【体験談】衝動を信じて飛び込んだ初めてのワーホリで自分に自信が持てた!inオーストラリア
2018.09.06
留学くらべーる編集部
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目次
ほとんどの人が1ヶ国のみを選んで体験するワーキングホリデーですが、できれば数ヶ国でチャレンジしたいという方もいるのでは?そこで今回ご紹介する体験談は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダでワーキングホリデーを経験したKaolieさんのお話です!
現在はカナダに滞在しているKaolieさんですが、複数の国でワーキングホリデーを行うようになるまでにはどのような思いやきっかけがあったのでしょうか?
いろいろな国で長期滞在したKaolieさんにしか伝えられない体験談です。まずは、オーストラリア編からご覧ください♪
プロフィール
項目 | 概要 |
---|---|
名前 | Kaolieさん |
渡航した年 | 2009年 |
渡航先の国/都市 | オーストラリア/パース |
渡航時の年齢 | 22歳 |
どうしても日本でじっとしていられなかった、その衝動を無駄にしたくなくて
ワーキングホリデーという言葉を初めて知ったのは、19歳のこと。専門学校のクラスメイトからの、「ワーホリって1年間、仕事をしても良いし勉強をしても良い。海外で暮らせる制度なんだよ!」という言葉でした。
海外生活なんてテレビやネットで見るだけで、自分には縁遠い世界だと思っていた私にはまさに衝撃。専門学校卒業後には就職し、一旦「普通の生活」を始めてはみましたが、頭の中にはずっと飛行機に乗って飛び立つ自分が居ました。
それからは憑りつかれたようにワーホリについて調べ上げ、もんもんとまだ見ぬ海外生活を夢見て貯金の日々…。
そんな自分の考えを両親、職場の上司に打ち明けると全員そろって「今はやめておきなさい。石の上にも3年。後でも遅くないんだから」と反対するだけで、まったく理解は得られませんでした。
ですが、反対の言葉を聞いても海外への憧れはまったく揺るがず、逆に日々大きくなるばかり。
今胸にある衝動が3年後にもあるかどうかなんて分からない!日本以外を見ないまま歳を取りたくない!という気持ちが強くなり、最終的には両親を無理やり説得し、2ヶ月のフィリピン語学留学を挟んで、22歳の夏、ついにオーストラリアワーホリを開始しました。
オージー英語「グッダイ、マイト」!?アメリカ英語と全然違う英語なまりにビックリ!
10代からの切望がようやく叶い、降り立ったのは金色の砂浜とマリンブルーが美しいゴールドコースト。
海岸線に立ち並ぶ白いビル群、オレンジ色の砂浜、何もかもに感動したのを覚えています。
そうして始まった私のオーストラリアワーホリ。とりあえず1週間バックパッカーズに泊まり街を歩くと…とにかく英語が聞き取れない!
オージーのよく使う挨拶、”Good day mate”は何度聞いてもグッダイ、マイトにしか聞こえません。
そこでようやく、自分が日本の学校で慣れ親しんでいたのはアメリカ英語だと言うことに気がつきました。フィリピン語学留学中も先生たちはアメリカ英語で、そもそも英語に種類があるなんて考えてもいなかったのです。
またCan’tの発音も、ずっと聞き続けてきた「キャント」ではなく、彼らはどちらかと言うと「カント」に近い発音。アメリカ英語しか聞いてこなかった私の耳はオージーのアクセントを理解できず苦労したのを覚えています。
裕福なリタイア層の多い街、パースで初めての職探し
なんとなく人があまり行かない都市に行ってみたいと決めたパースはスワン川のほとりに立つ美しい都市でした。街中無料の市バスが巡回、道にはゴミ一つ落ちておらず、夜な夜な圧力ホースで歩道の汚れを落とし街をきれいに保つという手の込みよう。
人生初海外は、そのパースで英語のみを使った職探しが始まりました。
ネットに載っている求人もありますが、やはり基本は履歴書を持って現場に突入スタイルです。日本語でさえ面接はドキドキするのに、英語でできるんだろうか?もし働き場所が見つからなかったらどうしよう…と不安でいっぱいでした。
そんな時、ある日本食レストランに出くわします。営業時間外で中は暗く、外から覗いているとなんと中から人が!
「何してるの?職探し?どうぞ中に入って話しましょ!」とカタコトの日本語で話しかけられ、そのままインタビュースタート!
見た目は日本人のその人はマレーシア人だと分かり、会話の途中からは英語に変わり「じゃぁ明後日の夕方6時からね」とすんなり仕事ゲット!
後々知りましたが、オーストラリアだけでなく海外の日本食レストランは実は日本人経営ではない場所も多いです。
せっかくのワーホリで英語環境じゃないのはイヤだな…と敬遠されがちですが、経営者次第では意外と英語環境(私は仕事中ずっと英語でした)なこともあるので、ぜひ一度中に入ってお話してみるのもオススメです。
クリスマス&新年を海外で迎えてカルチャーショック!
南半球に居るんだなぁと実感したのはクリスマスの時。
日本でクリスマスというと寒さも本格的になってきて、マフラーやコートが手放せない時期ですよね。ところが、オーストラリアではクリスマスにビーチに行くこともできるのです!
その日はカラッと晴れて気温も35度ほどまで上がり、シェアハウスのみんなと一緒にビーチに遊びに行きました。
オーストラリアの夏のいい所はとにかく湿気のないこと!ビーチに居ると風が気持ち良く、オージー達がみんな海大好きなのも頷けます。
さらに日本でクリスマスと言えば街はどこに行っても賑わっていて、レストランやショッピングセンターは恋人たちでいっぱい…ですが、こちらでのクリスマスは正反対!普段は人がいっぱいのダウンタウンもお店はほぼ全部お休み、もちろん歩いている人もなくゴーストタウン状態でした。
欧米圏ではクリスマスは「出かける日」ではなく、家族、親戚で集まって庭でお酒を飲みながらバーベキューをする日なんですね。
新年には都市全体を盛大に使ったファイアワークスが見物です。都市の建物の屋上から次々花火を上げるなんて、日本ではなかなかありません。
花火を特等席から見るために街から川を挟んで向かい側のキングスパークに行くと、人、人、人だらけ!カウントダウンにはDJも入り、大いに盛り上がりました。
英語が話せると、英語圏以上にたくさんの国の人と繋がれる
オーストラリアワーホリをして実感したのは、やはり英語の便利さです。
仕事場で毎日英語を使って気持ち的にもリラックスして話せるようになってくると、シェアメイトや街で会う人との会話の枠がどんどん広がっていきました。
最初は必要最低限な日常会話だったのが、だんだんと趣味の話、夢の話、恋愛の話となっていきます。生まれた国が違う人達と意見や文化をシェアできる英語は何にも代えがたいコミュニケーションツールになりました。
自分の英語が伸びるかどうかは、やはり相手に興味を持って「もっと話を聞きたい!理解したい!」というモチベーションがあるかどうかが大きいと思います。
最初は相手の言っていることが半分も分からなかったり、自分の言いたいニュアンスが伝えられなかったりと悔しい思いももちろんします。ですが、だからこそ家に居る時はその日言えなかった単語を調べ、次に誰かと話すときは意図的に同じトピックを持ち出して覚えるようにするのです。
日本に帰る途中で寄ったフィリピンで自分の成長を実感
オーストラリアから帰る時は、生まれて初めて行った外国でもあるフィリピン経由で帰りました。
来た時は6段階クラス分けで一番下だった私。正直、全然話せませんでした。
現地の人と学校以外で英語で話す自信もなく、店員さんに質問するのもタジタジだったのを覚えています。
ところが、ワーホリ後は自分でも気づかないうちに英語で話すというのが当たり前になっていて、お土産屋さんで値段交渉するのも当たり前、タクシーのおじさんと世間話も弾むようになっていたんです。
何より人と関わることに積極的になっていた自分を発見しました。オーストラリアでワーホリをして得たのは、英語力とそれ以上に自信だったんだなと実感しました。
ワーホリで英語力以外の成長も実感!
いかがでしたか?
海外への憧れからオーストラリアのワーキングホリデーへと挑戦を決めたKaolieさんですが、渡航するようになるまでは決して簡単にはいきませんでした。そして実際に飛び出して向かった先では、カルチャーショックや英語のなまりなど驚くことだらけ!さまざまな経験を通して、自分に自信を持てた、そんなはじめてのワーキングホリデーだったようです。
そんなKaolieさんが続いて選んだワーホリ先はニュージーランドです。ニュージーランドでは、いったい何を経験することができたのか…ぜひそちらも合わせて読んでくださいね♪