【体験談】カナダの大学院に合格するには?留学前の準備ポイントをちょこっと伝授!
2023.08.28
留学くらべーる編集部
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目次
海外の大学院に通ってみたいけど、難しいよね…と諦めている方はいませんか?
費用や語学力など、海外の大学院に留学するまで、さまざまな困難がありますが、実は一つひとつを丁寧にクリアしていけば、けして届かない夢ではないんです!
そこで今回は、カナダの大学院に留学したMelodieさんの体験談をご紹介します。
Melodieさんは目標達成するまでの具体的なプロセスや準備などについてお話してくれました。
海外の大学院への進学をお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね!
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | Melodieさん |
渡航した年月 | 2013年9月 |
渡航先の国/都市 | カナダ/バンクーバー |
渡航時の年齢 | 23~25歳 |
留学の目的を明確に!あなたは留学で何を得たいですか?
みなさんの留学の目的は何ですか?
英語が話せるようになりたい、海外で生活してみたい、外国人の友達を作りたい、海外の大学で勉強したいなど、目的は人それぞれでしょう。
この記事では、私がカナダの大学院に合格するまでのプロセスを、主に英語学習と出願書類の作成という点にフォーカスしてお話したいと思います。
私は関西の大学を卒業後、カナダの大学院に2年間留学して「修士号(Master of Arts)」を取得しました。
私が大学院留学を志したきっかけは、実は在籍していた大学の学部交換留学プログラムに不合格だったことから始まります。
そのプログラムに合格するには、TOEFLという英語試験と大学の成績がどちらも良くなければならないのですが、当時持っていたTOEFLスコアは応募条件ギリギリでした。
当然、候補者が多くいる中では成績の良い順に選抜されるため、私は不合格となりました。
そこで学部の交換留学へは参加できなくなりましたが、どうしても海外の大学に留学したいと考えていた私は、大学院への留学を目指すことにしました。
留学準備~TOEFLスコアアップのために私がしたこと~
希望する大学の入学最低スコアは「95点」
海外大学院留学のための最初の関門は「TOEFLスコアアップ」です。
大学の学部交換留学プログラムに応募する段階では85点を取得していましたが、進学志望の大学院の入学最低スコアは「95点」。
10点のスコアアップが必要でした。
(それでも、言語系の学部や理系学部では通常100点以上を求められるので、まだ甘いほうなのです…!)
TOEFLスコアアップのために
TOEICでいうと約100点のスコア幅なので、相当な努力が必要でした。
そこで、いつも決まって点を落としていたリーディングセクションの強化が必要だと考え、頻出単語の暗記とLONGMANのテキストを一語一句読み込みました。
(ちなみに『LONGMAN Preparation Course for the TOEFL Test iBT Second Edition』と『LONGMAN Prep Paper Based TOEFL』を2冊使用していました。)
また、『NY TIMES』を購読し、すみずみまで読み込みました。
これにより、半年ほどで目標スコアをゲットしました!
留学準備~出願前に志望大学の先生と必ず連絡を取りましょう!出願書類編~
大学院への出願書類
大学院への出願は、以下のような書類をすべて英語で準備しなければなりません。
- 志願理由書
- これまでの研究成果(私は学部の卒論を短く編集し、英語に直したものを提出しました)
- 大学院入学後の研究計画
- supervisorと呼ばれる指導教官の希望届
出願書類の作成のために行ったこと
私の場合、大学3年の夏休みにカナダの志望大学へ出向き、指導を希望する先生にもお会いしてどのような研究がしたいのかをじっくり話し合っていたため、上記書類は比較的すぐに形になりました。
事前に指導を希望する先生に会ったり、少なくともメールで連絡を取っておくことで、審査の印象は格段に良くなりますし、入学後も研究をスムーズに開始できます。
加えて、推薦書を2通書いていただく必要がありましたので、どちらも大学でお世話になっていた先生にお願いしました。
申請者のことを良く知る方に書いていただくのが良いでしょう。
余談ですが、私の友人は社会人で海外の大学院に留学しましたが、会社の上司に推薦書を書いてもらったそうです。
書類はオンラインにて提出
書類がすべてそろったら、大学のオンライン受験システムにて、応募書類をアップロードしていきます。
すべてオンラインで管理できるので、便利ですね!
応募締切日から3か月程で結果がアナウンスされるという流れです。
いざ、留学!~カナダに渡る前に学生ビザ申請を~
学生ビザの申請
晴れて大学院留学の許可が下りたら、まずは学生ビザの申請をしましょう。
入学許可のアナウンスが届いたら(通常はメールとオンライン受験システム上で発表されます)、学生ビザの申請を行います。
私は自分でカナダ政府のビザ申請システムから手続きを行いましたが、ビザ申請代行会社も多くあるので、不安な方は頼んでみても良いかもしれません。
私は時間があったので、いろいろなサイトを参考にしながらゆっくりと申請しましたが、ビザが無事下りるまでは「ミスはなかっただろうか…」と不安な日々を過ごしました。
そういう意味でも、代行会社は5,000~10,000円の範囲で引き受けてくれるので、不安は軽減されるでしょう。
申請結果が分かるまでに1~2か月ほど
時期にもよりますが、大体1~2か月で申請結果が出ます。
(もし提出書類に不備があったりして、申請が許可されなかった場合でも再度申請できます。)
そして、カナダの空港に到着したら、入国管理局(Immigration)にて正式にビザを発行してもらいます。
カナダでの出費~学費は意外に高くない?!~
渡航前にしておくべきことはたくさんあります!
まずは学費と現地でのおおよその生活費を計算し、必要な金額を準備しましょう。
学費はどのくらい?
カナダの大学院の学費は、海外留学生も国内学生とほぼ変わりません(学部では、海外留学生は国内学生の約3倍の学費を支払うとか!)。
大学によっても異なりますが、私が在籍していた州立大学では1ターム(約3.5か月)20万程度の学費です。
1年間に3ターム実施されるので年間約60万円という計算です。
生活費はどのくらい?
私の場合、生活費が年間約150万(家賃月額6万+食費3万+余暇3万)と計算していたため、学費と生活費を合わせて210万円。
これだけ見るととても高いように感じますが、大学院生はTeaching Assistant(教員の教務補助)をすることも認められていますし、成績がよければスカラシップをいただくことも可能です。
私の場合はTAのお仕事で月に約9万円、幸運なことにスカラシップで月に約4万円いただいていたため、非常に研究に集中しやすい環境であったといえます。
おわりに
カナダの大学院留学に向けた、事前準備を簡単にお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
ワーキングホリデーや語学留学とはまた異なる留学準備となるため、はじめは戸惑うことも多いかと思いますが、出願書類で分からないことが出てきたら、気軽に大学に問い合わせてみましょう。
私が在籍していた大学のサポートスタッフの対応は非常に早かったですよ!
カナダでの大学院留学は主に学術中心の生活でしたが、素晴らしい大学の先生方や、なんでも言い合えるクラスメイト・ルームメイトに出会うことができました。 また、「修士号取得」だけではなく、カナダでの経験や現地の人たち出会いが、私自身の価値観や考え方に良い影響を与えてくれたと感じています。
今回の記事では留学事前準備のお話をさせていただきましたが、海外の大学院へ留学を考えている方の参考になれば幸いです。
確実な準備が、大学院留学への一歩に!
いかがでしたか?
カナダの大学院に留学した、Melodieさんの体験談をお届けしました!
実際に留学するまでにさまざまな準備が必要ですが、Melodieさんの体験談を読むことで具体的なイメージを掴めたという方もいるのではないでしょうか。
海外には、数多くの大学や大学院があります。
今までとはまったく違う環境で学びたい、本場で学びたいという方は、ぜひ大学院留学にも視野を広げてみてくださいね!