利用者 69 万人突破!

(2024年4月24日更新)

閉じる

リトアニアのワーキングホリデー費用はいくら?

2020.08.11

留学くらべーる編集部

リトアニアのワーキングホリデー費用はいくら?最低賃金や物価などお金の情報がわかる

「北欧生活に憧れているけど、物価の高さが不安…」という方には、2019年に日本とのワーホリ協定を結んだリトアニアへのワーキングホリデーがおすすめです。
北欧諸国のなかでも特に物価が低いリトアニアでは、生活費を抑えながらヨーロッパ生活を楽しめますよ。

こちらでは、リトアニアワーホリで準備しておきたい初期費用や1年間のトータルの費用などを紹介するので、興味がある方はぜひ参考にしてください!

パンフレットを見てみたい!

リトアニアワーキングホリデーの初期費用

出発前の費用
57万円

リトアニアでワーキングホリデーをするために必要な費用は、約57万円です。

費用は現地での過ごし方や渡航時期によっても変わってきますが、

  • 出発前に必要な費用:約30万円
    (パスポート申請料・ビザ申請料・渡航費・海外保険料など)
  • 渡航後3ヶ月分の生活費:約27万円
    (食費・滞在費・おこづかいなど)

の計57万円ほどの準備があれば、今からワーホリビザの申請を行ってもスムーズに準備を進められるでしょう。

ただし、渡航後すぐに仕事が見つからなかったり、語学学校に通ったりする場合は、さらに準備が必要です!
現地で焦らなくても済むように、予算は多めに考えておくことをおすすめします。

出発前に必要な費用(約30万円)の内訳

項目 費用の目安
パスポート申請料 約1.6万円
ビザ申請料 無料
渡航費(片道) 約8万円
海外保険料 約20万円

パスポート申請料

年齢 有効期限 手数料
12歳以上 5年間 11,000円
20歳以上 10年間 16,000円

パスポートは有効期限や作成時の年齢によって費用が変わります。
10年間有効なパスポートのほうが割安なので、20歳以上であればそちらを作成するのもおすすめです。

リトアニアワーホリでは、下記の条件を満たすパスポートが必要です。

  • ワーホリビザで許可される滞在期間より、有効期間が3ヶ月以上残っていること
  • 少なくとも2ページ以上の余白があること
  • 過去10年以内に発行されていること

お持ちのパスポートが上記の条件を満たしていない場合は、ビザ申請日までに更新手続きを済ませておきましょう。

参照:外務省

ビザ申請料

ビザ申請料金
 無料

リトアニアワーホリは、ビザの申請料がかかりません。
ですが、ビザ申請センターを利用する際に手数料が15.90ユーロ相当の日本円(約2,000円)が発生するので、忘れずに用意しましょう。
また、申請書類の1つである「預金残高証明書」を発行する際にも手数料を支払う必要があります。

リトアニアのワーホリビザは申請書類が多いので、スケジュールに余裕を持って準備を進めるようにしましょう。

参照:駐日リトアニア大使館

リトアニアへの渡航費(片道)

片道の渡航費
6~10万円

日本からリトアニアへの渡航費は、片道6~10万円程度です。

リトアニアのワーホリビザは往路航空券のみで申請できますが、その際には復路航空券を購入できる555ユーロ(約6.9万円)の資金があることを証明しなければなりません。
事前に帰国便を確保しておきたい場合は、後から自由に日程を変更できるオープンチケットを利用するとよいでしょう。

日本とリトアニアの間には直行便がなく、ロシアやフィンランドなどほかの国を経由する必要があります。
航空券代は時期によって大きく変動し、最も高い時期は片道約10万円、最も安い時期は約6万円ほどなので、比較サイトを活用しながらお得な航空券を探してみてくださいね!

海外保険料

海外保険料の目安は、1年間で15~25万円です。

リトアニアワーホリでは、リトアニア滞在中の全期間をカバーする海外保険への加入が必須です。
加入すべき海外保険としては、具体的に以下の条件が挙げられています。

  • リトアニアを含むシェンゲン圏も補償対象であること
  • 現地での医療費と、医療専門家の同伴を含む日本への帰国送還費を補償すること
  • 補償額が30,000ユーロ(約371万円)以上であること

保険内容が細かく指定されているので、どのプランに加入すればよいのかわからない場合は保険会社に相談してみてくださいね!

海外保険について詳しく知りたい方はこちら

渡航後3ヶ月分の生活費(約27万円)の内訳

項目 費用の目安
滞在費 約16.5万円(月5.5万円×3ヶ月)
食費 約6万円(月2万円×3ヶ月)
おこづかい
(交通費・交際費など)
約4.5万円(月1.5万円×3ヶ月)

渡航後3ヶ月の生活費の目安は約27万円です。

リトアニアは、ワーホリビザの申請条件に「現地で生活するための十分な資金である555ユーロ(約6.9万円)を所持していること」、または(および)「リトアニアで生活するための定期的な収入源(雇用先など)を確保していること」を挙げています。

ただし555ユーロ(約6.9万円)だけではすぐに資金が尽きてしまう可能性がありますし、渡航後すぐに仕事が見つかるとは限りません。
渡航後3ヶ月は収入がなくても問題ないように、ビザ申請条件よりも多めに資金を準備しておくようにしましょう!

語学学校に通う場合は1ヶ月あたりプラス2~10万円が必要

リトアニアの語学学校の学費は、1ヶ月(4週間)で2~10万円が目安です。
ワーホリ中に就労を考えている方は、リトアニア語が話せると現地で仕事を見つけやすいため語学学校で勉強することをおすすめします。

授業数やコース内容を工夫すれば月2万円程度から通えるところもあるので、まずはいろいろな語学学校を比較して、費用の相場やコース内容を調べるところから始めてみましょう。
資金に余裕がない方は留学エージェントに相談してみてくださいね!

リトアニアワーキングホリデーの費用

リトアニアワーキングホリデーで必要な費用の目安(1年間)

1年の費用
146万円

ワーキングホリデーの場合、現地での過ごし方によって費用が大きく変わってきます。
観光メインであればそれだけ出費も増えますし、現地ですぐに働くのであれば貯金にほとんど手をつけずに帰国することもできるでしょう。

ヨーロッパのなかでも物価が低いリトアニアは、ほかの北欧の国々で暮らすより支出を抑えられるのが嬉しいポイントです。
リトアニアワーホリでは日々の生活費を節約しつつ、たまに旅行や外食で思いっきり贅沢するのもよさそうですね!

ワーホリ中に必要となる費用の内訳

項目 費用の目安
出発前に必要な費用
(渡航費・諸手続き・海外保険料)
約30万円
滞在費
(12ヶ月分)
約66万円
(月5.5万円×12ヶ月)
食費
(12ヶ月分)
約24万円
(月2万円×12ヶ月)
おこづかい
(12ヶ月分)
約18万円
(月1.5万円×12ヶ月)
航空券(片道) 約8万円
合計の支出 30+66+24+18+8
=146万円
アルバイト代
(8ヶ月分)
約59万円
※時給460円/月160時間勤務の場合
最終的な合計 (30+66+24+18+8)-59
=87万円

リトアニアでワーキングホリデーをした場合、1年間の出費目安は約146万円です。
上記には語学学校の費用が含まれていないので、現地で「リトアニア語を習いたい!」という方は学費分を加算してみてください。

物価の高い北欧でのワーホリは、1年間の出費が200万円を超えることも少なくありません。
そんな北欧諸国のなかでも特に物価の低いリトアニアでは、出費を抑えながらヨーロッパ生活を楽しめるのが嬉しいですよね!

時給460円の仕事を月に160時間×8ヶ月した場合、トータルの出費を約90万円まで抑えられます。
現地での生活スタイルによって出費は変わるので、どんなワーホリ生活を送りたいかよく考えたうえで費用を計算するようにしましょう。

リトアニアでの滞在費

1年間の滞在費
48~84万円

リトアニアワーキングホリデーの滞在費は、1ヶ月あたり約4~7万円1年間で48~84万円が目安です。

首都ビルニュスのワンルームアパートの家賃は1ヶ月あたり約6.4万円、カウナスやシャウレイなどほかの主要都市の家賃は約4~6.5万円が相場で、日本と比べて全体的に安めだと言えます。
リトアニアの物件には家具・家電があらかじめついているので、家賃だけでなく初期費用も安く済ませられるでしょう。

また、リトアニアには割安の優良物件が多いですが、夏の引っ越しシーズンはやや注意が必要。
このタイミングで家探しを始める場合は自分の理想の物件を見つけるのに少し苦労するかもしれないので、家探しが順調に進まないときは現地の不動産屋さんに相談してみてくださいね。

リトアニアでの食費

1年間の食費
18~30万円

リトアニアの食費は、1ヶ月あたり1.5~2.5万円1年間で18~30万円が目安です。

リトアニアは日本より食費が安く、一般的なレストランでは600~900円程度で食事ができます。
お店によってはメイン料理、サラダ、お酒がセットで1,000円以下に収まるので、現地のグルメも楽しめるでしょう。
ただし観光客向けのレストランは少し高めなので、自炊に疲れたときは地元民向けの食堂などを利用するのがよさそうですね。

スーパーや市場の食料品も外食費同様に安く、特に野菜や果物などは日本の1~2割程度の価格で売られていることも珍しくありません。
野菜や果物が安いリトアニアでは、自炊メインの健康的な食生活を送るのもおすすめです。

おこづかい(交際費・交通費など)

リトアニアのワーキングホリデー中にかかる費用としてそのほかに挙げられるのが、交際費や交通費などです。

これらは滞在先から語学学校・職場までの距離や現地で何をするかなどによっても変わってきますが、1ヶ月で1~2万円1年間で12~24万円くらいが目安です。

リトアニアは公共交通機関の料金が安く、市内の短距離バスは1区間100~150円前後です。
タクシーの料金もあまり高くないので、疲れたときは出費を気にせず気軽に利用できますよ。

日本より割安に交通機関を利用できるリトアニアでは、市内バスやタクシーで日帰り旅行をしたり、長距離バスで遠出旅行をしたりするのも楽しそうです!

リトアニアワーキングホリデーの費用

パンフレットを見てみたい!

リトアニアワーホリでの収入の目安

出費だけ見ると今から貯金するのは難しそう…と思うかもしれませんが、ワーキングホリデーは現地での就労が認められているのが特徴です。

こちらではリトアニアのワーホリでどのくらいの収入が見込めるのかまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

リトアニアの最低賃金

1時間あたり3.72ユーロ(約460円)

2020年7月時点でのリトアニアの最低賃金は1時間あたり3.72ユーロ(約460円)です。

ヨーロッパ諸国のなかでもリトアニアの給与水準は低く、最低賃金で働いた場合の月給は8~10万円が相場です。
外国人向けの求人は給与が最低賃金に設定されていることが多いので、リトアニアワーホリではたくさんの収入を得ることは少し難しいかもしれません。

ただし、数は少ないもののなかには高給の求人もあります。
「ワーホリではたくさん稼ぎたい!」という方は、リトアニア語や英語のスキルを磨いて条件のよい仕事にチャレンジしてみてくださいね。

参照:リトアニア社会福祉・労働省

最低賃金で働いた場合の収入例

時給3.72ユーロ(約460円)の職場で1日8時間×週に5日働いた場合、1ヶ月(4週間)あたりの総支給額は595.2ユーロ(約7.4万円)となります。
リトアニアでは1ヶ月の生活費が555ユーロ(約6.9万円)と言われているので、アルバイト代だけでも必要最低限の生活費程度はまかなえる計算です。

ただし、リトアニアには外国人向けの求人が少ないので、仕事がすぐに見つからない可能性を考慮して費用をしっかりと準備しておくことが大切ですよ!

リトアニアの求人例

職種 給料
レストランのウェイター・ウェイトレス 時給6.2ユーロ(約767円)
キッズストアのレジスタッフ 月給730ユーロ(約9万円)
オフィスの清掃員 月給892ユーロ(約11万円)

リトアニアワーホリでは、レストランのウェイター・ウェイトレスやショップの販売員など接客業を中心とした仕事に挑戦できます。
接客業はリトアニア語スキルを求められることが多いので、仕事探しを始める前から語学の勉強を進めておくとよいでしょう。

また、「リトアニア語に自信がないけど、どうしても接客の仕事をしてみたい!」という方は、外国人観光客が利用するリゾートホテルに応募してみるのもおすすめです。
外国人向けのリゾートホテルのなかには英語が話せれば働ける職場もあるので、まずはいろいろな求人の応募条件を確認してみてくださいね!

リトアニアワーホリの仕事について詳しく見る

パンフレットを見てみたい!

リトアニアの物価

リトアニアの物価

リトアニアはほかの北欧諸国や日本と比べて物価が低いため、資金面をあまり気にせずワーホリ生活を楽しめるでしょう。
洗剤や歯磨き粉など一部の日用品は値段が高い傾向にありますが、家賃や食料品など生活の大部分を占めるものは日本より安く済みます。

また、リトアニアは長距離バスや電車の料金も安く、ラトビアやエストニアなどの隣国へ気軽に遊びに行けるのも魅力です。
リトアニアでワーホリをするなら、ほどよく仕事をしつつ、低予算で旅行を楽しむのもよいかもしれませんね!

リトアニアの物価目安

項目 費用
ペットボトルの水(1.5L) 0.68ユーロ(約84円)
マクドナルドのセット 5ユーロ(約618円)

※2020年8月時点

参考:NUMBEO

地域別の物価目安

項目 ビルニュス カウナス シャウレイ
ワンルームのアパート
※市内中心部
524.29ユーロ(約6.5万円) 380.83ユーロ(約4.7万円) 240ユーロ(約3万円)
安めのレストランでの食事 7.75ユーロ(約958円) 6ユーロ(約742円) 5ユーロ(約618円)

※2020年8月時点

参考:NUMBEO

リトアニアは仕事探しのハードルが高く、現地で就労を考えている方は、地方よりも首都ビルニュスのような大都市で生活したほうが仕事を見つけやすくておすすめです。
ビルニュスとカウナスは家賃が少し高めですが、それでもワンルーム6.5万円前後なので、日本の都市部で生活するよりは出費を抑えられます。

これよりさらに家賃を下げたい場合は、リトアニア第4の都市シャウレイも候補に入れてみるとよいかもしれません。
ワンルームアパートの家賃は4~5万円が相場で、都市の規模も比較的大きいので不便なく生活できますよ!

パンフレットを見てみたい!