エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)で仕事探し!人気の仕事から求人の探し方まで徹底解説
2023.10.27
留学くらべーる編集部
目次
エストニアはヨーロッパの「IT大国」として注目を集めており、さまざまな施設で電子化が進められています。
そんなエストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)では、仕事を通してほかの国では体験できない新しいサービスや働き方に触れられるでしょう。
こちらでは、エストニアのワーホリでの仕事事情や求人例などを紹介するので、興味がある方はぜひ参考にしてください!
エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)前に知っておきたい”仕事事情”
エストニアにはワーホリ(ワーキングホリデー)向けの求人が少なく、現地では仕事探しに少し苦労するかもしれません。
ですが、最近では外国人を積極的に雇用する職場が増え始めているので、諦めずにとにかく応募し続けることが大切です。
給与水準はヨーロッパのなかでは低めで、仕事内容にもよりますが収入は日本の半分程度です。
そのためエストニアのワーホリでは、たくさん稼ぐことよりも、就労を通してスキルを身につけることを目的にするのがよいでしょう。
エストニアの最低賃金について
1時間あたり4.3ユーロ(約683円) |
2023年10月時点でのエストニアの最低賃金は1時間あたり4.3ユーロ(約683円)、フルタイム勤務の場合は1ヶ月あたり725ユーロ(約11.5万円)です。
2015年時点でのエストニアの最低賃金が時給2.34ユーロ(約372円)、月給390ユーロ(約6.2万円)だったことを考えると、倍近く上昇しています。
エストニアは、新しいテクノロジーが続々と生まれる「IT先進国」として成長を続けているので、これからさらに給与水準が上がる可能性は高そうです!
参照元:Estonian Tax and Customs Board
エストニアのワーホリで仕事を探すなら「英語」か「エストニア語」は必須!
エストニアには日系企業や飲食店が少なく、日本語で働ける職場はほとんどありません。
そのためエストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)で仕事を探すなら、最低でも英語かエストニア語のどちらかを話せる必要があるでしょう。
また、現地で働きたい方はまず英語のみで働ける求人に応募しつつ、それと同時に語学学校でエストニア語の勉強を進めるのがおすすめ。エストニアへの旅行者向けに通訳や観光案内、予約代行などで収入を得ている日本人もいるようです。
また、エストニアにはPCスキルがある人材を求める職場が多いので、何かスキルのある方は面接でアピールするとよいですね!
エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)でできる仕事や求人例
こちらでは、エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)でできる仕事や求人例をお伝えします。
「現地でどんな仕事ができるの?」「給与はどのくらい?」「どんな仕事が人気?」など、エストニアのワーホリ事情が気になる方はぜひ参考にしてください!
エストニアで募集されている求人例(賃金の目安)
職種 | 給料 |
---|---|
レストランのキッチン補助 | 時給6.5ユーロ (約1,032円) |
ファストフード店のスタッフ | 時給6.5ユーロ (約1,032円) |
清掃スタッフ | 時給5ユーロ (約794円) |
エストニアでワーホリ(ワーキングホリデー)向けの仕事といえば、レストランやホテル、ファストフード店、などの接客スタッフが挙げられます。
ただし、ほとんどの接客業はエストニア語スキルが必須なので、応募前に条件をよく確認するようにしましょう。
そのほかにはレストランのキッチン補助や清掃スタッフなどの募集が多く、こういった裏方業務は接客業と比べて高い語学力は求められません。
また、エストニアでは有給のインターンシップもよく募集されているので、興味がある方はぜひ応募してみてくださいね!
IT系企業の従業員も人気のお仕事!
エストニアは国主導でIT化を進めており、タリンなどの都市部にはIT企業が多数あります。
エストニアのIT企業では外国人も多く採用しているので、将来的に役立つスキルを身につけたい方はワーホリ(ワーキングホリデー)中に応募してみるのもおすすめです!
エンジニア職はもちろん、事務職やアシスタント職の求人も多く、まれに日本語が話せる人材を募集していることも。
ただし、求人によっては「ワーホリビザ不可」の場合があるので、応募条件をよく確認するようにしましょう。
エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)で仕事を探す方法
では実際にエストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)ではどのように仕事を探せばよいのでしょうか。
こちらでは主な探し方についてご紹介します。
求人サイト・SNSで探す
エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)での仕事探しは、求人サイトやSNSを利用する方法が主流です。エストニアの求人情報がたくさん掲載されていて、現地の企業が国際的な人材を求めていることもあります。
求人サイトやSNSでは、さまざまな業界や職種の仕事が掲載されているので、自分のスキルや経験に合った仕事を見つけやすいことが大きなメリットです。
一方で、たくさんの応募者と競争することになるので、スキルや経験をしっかりアピールする必要があります。また、すべての求人が信頼できるとは言い切れないので、応募する前に企業の情報を調べることが大事!不審な求人や詐欺の可能性がある場合は応募せず、必要に応じて該当のプラットフォームに報告しましょう。
エストニアの求人情報は、下記のようなサイトに掲載されています。
項目 | URL | 概要 |
---|---|---|
求人サイト | ・CV.ee ・work in estonia ・Cvkeskus.ee |
日本のリクナビなどのような求人掲載サイト |
SNS | ・Linked in |
・Linked in:ビジネスに特化したSNS。エストニアをはじめ、欧米では名刺代わりに登録することが主流。 ・Facebook:求人が掲載されているグループがあり、「estonia job」でグループを探せる。 |
給与が記載されていない求人も多いので、興味のある仕事は雇用主に直接連絡してみるとよいでしょう。
「パートタイム向け」や「週末のみ勤務」など、さまざまなパターンで自分に合った労働条件の仕事を探してみてくださいね。
現地の人や知人から紹介してもらう
エストニアでのワーホリ(ワーキングホリデー)では、現地の人や知人から仕事を紹介してもらう方法もあります。
インターネット上で仕事を探す方法より情報元がしっかりしていて信頼しやすいので、安心して仕事を見つけられるでしょう。個人的な関係が仕事に影響を及ぼす可能性もありますが、現地ならではの仕事に就けるチャンスもあります。
エストニアのワーホリで仕事を紹介してもらうには、現地のイベントなどへ積極的に参加して、新しい人々とのつながりをつくることが大事です。紹介を受けるときには、職務内容や条件をしっかりと確認することも忘れずに!
リモートで日本での仕事を続ける方法も!
エストニアはIT国家として成長している国でインターネット環境も整っているので、ワーホリ(ワーキングホリデー)で渡航した後も日本の仕事をリモートで続けることも可能です。
日本での仕事を続けることで、渡航直後に現地で仕事が決まらなくても安定した収入を得られます。日本とエストニアの時差が働く時間に影響を与える可能性やエストニアでの知り合いができにくいというデメリットもありますが、日本での仕事を辞めずにワーホリに挑戦できるのはいいですよね!
ただ、実際にエストニアで仕事をするとなると日本の仕事との兼ね合いや契約上の問題などが発生する場合もあるので、フリーランスで日本の仕事を受注するという形がベストかもしれません。
エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)で仕事を始める前に必要な手続き
こちらでは、エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)で仕事を始める前にすべき手続きをお伝えします。
現地到着直後は何かと忙しくなり、必要な手続きを忘れてしまいがちなので注意してくださいね!
銀行口座を開設しよう!
エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)で仕事をする方は、給与を受け取るための銀行口座を開設しなければいけません。
エストニアには「LHV」や「Swedbank」など世界的に有名な銀行が多数ありますが、なかには支店に足を運ばずオンラインで手続きできる銀行もいくつかあります。
手続きに必要な書類や開設手数料はそれぞれの銀行の公式サイトに掲載されているので、どの銀行が自分に合っているのかまずは情報収集してみましょう。
決済手段の電子化手続きをしておくと便利!
キャッシュレス化が進むエストニアではワーホリ(ワーキングホリデー)で渡航後、早い段階で決済手段の電子化手続きを進めておくと便利です。
特に通勤でバスやトラムなどを頻繁に利用する方は、運賃を簡単に支払える「タリンカード」や「スマートカード」を作っておくとよいでしょう。
上記のカードは日本のSuicaのようなもので、現地のスーパーで簡単に購入できます。
決済が簡単なだけでなく、公共交通機関を割安価格で利用できたり、観光施設の入場料が割引されたりするので、ぜひ活用してみてくださいね!
エストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)では、給与以外の条件にも目を向けよう!
給与水準が低いエストニアのワーホリ(ワーキングホリデー)では、日本より高給の仕事を探すのはほぼ不可能です。
しかし、エストニアには、給与はあまり高くなくても、仕事を通して語学力を高めたりITスキルを身につけたりできる仕事がたくさんあります。
そのためエストニアワーホリでは、給与だけにこだわるのではなく、労働条件や習得できるスキルにも目を向けて仕事を探すとよいでしょう。
せっかく海外で働くなら、仕事を通してスキルアップを目指してみるのもおすすめです!