アルゼンチンのワーキングホリデーで仕事を探すなら!知っておきたい情報まとめ
2023.10.19
留学くらべーる編集部
目次
2017年に始まったアルゼンチンとのワーキングホリデー。
せっかくワーホリするなら現地で働いてみたい!という方も多いですよね。
そこでこちらでは、アルゼンチンの仕事事情についてさまざまな情報をまとめました。
現地で募集されている仕事や探し方、給料の目安、仕事をはじめる前に必要な手続きなど、ワーホリ前に知っておきたい情報ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
アルゼンチンの仕事事情
ワーキングホリデーは就学だけでなく就労ができることも魅力のひとつですが、アルゼンチンの場合は仕事探しや収入に関して厳しい現状もあります。
特に首都ブエノスアイレス以外は求人数も少なく、渡航してすぐに仕事を見つけるのはなかなか難しいです。
また、そもそもの最低賃金が低いことに加え、近年はアルゼンチンペソの価値が下落しているため、収入はほとんど得られません。
日本と同じようには稼ぎにくいため、ワーホリをお考えの方は資金を十分に用意しておきましょう。
アルゼンチンの最低賃金について
1ヶ月あたり16,875ペソ(約2.8万円) |
2020年5月時点でのアルゼンチンの最低賃金は1ヶ月あたり16,875ペソ(約2.8万円)です。
アルゼンチンで就労する人の労働時間は週に48時間(月192時間)とされており、最低賃金を時給に換算すると88ペソ(約148円)ほどとなります。
6月と12月には賞与として給料1ヶ月分がプラスされますが、それでも日本よりかなり低い水準と言えるでしょう。
参照:アルゼンチンの労働・雇用事情 | 日本貿易振興機構(ジェトロ)
アルゼンチンで仕事を探すならスペイン語は必須!
アルゼンチンは英語が通じないことも多く、仕事探しにおいてスペイン語を話せるかどうかはかなり重要です。
アルゼンチンにはスペイン語の語学学校もあるので、最初の数ヶ月は学校に通ってみるのもよいでしょう。
また、スペイン語だけでなく英語やポルトガル語も堪能であれば、挑戦できる仕事の幅がさらに広がります!
到着後すぐに仕事を探したい方は、日本にいるうちから語学力をあらかじめ高めておきたいですね。
アルゼンチンのワーキングホリデーでできる仕事
日本と比べて最低時給の低いアルゼンチンですが、実際にどのような求人があるのでしょうか。
次にアルゼンチンのワーキングホリデーでできる仕事についてご紹介します!
現地で募集されている求人例(賃金の目安)
職種 | 給料 |
---|---|
ウエイトレス | 月給20,322ペソ(約3.4万円) |
販売スタッフ | 月給25,000ペソ(約4.2万円) |
経理アシスタント | 月給28,000ペソ(約4.7万円) |
現地の求人サイトを見ると、ブエノスアイレスを中心にさまざまな職種が募集されています。
特にフルタイムの求人が多いですが、コールセンタースタッフやウエイトレスなどパートタイムで応募できる仕事もあるので、ワーホリ中は午前中に語学学校、午後に仕事といった時間の使い方をするのもよいですね!
また、何をしようか迷っている方はレストランやホテルなど接客業をチェックするのもおすすめです。
接客業であればチップがもらえたり現地の人との交流を通して語学力アップを目指せたりなどメリットもあるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
「犬の散歩屋さん」も人気のお仕事!
首都のブエノスアイレスでは「犬の散歩屋さん」が仕事として成り立っており、街中で多くの犬を散歩している風景を見かけることもあります。
この犬の散歩屋さんは経験やスキルなどによって料金が異なり、1頭につき1回100~200ペソ(約160~320円)ほど。
仕事を受けるには信頼性を高める必要もありますが、アルゼンチンならではの仕事をしてみたい方は挑戦してみるのもよいかもしれませんね!
アルゼンチンの仕事探しに役立つサイト
アルゼンチンの求人情報は、下記のようなサイトに掲載されています。
給料が明示されている求人は少ないですが、職種や地域などを選べるので一度検索してみるのもよいでしょう。
日本の仕事を受ける方法もあり!
更新頻度は少ないですが、アルゼンチンのクラシファイドサイト(※)に求人情報が掲載されていることもあります。
たとえば日本語での窓口対応を行うコールセンタースタッフや日本語から英語への翻訳スタッフであれば、スペイン語に不慣れな方でも応募しやすいでしょう。
また、賃金の少ないアルゼンチンでは、日本の仕事を受けたほうが安定して収入を得られる可能性が高いです。
パソコンがあると受けられる仕事も増えるので、アルゼンチンでのワーホリをお考えの方はぜひ用意しておきたいですね!
※クラシファイドサイト…求人広告やシェアメイト募集の情報などが掲載されているサイト
アルゼンチンワーホリで仕事を始める前に必要な手続き
現地で給与を得るために、到着後すぐにしておきたい手続きがいくつかあります。
やりたい仕事が見つかってから焦らなくてよいよう、早めに確認しておきましょう!
CUIL(労働者番号)を登録する
CUIL(CódigoÚnicodeIdentificaciónLaboral)とは、アルゼンチンでの就労において必須となる納税者番号です。
所得税の徴収を目的として使用されるため、仕事に就く前に登録する必要があります。
登録する際にはパスポート(顔写真やビザページのコピー含む)を持ってANSES(国家社会保障機構)のオフィスに行きます。
手続き方法などについては、ビザを申請する際に大使館の方に確認しておくのもよいでしょう。
銀行口座の開設
ブエノスアイレスのマヨ広場近くにある「Banco Ciudad(市銀行)」では、ワーキングホリデービザで滞在する人向けに銀行口座を開設できる場を提供しています。
ここ以外の銀行では口座を開設できない可能性が高いため、忘れずに手続きを行うようにしましょう。
いろんな国とワーホリ情報を比較してみよう!
アルゼンチンのワーホリは2017年に開始したばかりなので、経験者の情報がまだまだ少ないです。
仕事探しなどに不安があれば、まずは語学学校に通いながら情報を集めていくのもよいでしょう。
また、スペイン語圏に住んでみたい方は、スペインやチリといった選択肢もありますよ。
ワーホリ協定国はどんどん増えているので、ぜひ気になる国の情報をチェックしてみてくださいね!