【体験談】返済不要の奨学金給付、「トビタテ!留学JAPAN」でダンス留学!2度目の挑戦で合格した秘訣とは?
2023.08.16
留学くらべーる編集部
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目次
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | Shuri(シュリ)さん |
年齢 | 23歳(渡航時22歳) |
渡航先の国/都市 | アメリカ/ニューヨーク |
自己紹介をお願いします
埼玉県出身、大学4年生(休学中)のShuriです!
大学では舞踊教育学コースで身体や舞踊教育、マネジメントなどについて幅広く学びました。
現在は文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」の奨学金をいただきながらニューヨークのSteps on Broadwayに1年間の留学中です。
世界最高峰のエンターテイメントが溢れる街で、舞台鑑賞はもちろん、そこに立つダンサーや俳優が育成される場で私も学び、刺激的な日々を過ごしています!
趣味は食べることで、暇なときは安くて美味しいもの巡りをしています!
留学したきっかけを教えてください!
私はバレエとタップダンスを日本で長年やっていました。
2017年に2週間ニューヨーク滞在したときに、日本とは桁違いなキャリアの先生や生徒がいる環境でダンスをしたいと思ったのです!
ニューヨークは、クラスのレベルや先生のキャリアが、日本と比べて格段に違い、ブロードウェイの有名な振付師、超大御所の人がクラスを持っているんですよ!
クラスを受けている人の中には、ブロードウェイに出ている人や、ニューヨークの代表的なバレエ団所属の人など実績のある人たちもいて、常日頃から同じ授業を受けています。
もう1一つの理由としては、さまざまな種類のダンスを踊れるようになりたいと思ったから。
日本にいるダンサーは、「特定のジャンルは突き抜けているけど他は皆無 or かじる程度」なダンサーが多いなと思っていました。特にバレエとタップはその傾向が顕著です。
ニューヨークには、なんでもできる人がゴロゴロいると昔から聞いていましたが、2週間の滞在でそれを実感しました。 その原因は教育に違いがあるんだろうなと思い、アメリカの教育を肌で感じたいと思って留学を目指しました。
「トビタテ!留学JAPAN」って、なに?
「トビタテ!留学JAPAN」とは、若者の海外留学を促進するために、文部科学省が2013年にから開始したキャンペーンのことです。
世界で活躍するグローバルな人材を育てるための取り組みの一環として、政府のみならず、各分野で活躍する人々や民間企業の協力も得ながら運営されています。
トビタテ!留学JAPANのメリット、デメリットはありますか?
- 返済不要の奨学金の給付
- 事前事後の手厚い研修
- 高い志を持った仲間との出会い
デメリットは、なに1つないです。
一番大きなメリットは、返済不要で十分な額がもらえること。
また、その奨学金をもらえる対象として、今までは少なかったアートやマイナーな分野などにもチャンスがあることです!
事前、事後研修も丁寧で力が入っているため、自分のことについて深く考えるきっかけになり、高い志を持った人と多く知り合えることも大きなメリットでした。
トビタテから支給される奨学金について教えてください!
基本は月ごとに支給され、留学する国や地域によって月額が決められています!
そのほかには、留学開始前に留学準備金がもらえるので私はオーディション費用や航空券代にあてました。
留学準備金も国によって金額が異なります。
また、大学留学の方は全額ではありませんが授業料として決められた金額を支給されます。(一律30万円) 私はダンススクールのの授業料は高いですが、学費の支給はなく全額実費で支払いました。 ニューヨークは物価が高く生活費がかかるため、私の場合、月ごとの奨学金はすべて生活費にあてるという使い方でした。
日頃お金を使わず余る人は貯金したり、好きなことに自由に使えたりします!
※選択するコースにより支給方法、金額が異なります。
二度目の「トビタテ」挑戦でつかんだニューヨーク留学
応募から合格の流れを教えてください
トビタテには4つの応募コースがあり、私は「多様性人材コース」で応募しました。
書類審査を行い、合格者のみ面接とグループ審査を行い最終的な合否が出でます。
書類審査の自由記述書(白紙2枚に思いを自由に書くものです)、グループ審査のプレゼン資料作りが大変でした。
グループ審査について
5~6人で1グループになり、1人ずつ自分の作成した留学計画をプレゼンテーションしていきます。
プレゼンテーションでは、画用紙などを用いる人が多いです。
その後 ディスカッションの課題が提示され、15分ほどグループで話し合い、出た結論を発表します。
発表後は、面接官から軽くコメントをいただいて終わりです。
2回目の挑戦で合格とのことですが1回目と変えたことはありますか?
- 日本と海外を比較した際の日本の弱点
- 留学計画に独自性をだす
- 社会への貢献を意識する
- 新聞記事のような構成からプレゼンテーションで使う資料のような構図に変更
内容やデザインもかなり変えました。
まず、留学計画を見直して「社会に還元する」という点でもっとよいアイデアがないか、大学の国際課の人(トビタテ応募のサポートをしてくれる人)とたくさん話し合いました。
留学したい理由の中に「舞台芸術の社会的な弱点」「将来」 そして 「社会貢献」 に絡めて作成しました。
二度目で特に改善した社会貢献では、”お年寄りなどに向けてセラピーができるのでは?”とアイディアを考えました。
アメリカはダンスセラピーが普及していますし、Luigiスタイルといった、怪我で身体が動かなくなった人が編み出したジャズのスタイルを学ぶことができます。
それを学びにNYへ行き、帰国後は日本初のタップダンスセラピーを作る!というものを新たに追記しました。
デザインに関しては、一度目の留学計画書では新聞記事の構成(写真2割、文字8割)。
二度目はプレゼンテーションの資料の構成(図や写真のバランスを考慮し、わかりやすいデザイン)に変更しました。
また、すでに合格していた先輩の話や資料も参考にしました。
大学のサポートがとても手厚くて助かりました。
トビタテ合格から、留学準備は急ピッチ!
留学する際にどんな準備をされましたか?
トビタテ(事務局など)からは、エージェントなどのサポートは一切ありません。
留学したら英語漬けの生活になるし、練習も兼ねてすべて自力で準備を進めました。(エージェント料金も高いですし。)
ですが、歴代トビタテ生が参加するFacebookグループがあったので、そこをチェックすることもありました。
Facebookグループに質問や提案を投稿するとわかる人が教えてくれるので、ありがたかったです。
3ヶ月前 | トビタテ合格 |
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2ヶ月半前 | Steps(ダンススクール)のビデオオーディションビザ申請と家探し |
1ヶ月前 | 歯医者で虫歯の点検矯正のリテーナー(動かないようにはめるマウスピース)を1つ余分に作る現地でできるトレーニングを、現地の情報集め |
準備してよかったこと
・使用しているアドレスをPCアドレスに変更する。
※特に使用頻度の高いものや、Appleの製品で使用しているものなど。
・祖母に会いに行ったこと
後悔したこと
・料理を学ばなかったこと
・友人との送別会などを優先して、家族との時間をあまり取れなかったこと
ニューヨークでの留学生活、費用
ニューヨークでは、どんな留学生活を送られていますか?
毎日が充実していますが、今が一番充実しています。
ニューヨークにいる1年間で舞台に出たい!という目標が叶い、ミュージカルの出演も決まりました。
ちょうど昨日からリハーサルが始まったところです!
項目 | 概要 |
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住居 | シェアハウス |
生活費(1ヶ月) | 16万円(家賃6万円) |
学校名 | Steps on Broadway |
期間 | 1年間 |
1日のスケジュール
8時頃起床して、クラスの1時間前に出発。
18時ごろにクラスが終わり、食品の買い出しやカラオケで歌の練習など、気分次第でなにかしらしてから帰宅します。
学校は基本的に休みがないので、身体の疲れた日や日本から友達が来た日をoffにしています。
休むときは1日中家でのんびり過ごし、家事はすべて休日に行っています。
滞在している家
今の家は3軒目です。
2軒目の家がとても悲惨でした。
ゴキブリが大量発生していて、2日間眠ることができないほどで…。
バルサンを焚いても効かず、ベッドにも床にもゴキブリがいたので椅子に体育座りをして過ごしました。
3日目で1軒目の家に戻り、出て行った家のオーナーさんとデポジットの返却を巡ってメールでバトル。
家族もいない、環境にもまだ慣れない頃だったので心身ともに疲労困憊でした。
無事にデポジットも返却してもらい、今は素敵な家を見つけて過ごせています。
現在の家は、日系サイトで見つけたクイーンズのシェアハウスで、家賃月600ドル(約約6.5万円)+光熱費。
同居人はカップル(日本人の奥さんとアメリカ人の旦那さん+赤ちゃん)なので、ホームステイのような感じですね。
留学初期に日本人が近場にいると、いろいろ情報共有ができるこというメリットがあります。
アメリカ人の旦那さんは、かなり強い意見を持っているのですが、反論するだけの英語力を今の私にありません。
自分の思っていることの5%くらいしか言えず、うわべだけになっているな〜と…。
伝わらないことが非常に悔しいです。
通っているスクール
生徒の国籍比率は、アメリカの地方から出てきた人が多めです。
海外からの留学生でいうと日本人が比較的多いですが、他のアジア人はほとんど見ません。
雰囲気は先生によって異なりますが、基本的に日本よりカジュアルで笑顔が多いです。
シアタージャズとブロードウェイスタイルタップを主に学びたくてここの学校を選びました。
※シアタージャズ
さまざまなダンスのベースになっているダンス。
「身体の軸」を意識したバレエの動きをもとに発展していったジャズダンスの一種
※ブロードウェイスタイルタップ
ミュージカルや劇などで使われるタップダンス。別名、シアタータップとも言われるもの。
日本と異なる部分で印象に残ることはありますか?
ダンススクールで感じたことは、意外にも先生は注意せず、褒める人が多いことでした。
褒められるだけでは物足りないなと思いながらも、生徒のテンションも上がって雰囲気がよい中でクラスを受けられています。
この指導方法でどうしたら世界最高峰の人材が生まれるのか、というのが今の疑問です。
また、「アメリカだから雰囲気はフラットなのかな?」と想像していましたが、実際はそれと裏腹に年功序列、先生にお気に入りがいるなど、意外な面もありました。
細かい部分では、教わる歴史が国によって違ったり、ニューヨークは地震がないので建物の作りが適当だったり、タトゥーがオシャレ感覚で身近だったりということです。そして、ニューヨークは物価がとにかく高い!
今後、留学やワーホリをする方へ
ニューヨークでオススメの店はありますか?
お気に入りはコリアンタウンのDELIです。
安くて美味しい!他はChipotleとPanda expressがお気に入りです。
コスメはsephoraか、日系のものはコリアンタウンのUme Cosmeで買います。
洋服や小物はMarshallsやCentury21など、アウトレットストアで掘り出し物を探します!
食材の買い出しは基本Trader Joesですが、節約したいとき時は、食品が破格のALDI・Jacks・Lotlessへ行きます。
20代に留学に行くことよさを教えてください
年齢として若すぎるということもありませんし、自分を確立するにも世界を見るにも素直に新しいものを吸収できます。
自分の価値観ができてしまうと、壊すことがどうしても怖くなります。
自立しつつ、いろいろなことを吸収できる年齢だなと思います!
- 世界を広げるために、興味のなかったことにも取り組む姿勢
- 誘惑に勝つ!
学びたいものを深く追求するのも醍醐味だけど、自分が興味のないものもやってみたり、その分野の人と仲良くしてみたりすること。
私たちの世代は新しいものを生みださなければいけないので、留学の機会を生かして自分の世界を広げることが成長に繋がると思います!
また、意外に難しいのがちょっとした誘惑に勝つこと。
朝寝坊だったり、食事の質だったり、日々の取り組み姿勢だったり…アメリカでは日本より厳しく見られません。「日本人は真面目」というレッテルに甘んじてしまうこともあります。
たまには誘惑通り過ごすのもいいですが、ズルズルと生活が堕落することのないように。
これがとっても大変です!
帰国後の計画、夢などはありますか?
帰国後はダンスでお金を稼ぎたいです。
日本はチケットノルマ等、舞台を仕事にするにはあまりにも待遇のよくない世界。
バイトをしながら舞台に立つ人が多いので、私は主な収入源をダンスにしたい!というのが大雑把な目標です!
それから、長期的に見ると、ダンスで人々の健康に貢献したいという夢があります。
ダンスセラピーを開発、普及できたら幸せです!
今後、留学やワーホリに行く方にアドバイス、またはメッセージをお願いします。
海外に出て損した、という話は聞いたことがありません。
すべが自分の財産になるので、全力で楽しんでください!!
NYへ留学予定の方!
NYエンタメの会というものを主催しています!
月に一度、ゲストスピーカーを呼び、エンタメ界に関係のある人、興味のある人が集って交流する場です。 ぜひ、足を運んでみてください!
留学くらべーるから
いかがでしたか?
2013年にスタートした「トビタテ!留学JAPAN」を実際に利用されたShuriさんの体験談でした。
このプログラム、すごくよいですよね!
特に学生にとっては留学費用を自力で全額支払うことはなかなか困難。
だからこそ、「返済不要の奨学金が給付されること」は夢に近づくきっかけになります!
そんな魅力的なプログラムなので応募者数も多く、毎回約1,500人以上の学生が応募されるそう。
Shuriさんも、最初は不合格となり、2回目での合格でした。
一度目で成功するより二度目の成功のほうが得られることも多いのではないでしょうか。
それには「自分の失敗を認めること」「次のチャンスまで諦めない・屈しないこと」必要となります。
素晴らしい体験談と情報をありがとうございました! 今後もShuriさんの活躍を楽しみにしております♪
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