ポルトガルのワーキングホリデービザ情報・申請方法まとめ
2018.08.23
留学くらべーる編集部
目次
2015年7月から始まったポルトガルのワーキングホリデー。
こちらでは、ポルトガルワーキングホリデーに必要なビザについての情報をまとめていますので、渡航をお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ポルトガルのワーキングホリデービザ基本情報
項目 | 概要 |
---|---|
開始年 | 2015年 |
対象年齢 | 18~30歳 ※申請時の年齢 |
発給人数 | 制限なし |
入国期限 | 明記なし |
滞在可能期間(最長) | 1年間 |
就学できる期間 | 明記なし |
就労できる期間 | 明記なし |
最長1年間滞在することができる、ポルトガルのワーキングホリデー。
ポルトガルのワーキングホリデービザは、発給数に制限がなく、入国から1年間滞在できるのが嬉しいポイントです。
一方で、ポルトガルでの滞在を許可してもらうための資金証明額はお高め。
ポルトガルへのワーキングホリデーをお考えの方は、早め早めに計画や資金の準備を始めるようにしましょう!
ポルトガルのワーキングホリデービザの申請条件
- ビザ申請時に日本に居住しており、日本の旅券を所有する日本国籍者であること
- ポルトガルにおいての休暇を第一目的とする渡航であること
- 申請時の年齢が18~30歳であること
- 子どもを同伴させないこと
※ただし、家族にポルトガル滞在が許可されている場合は例外とする - 往復航空券、あるいは往路のみの航空券を所持している場合、帰国のための航空券の購入が可能な資金を証明する書類があること
- ワーキングホリデー終了後は、滞在を延長せず速やかに帰国すること
- ワーキングホリデーの目的以外の査証を取得しないこと
- 健康かつ過去に犯罪歴のないこと
- 海外旅行傷害保険へ加入していること
ポルトガルのワーキングホリデービザ申請の流れ
STEP1:ビザの申請書をダウンロード、作成する
まず、ポルトガル大使館のページで申請内容を確認後、申請書をダウンロードして作成します。
記入はポルトガル語、あるいは英語のいずれかです。
日本語のサンプルも掲載されていますが、そちらはサンプルなので記入はできません。
申請書は表面と裏面に分かれているので、ダウンロード・作成漏れのないように注意しましょう。
大使館ページ
「中期滞在査証」ページ
STEP2:必要書類を準備
申請書のダウンロードと記入を終えたら、その他の必要書類を準備していきましょう!
ビザの申請には、以下の書類が必要です。
ポルトガルのワーキングホリデービザの申請に必要な書類
項目 | 概要 |
---|---|
ビザ申請申込書 | STEP1で作成したもの |
パスポート | 12か月以上の有効期限が残っているもの 原本およびコピーを1枚 |
証明写真1枚 | 3×4cmサイズ 無背景で最近撮影された顔写真 |
航空券 | 往復分、あるいは片道のみの場合、帰りの航空券を購入できる資金を証明する書類 |
健康診断書 | 英文の健康診断書 |
海外旅行傷害保険証明書 | ポルトガル滞在期間中を保障するもの |
犯罪有無の確認書類 | ポルトガルでの犯罪有無を確認する要請書 |
犯罪経歴証明書 | 3か月以内に発行されたもの ※取得後、日本国外務省によるアポスティーユが必要 |
残高証明書類 | 1年間で16,000ユーロ(約213万円)ほどの残高証明 ※英文の証明書 |
宣誓書 | 申請者が適切な査証でポルトガルに入国しなかった場合、いかなる状況でも責任を申請者本人が負うことを表すもの |
宣誓書については、申請書と同ページ内からダウンロードすることができます。
申請書同様、ポルトガル語あるいは英語での表記になっています。
ポルトガルのワーキングホリデービザの申請料金は無料ですが、大使館(領事部)にて翻訳が必要な場合は、1ページにつき7,403円の手数料が必要です。
大使館での申請後、パスポートなどの返却と併せてビザを郵送で受け取ることができるので、レターパック510円分も用意しておくと、よりスムーズに申請を進めることができますよ!
宣誓書ダウンロード画面
STEP3:ポルトガル大使館にて申請
必要な書類が準備できたら、大使館でビザの申請を行います。
申請をするにあたっては、電話あるいはメールでの予約が必要なので、忘れないようにしましょう。
なお、ポルトガルの祝日と日本の祝日には閉館となるので、訪問する際は日本だけでなくポルトガルの祝日についても確認してくださいね。
ポルトガル領事部について
項目 | 概要 |
---|---|
所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-10-3 神浦麹町ビル4階 |
受付時間 | 平日 9:30~12:30 ※来館・電話とも |
TEL | 03-5226-0614 |
メール | consular@portugal.jp.net |
STEP4:ビザを受け取る
申請時に送料としてレターパック510円分を提出した場合、郵送でビザを受け取ることができます。
郵送受け取りにすれば、再度大使館へ訪問する負担が省けるので便利ですね!
ポルトガルに入国した後は、入国宣言と滞在許可の取得という2つの手続きを済ませる必要があります。
入国宣言は入国後3日以内、滞在許可の取得は入国後120日以内に行わなければいけません。
特に、入国宣言は期間が短いので、到着後は忘れないうちに早めに手続きに向かうようにしましょう!
ポルトガルのワーキングホリデービザ申請の注意点
ポルトガルのワーキングホリデービザを申請する際の注意点について、こちらでまとめました。
ビザ申請を行うときにはぜひチェックしてみてくださいね!
経済証明の額が高い!
ワーキングホリデービザを申請する場合、多くの国で「経済状況を示す書類(残高証明書)」が必要になります。
ポルトガルのワーキングホリデービザでも、英文の残高証明書が提出書類に必要です。
その証明書の必要額は、1年間で16,000ユーロ(およそ213万円)。
他のワーホリ協定国と比べると高めの印象を受けます。
ワーキングホリデーに必要な資金は、なかなかすぐに用意できるものではありません。
ポルトガルへのワーキングホリデーを検討している方は、先を見据えて計画的に準備していくようにしましょう!
必要書類が複雑!
ポルトガルのワーキングホリデービザ申請に必要な書類は、いくつか複雑で準備に時間がかかるものがあります。
直前に慌てて準備をして書類に不足が生じることのないよう、こちらでは特に準備に際して注意すべき書類についてご紹介します。
英文の健康診断書
健康診断書は、英文表記のものを提出しなければなりません。
健康診断は予約が必要ですし、英文表記の健康診断を必ずしもすべての病院が扱っているとは限りません。
病院や時期によっては、予約をとるのにも時間がかかってしまうこともあります。
自分が健康診断を受ける病院で取り扱いがあるかを確認した上で、早めに受診を済ませておくようにしましょう。
犯罪経歴証明書
3か月以内に発行された犯罪経歴証明書も取得する必要があります。
取得は、各都道府県の警察署で行います。
発給のためには、以下の書類を持参します。
- 日本国旅券(パスポート)
- 住民票の写しなど、現住所を確認できる書類
- 大使館や提出先機関から、証明書発給を要求することを示す文書
- 外国居住者について、住民票の除票や外国人登録原票の写しなど、過去の国内居住地を確認できる書類
犯罪経歴証明書は、申請した当日や次の日にすぐ取得できるというわけではないので、3か月の期間内に早めに発給してもらうようにしましょう。
ポルトガルワーキングホリデーの実現に向けて、着々と準備を進めよう!
いかがでしたか?
ポルトガルのワーキングホリデーは2015年に開始されたばかり。
ビザをはじめ、なかなかスムーズに情報を集めることが難しいところもあります。
ポルトガルのワーキングホリデービザには、申請に関していくつか特徴的な書類が必要です。
「ポルトガルでワーキングホリデーをしよう」と思い立ったら、計画性をもって渡航準備を進めていくと良いですね。
また、ビザに関して分からない点は、ポルトガル留学を扱っているエージェントに相談したり、大使館に問い合わせたりするようにしましょう!
ビザの情報は変わっていく可能性が高いので、常に最新情報を集めるようにしてくださいね。