【体験談】アメリカのダンス留学で濃厚な日々!2ヶ月があっという間でした
2018.08.28
留学くらべーる編集部
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目次
あなたが留学を通して学びたいものは何ですか?
語学力を上げたい、専門的な知識を増やしたい、技術を身につけたい…と、留学する目的は人それぞれですよね。
ですが、留学することで得られる学びは、単なる知識や技術だけではありません。
そこで今回はアメリカのニューヨークでダンスを学び、今はプロのダンサーとして活躍されているYukiNYさんの体験談をご紹介します。
ニューヨークには今までの価値観を壊してくれる出会いがあったと語ってくれたYukiNYさんですが、いったいどのような留学生活だったのでしょうか。
留学先にお悩みの方、何か新しいことを始めたいという方は、ぜひご覧ください。
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | YukiNYさん |
渡航した年月 | 2007年6~8月 |
渡航先の国/都市 | アメリカ/ニューヨーク |
渡航時の年齢 | 23歳 |
はじめに〜ニューヨークへの渡航
私は25歳でアメリカに留学し、現在はアーティスト労働ビザを取得してプロのダンサーとして活動して9年目になります。
そんな私がニューヨークに本格的に留学する決心をした2ヶ月だけの小留学がありました。
この体験談は初めてのニューヨークと、その後本格的に留学を決意した時の話です。
はじめてのニューヨーク
はじめてのニューヨークは緊張だらけ、しかも1人旅です。
英語も心配で仕方なく、実際宿につくまでどうなるか心配でした。
今はなくなってしまいましたが、予約した宿はムーンパレスという日本人専用の宿です。
このような宿は今でもたくさんあり、Webで「ニューヨーク 日本人宿」などと検索すると簡単に見つけられます。
ゲストハウスであれば1泊30ドル(約3,300円)とかなり安く、長期だと1ヶ月で10%引きなどしてくれる場合もあるので、長期の方には交渉することをおすすめします。
どうしても相部屋が嫌と言う方には個室があるところもあり、1泊60ドル(約6,600円)ほどから見つけることができます。
空港からタクシーを使いましたが、タクシー運転手なども外国人に慣れているようで、地図を見て行きたい場所を理解してくれました。
ちなみにニューヨークは交通機関が町中に広がっているので電車だけでも大体の場所は行くことができます。
メトロカードは現在自動販売機で買えますが、現金払いの機能が壊れてお金だけ取られるケースがあるので、クレジットカードを用意しておく方が良いでしょう。
日本人宿での出会い
宿に着くと日本人の管理人の方が出迎えてくれ、宿に入ると日本人の旅行者のみなさんが迎えてくれました。
ゲストハウスは1つの部屋にベッドが4〜6つ並んでいて、ほかの方と相部屋になります。
そんな部屋が3つほどあり、リビングにみんな集まって談笑していました。
こう聞くと知らない人たちと急に共同生活ということで怖いと感じるかもしれませんが、実はこういうところに泊まる人たちはとてもフレンドリーです。
私は人見知りなほうですが、ダンスをやっているということで面白そう!と声をかけてくれて、一晩ですっかり打ち解けました。
正直、初めての留学の時は、この宿の方々に海外で守られてる感じが精神的な安らぎを与えてくれました。
日本食なども売っている場所を教えてもらい、日本と変わらぬ食生活が送れました。
この宿で会った何人かとは日本に帰ってからも連絡を取り合っています。
1ヶ月以上共同生活すれば親友になりますよね。
海外のダンススクール
翌日、いよいよ本来の目的のダンス学校へ。
私が留学したダンス学校はマンハッタンのダウンタウンにあるDance New Amsterdamという学校です。
Dance New Amsterdamは、モダンやコンテンポラリーなどのアート要素の強いダンスをする学校でした。
モダンやコンテンポラリーはアメリカでは学校教育にも取り入れられるほどメジャーなダンスです。
しかし、日本ではどうしてもヒップホップダンスなどがメジャーで、影の薄いダンスジャンルだったので、私の好きなジャンルが学べて良かったです。
受付でちゃんとレッスンチケットを買えるかドキドキでしたが、とても丁寧に接してくれ、カタコトの英語を理解しようとしてくれました。
もともと外国人にビザを発行して受け入れているダンス学校なので、留学生の対応も慣れたもののようです。
いよいよニューヨークのダンスクラス
ニューヨークのダンスクラスなんてめちゃめちゃレベル高いのでは?とドキドキでしたが、本当にさまざまな人がクラスを受けてます。
テレビで見たことあるようなレベルの人、日本のダンス関係の雑誌に載ってるような人まで普通にクラスにいたりもしますが、ダンス初心者の人や普通のおじいさんやおばあさんまで一緒のクラスを受けていたりします。
見ているとダンスが本当に好きなんだろうなあ、と幸せな気持ちになりました。
クラスにもよりますが、私が通ったダンス学校はみんな本当に仲が良い。
日本のダンスクラスでは年齢を気にして、ダンスなんて若い人たちばかりでやりにくいというイメージがあります。
特にバレエなどは私が18歳で始めましたが、日本ではかなり遅いと言われます。
アメリカに20歳すぎてダンスを始め、プロのバレエ団やブロードウェイで踊ってる友達、山ほどいますけどね。
新しいことを始めるのに年齢なんて本当に関係ないんです、自分がやりたいという気持ちが大事です。
という感じで自分の価値観がニューヨークにいるとどんどん変わっていきます。
実はこうやって自分を見つめ直していけることがニューヨークの一番の魅力です。
一番悲しいのが帰国の時
そして2ヶ月はあっという間にすぎて帰国。
ゲストハウスでは2ヶ月もいればいろんな人が来て、毎晩近くの公園でバスケをしたり飲みに行ったりしていました。
ルームメイトと隣のニュージャージー州にフィギュアスケートを見に行ったら駐車場で高橋大輔選手にばったりということもありました。
本当に毎日が濃厚で、2ヶ月で1年分の思い出ができた気分です。
オーナーと仲良くなって、本格的に留学する時はぜひゲストハウスの管理人をやってくれと言ってくれました。
数年後、これも実現するんですが。
ダンス学校でも先生・生徒たちがやっと名前も顔も覚えてくれて、アドバイスをくれるようになって、これからいろいろ学ぶことがあるという時の帰国です。
この状況で帰国するなんて、こんなに悲しいことはありません。
心の中では絶対に次回は長期留学をすると心に決めていました。
アメリカ留学を通して感じたこと
ニューヨークは日本人も多く、街の人も外国人に慣れているどころか、外国人だらけで完璧な英語が話せる人が珍しいほど。
そのため、留学はかなりしやすく、住んでしまうと日本語だけでも生活できてしまうくらいです。
そしてこの街の一番の魅力はなんといっても人です。
世界中から面白い人が集まって来て、いろんな考えを語ってくれます。
そんな人たちと一緒にいるうちに先入観として持っていた自分の価値観が壊れて、本当の自分を見つめることができます。
ニューヨークは自分探しの旅、という目的でもぜひおすすめです。
きっとあなたが見つけられなかったものが見えてきますよ。
アメリカ留学が大きなきっかけに!
いかがでしたか?
今回は、アメリカ・ニューヨークでダンス留学を経験したYukiNYさんの体験談をご紹介しました!
ニューヨークでの経験を活かし、今はプロのダンサーとして活躍されているYukiNYさん。
最初は短期のダンス留学でしたが、ダンススクールでの出会いや日本人宿での経験などがあったことで長期留学を決意し、今のYukiNYさんに繋がっているとのことでした。
やりたいことが見つからない、何か今までの自分を変えたい、そんな方にとってニューヨークはぴったりの都市です。
留学先にお悩みの方は、YukiNYさんの体験談を参考に、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね!