留学中といえど荷物は必ず手元に置いておき目の届く範囲に置く必要があります。

大切なものは肌身離さず管理していくという基本的な方法でトラブルを防ぐことができます!
なくしたものが戻ってくる可能性は日本よりも低いので、貴重品は肌身離さず!を徹底しましょう。

スリや置き引きはこんな場所で発生しています!

スリや置き引きは、都市部に限ったことではありません。

カフェやファストフード店で鞄に財布を入れたまま足元に置いているといつの間にかなくなっていた、ということが多々あります。
また、空港などでは、荷物のそばを少し離れた隙になくなっていたというケースも報告されています。

末永真一さん 監修者コメント

図書館でも置き引きが多いので注意。

危険な場所・行動には注意する

アメリカなどに比べると治安のよいカナダですが、もちろん危険な場所はあります。
このような場所に足を踏み入れてしまったら即座に引き返しましょう。

1人歩きも避け、特に夜の路地や公園、人気のない場所は注意することが大切です。
もし、夜遅くに帰宅する場合にはタクシーやバスなどを利用して、人通りの少ない場所で1人にならないように気をつけましょう。

マリファナ(大麻)も注意すべきポイントの1つ

2018年6月、カナダで嗜好品としてのマリファナ(大麻)を合法化するという法律が制定され、2018年10月17日から正式にスタートされる予定となりました。

日本では危険な薬物というイメージの強いマリファナですが、カナダでは今後、簡単に入手できる状況になると考えられます。
留学やワーキングホリデーでカナダに滞在する場合、友人などから勧められることもあるかもしれませんが、マリファナはもちろん身体に悪影響のある薬物で、記憶や学習能力、人格にまで影響を及ぼす危険性があります。

日本の法律(大麻取締法)でも、大麻を所持したり栽培したりすることは日本国外だったとしても犯罪であると定められているので、トラブルから身を守るためにもマリファナの誘いには乗らないように気をつけてくださいね!

実際にカナダでトラブルに巻き込まれたら

治安の良い地域であっても、絶対に犯罪に巻き込まれないとは言い切れません。
世界的に見ても治安が良いとされているカナダですが、近年では留学生が犯罪に巻き込まれた事件もありました。

では、実際にトラブルに遭った際には、どのような対処をすればよいのでしょうか。

まずは状況を把握して、緊急連絡先に問い合わせる

カナダの緊急連絡先は911です。
911は、警察や消防、救急に対応しています。

救急車の要請は有料なので、海外保険加入時のサポート内容に含まれているかどうかも確認しておくと良いですね。

また、都市ごとの大使館や総領事館の電話番号もしっかりメモに取っておきましょう。
巻き込まれたトラブルの内容にもよりますが、公的機関への連絡が必要となる場合もあります。

末永真一さん 監修者コメント

警察や消防、救急では、英語が不安な場合は日本語の通訳に変わってもらえることもあります。

留学エージェントに問い合わせる

トラブルに巻き込まれた際、何をすべきか頭の中が真っ白になるということもあるでしょう。
そういったときは、留学エージェントに確認してみることをおすすめします。

エージェントのサポートの中には、24時間対応の窓口や現地でのサポートなど、困ったときに役立つサポートが数多くあります。
24時間対応だったり日本語での相談が可能だったりと、現地に慣れない留学生にとって有用なサポートもあるので、まず問い合わせてみると良いでしょう。

治安のよいカナダでも、自衛の意識は大切!

いかがでしたか?

カナダの治安が良いといっても、絶対に危機管理意識を忘れてはいけません。
気の持ちようひとつで防げる犯罪もあるので、留学やワーキングホリデーでカナダに滞在する際は自衛の意識を忘れずに生活していきましょう!

〇〇の治安はどうなんだろう…と最新の治安情報をもっと知りたいという方は、現地に精通しているエージェントに相談してみるのもおすすめです。

パンフレットにはエージェントのサポート内容について詳しく載っているので、ぜひ合わせてチェックしてくださいね。

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