【体験談】海外に憧れるダンサー必見!ダンス留学成功の秘訣とは
2023.09.15
留学くらべーる編集部
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目次
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | 佐藤幸姫 |
渡航した年 | 2016年9月〜現在 |
渡航した年齢 | 22歳 |
渡航先の国 /都市 | カナダ / ヴィクトリア、バンクーバー |
自己紹介をお願いします!
千葉県出身、昔からダンスが大好きで高校は『Dance performance科』を卒業。
日本では、アパレルで働きながらもダンスの講師をしていました。
現在は、カナダでバリスタをしながら、ダンサー兼コレオグラファーとして活動しています!
※コレオグラファー:振付け師。1つの作品の構成を曲や振り付け、照明など構成の全てを考える人のこと。
留学の経緯
年代 | 留学内容 |
---|---|
高校卒業後 | ニューヨーク短期留学(ダンス / 語学) |
2016年9月〜2017年9月 | カナダの語学学校に9か月間通い、英語を勉強する |
2017年9月〜2018年9月 | カナダでダンスをするためにワーキングホリデービザで滞在 |
留学の経緯を教えてください。
世界で活躍するダンサーになりたかったので、高校卒業後、ニューヨークへ短期留学に行きました。英語とダンスを学ぶための留学でしたが、大好きなダンスばかりしてしまって、結局、英語はあまり身につきませんでした。
「英語を喋ることができれば、ダンスをする上でもっとコミュニケーションがとれるのに・・・」
帰国後は4つのバイトをかけもちし、2年間で留学費用200万円を貯めました。
そして2度目の留学をしに、カナダへ旅立ちました。
ニューヨークではなくカナダを選んだ理由は、アメリカ滞在時にカナダへ観光した際、カナダは環境が良く人の温かさを感じ、語学勉強をするならカナダがいいなと思ったからです。
留学期間は、一度目のニューヨークより長くし、その分英語の習得に力を入れることにしました。
カナダ留学2年目からは学生ビザからワーホリビザに切り替え、仕事をしながらダンスをメインに現在も滞在することができています。
ちなみにワーホリビザに切り替えた時点では、10万円しか残っていませんでした。笑
リベンジ留学1年目は、英語習得に集中する留学スタイル
語学学校について教えてください!
カナダのヴィクトリアにある『Global Village』という語学学校に9か月間通っていました。
学費はだいたい100万円です。
7か月間は普通の英語学習クラスで学び、2か月間はパワースピーキングクラスで学びました!
パワースピーキングクラスってどんなクラスですか?
パワースピーキングクラスは、プレゼンテーションやディスカッションをするクラスです。
このクラスは学校で定められた英語スキルに達する必要がありますが、より実用的なスピーキングスキルが身につけたかったので、頑張りました!
1番下の英語学習のクラスからスタートし、1つずつステップアップして、最後にスピーキングクラスに到達した感じです。
留学前と経験後で英語のスキルは変わりましたか?
私は専門高校に通っていたこともあり、英語を真剣に勉強したことがありませんでした。
過去形・未来形など基本的なところはある程度理解していて、なんとか簡単な自己紹介までならできるかな、という感じです。
けれど、そのレベルの英語力はニューヨークでは役に立たず、授業に追いつくこともできませんでした。英語学習に対する考えが甘かったんです。そこでカナダの長期留学を決め、一番下のクラスからパワースピーキングクラスまでしっかりと勉強しました。
留学後…というか、現在もワーホリビザでカナダに滞在中ですが、9ヶ月語学学校に通った後は、現地の人と楽しく会話もできますし、接客もできています。
私が参加しているダンスのコミュニティグループでは日本人が私だけなので、コミュニケーションは全て英語ですが、それでも問題ないくらいに英語力は上がりました!
ワーキングホリデービザで、リベンジ留学2年目突入!
現在も滞在を続けているのはなぜですか?
ダンサーとして経験をつむためです。
もともと私はダンサーとして海外で活躍するのが夢でした。それで、1度目はニューヨークへ語学+ダンス留学に行ったわけですが、英語の壁につまづき、満足いく結果は得られませんでした。
このカナダ留学では、1年弱で無事に英語克服ができたので、今度はダンスを中心にした留学スタイルで頑張りたくて、ワーホリビザに切り替え、新しい生活をスタートしました。
現在の1日のタイムスケジュールを教えてください!
カフェで働いているので、仕事がある日は起床時間が早く、お昼過ぎまで働き、帰宅して昼寝をした後にダンスレッスンを夜中までしています。
ダンサー兼コレオグラファーとして活動しています。
ダンスレッスンの合間にやっているお仕事について教えてください
カフェでバリスタをしています。
この仕事は、カナダの求人サイトで見つけました。
時給が12.65ドルで、さらにチップもつくので、月に1,700ドル(143,922円)稼げています。※1ドル84.66 円で計算。
現地で、学生ビザからワーキングホリデービザへ切り替え!
カナダに滞在しながら、学生ビザからワーキングホリデービザへ切り替えするのは大変でしたか?
私は性格上、「なんとかなるでしょ!」ってタイプの人間で…笑
わからない英語などがあれば学校の先生に助けてもらったり、ワーホリビザでカナダに来ていた友人に頼ったりして、無事に申請できました。
カナダに渡航する前から、FacebookやInstagramのコミュニティを探す、ワーホリ経験のある友人に連絡をとるなど、留学に向けて行動していたことも大きかったと思います。周囲の協力に助けられました。
ビザは必要書類を送ってから、5日で取れちゃいました…!
学生ビザを持っていたからですかね?
すぐに申請がおりて、ビックリしました。笑
残金10万円でワーホリが始まったとありますが、その資金はどんな使い方をしましたか?
10万円のうち、半分の5万円は家賃、半分は仕事を見つけるまでの生活費です。
ちなみに、家賃はビクトリアでは約4万円、バンクーバーでは約3.8万円でした。
初めての留学やワーホリで海外に長期滞在する際は、何か月かホームステイし、家を探して確保する流れが一般的なのですが…
私が語学留学で初めてカナダを訪れた際には、2、3か所のシェアハウスに連絡をしておき、カナダに着いた当日に見学、即入居!といった流れで、家賃も安く済んだ経験がありました。
ワーホリビザに切り替えて滞在する時も、住居も仕事もすぐに見つけることができましたし、残り5万円がなくなる前に仕事を始めることができました!
ワーホリビザでダンス三昧
ダンスの活動について教えてください?
ダンスカンパニーに所属しています!
ダンスカンパニーは、ダンスグループといったほうが一般的にイメージしやすいと思います。
有名な先生や地域ごとで活躍している先生がオーディションを行い、選抜されたメンバーでグループを作りイベントやコンテストに出場します。
今のカンパニーに入ったきっかけは、もともと苦手なジャンルのレッスンの先生に声をかけてもらいました。
通い始めた頃は、なかなか克服できず悔しい思いでいっぱいでしたが、通い続けて3回目ぐらい目の時にそのレッスンの先生に声をかけてもらいオーディションを受けて現在のカンパニーに所属することになりました。
カナダでのリベンジ留学で一番苦労したことはなんですか?
精神的なところでしょうか。
ダンスカンパニーに入った当初は、私以外に日本人もいないし、ネイティブスピーカーばかりで喋ることすら緊張していました。
「この子、誰??」みたいな空気を、ダンススキルで吹き飛ばせなくて、自分の未熟さも痛感しましたし、ダンスカンパニーに所属していた他のダンサーは現地ですでに活躍していて、成長しなければ!と、メンタル面で辛いことがたくさんありました。
自分が好きなダンスのスタイルを隠しながら、周りの真似をして踊ることもあり、とても辛かったです。
でも、ダンスが私の全てだったので、充実感もたくさん得ました!
充実した出来事も教えてください!
ダンスカンパニーのみんなに出会えたことです。
はじめは、慣れない環境で緊張しましたが、日本では味わえない「表現の仕方」「人との関わり方」などの刺激をもらい、最終的にはダンサーだけではなく、コレオグラファーにもなることができました!
でもコレオグラファーになれたのは、カナダでできた親友のおかげでもあります。
彼女は、”THE 日本人”な自信を持てない私の背中をいつも押してくれました。
今後、留学やワーホリをする人たちに一言
準備してよかった、後悔したもの
日本のノート・スリッパ(またはビーチサンダル)・化粧品など特別なものではない日用品です。
私は持病が多いため、渡航前に病院で薬をもらいました。持って行かないで後悔した物は、レインシューズです。冬(11月から3月)のバンクーバーは、「レインクーバー」とも呼ばれるほど雨が多いのが特徴なため、困りました。
保険に入っていても、カナダの病院は専門の医師が少なく感じました。
時間もとてもかかりますし、費用もかかるので日本で用意できるものは用意し、治療が必要な箇所があればしっかり治していくことをオススメします!
ダンサーとして伝えられること
日本人は海外のダンサーに憧れを持つ人が多いと思います。
でも私は、日本人であることが嬉しい、誇らしいと感じています。
それは、カナダで出会ったダンサーたちの言葉がきっかけでした。
自分の作品を披露した私に、こんな感想をくれたのです。
「日本人はいつでもなんでもやる、やり遂げる。何をしても作ってもかっこいい。」
もちろん、この言葉は私に対してだけではなく、すべての日本人ダンサーが作り上げた環境の上にありますが、それまでの私は、自分は日本人だから、外国の人と比べて何か劣っていると、どこかで思っていたんです。
でも、この言葉をもらったときから、日本人である自分だからこそ他の人に持っていない良さがあるかもしれないと、自信がもてるようになりました。
。
海外での出会いが、文字どおり私を変えてくれたんです。
皆さんも日本から出ても、日本人であることを恐れずに自信をもって堂々を自分らしくいることがとても大切です!!
帰国しても、大好きなダンスをInstagramにupしていくので、ぜひチェックしてくださいね♪
留学くらべーるから
いかがでしょうか?
1度目の短期留学で失敗したという幸姫さん。その失敗を生かし、見事リベンジ留学後は充実したカナダライフを楽しまれています。
彼女の成功の秘訣は、『自分自身にあった留学方法を見つけた』ことですね。
幸姫さんは、大好きなダンスをするために、1年間は一生懸命英語の習得に時間を費やし、その後ワーホリビザをうまく活用しダンスライフをエンジョイしています♪
現代では、ネットで世界中の情報を知ることができますし、SNSのによって同じ目標を持つ人と知り合えるようにもなりました。
幸姫さんのように、SNSを活用して情報収集やコミュニティ探しをするのもいいかもしれませんね!
ですが、留学準備に関して、それが正しい情報であるか、自分にも当てはまるのか、安全なのかなどの判断はとても難しいです。幸姫さんのように頼れる友人がいないということもあるでしょう。
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