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(2024年10月9日更新)

ワーホリの給料ってどのくらい?国別の給与目安を比較

2023.09.12

留学くらべーる編集部

ワーホリの給料が高い国は?国別の給与目安や気になる支払い・税金についても
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「ワーキングホリデービザで海外に行くなら働いてみたい!」という方、必見!
本記事では、ワーホリ協定国の最低賃金や給料の高い国、仕事、給料の受け取り方、引かれる税金などワーホリで得られる給与についてさまざまな情報をまとめました。

ワーホリをした方がどのくらいの収入を得られたのか、実際の体験談も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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ワーキングホリデー協定国の最低賃金・収入の目安一覧

まずはワーキングホリデー協定国の最低賃金と、最低賃金で働いた場合の収入目安を見ていきましょう!

※働ける時間に制限のある国もありますが、最低賃金が時給で示されている国は160時間分(1日8時間×20日)の収入を算出しています。
また、2019~2020年に調査した時点での最低賃金であり、所得税等の差し引きは行っていないため、あくまでも目安としてお考えください。

ワーキングホリデー人気国の最低賃金・収入の目安

国名 最低賃金 収入の目安
※1ヶ月あたり
オーストラリア国旗オーストラリア 時給19.84ドル
(約1,510円)
約24.2万円
ニュージーランド国旗ニュージーランド 時給17.70ドル
(約1,285円)
約19.8万円
カナダ国旗カナダ 時給11.32~15.00ドル
(約930~1,230円)
※州によって異なる
14.4万円
※時給11.32ドルの場合
イギリス国旗イギリス 時給6.15~8.21ポンド
(約895~1,195円)
※年齢によって異なる
約13.7万円
※時給6.15ポンドの場合
ドイツ国旗ドイツ 時給9.19ユーロ
(約1,117円)
約18.4万円
韓国 時給8,590ウォン
(約767円)
約12.2万円

ワーホリ協定国(ヨーロッパ)の最低賃金・収入の目安

国名 最低賃金 収入の目安
※1ヶ月あたり
アイルランド国旗アイルランド 時給8.08~10.10ユーロ
(約933~1,167円)
※年齢によって異なる
約16.2万円
※時給8.08ユーロの場合
フランス国旗フランス 時給10.15ユーロ
(約1,200円)
約20.4万円
ポーランド国旗ポーランド 月額2,600ズロチ
(約6.6万円)
約6.6万円
ポルトガル国旗ポルトガル 月額635ユーロ
(約7.4万円)
※年に12回払いの場合
約7.4万円
スロバキア 月額580ユーロ
(約6.7万円)
約6.7万円
オーストリア 月額1,500ユーロ
(約17万円) ※1
約17万円
ハンガリー 月額210,600フォリント
(約7万円)
約7万円
チェコ 時給87.30コルナ
(約405円)
約6.7万円
スペイン 月額950ユーロ(約11.7万円)
※年に14回払いの場合
約11.7万円
ノルウェー 時給134.09クローネ
(約1,492円) ※1
約25.3万円
デンマーク 110クローネ
(約1,800円) ※1
約29.6万円
アイスランド 月額335,000クローナ
(約25.5万円) ※1
約25.5万円
リトアニア 時給3.39ユーロ
(約410円)
約6.8万円
スウェーデン 時給70クローナ程度
(約827円)
※労働協約によって異なる
約13.7万円
エストニア 時給3.48ユーロ
(約557円)
約7万円
オランダ 月額1,680ユーロ
(約20.2万円)
約20.2万円

(※1)ノルウェーやデンマークの最低時給は政府によって定められておらず、基本的な時間単位の賃金は業界によって異なります。
賃金は、仕事の難易度だけでなく、年齢や経験、資格などによっても異なります。

ワーホリ協定国(アジア・南アメリカ)の最低賃金・収入の目安

国名 最低賃金 収入の目安
※1ヶ月あたり
台湾 時給158元
(約570円)
約9.1万円
香港 時給37.5香港ドル
(約520円)
約8.2万円
アルゼンチン国旗アルゼンチン 月額16,875ペソ
(約2.8万円)
約2.8万円
チリ 月額320,500ペソ
(約4.4万円)
約4.4万円

もらえる給料は国によってまったく違う!

1ヶ月あたりの収入目安
2.8~29.6万円

あくまで最低賃金ベースでの計算ですが、最も低いアルゼンチンは約2.8万円、最も高いデンマークは約29.6万円と、得られる収入は国によって10倍以上も異なります
最低賃金が低い国は物価も低い傾向にありますが、現地での収入に頼らないでよいよう、余裕をもって資金集めを行いましょう。

また、給与の高い国でも、すぐに条件のよい仕事が見つからない可能性もあります!
滞在する都市によってはワーホリ向けの求人が少ないこともあるので、しっかり情報収集してからワーホリに挑戦したいですね。

ワーホリの給料が高い国はどこ?

ワーホリの給料が高い国

時給だけ見ると「デンマークが圧倒的!」と思うかもしれませんが、デンマークはワーホリビザで就労できる期間が最長6ヶ月と定められています。
そのため、トータルで考えると別の国のほうが多くの収入を得られる可能性が高いんです!

ワーホリの給料を考えるときは最低賃金だけでなくその国のワーホリ制度や給料の仕組みを把握しておくことも大切なので、ぜひ下記も参考にしてみてくださいね。

国ごとの制限を要チェック!

就労期間についてデンマークは最長6ヶ月と紹介しましたが、働ける期間に制限のある国はほかにもあります。

・オーストラリア
同一雇用主のもとでは6ヶ月まで
※一部地域・職業を除く
・ドイツ
1つの職場で6ヶ月まで
・アイルランド
1週間に最長39時間まで
・ノルウェー
同一雇用主のもとでは6ヶ月未満
・オランダ
年間通して同一の雇用主はNG
・香港
同一雇用主のもとでは6ヶ月まで

条件はさまざまですが、上記の国はデンマークのように最長6ヶ月とは区切っていません。
そのため、仕事先を変えれば6ヶ月以上働くこともできます。

ただし気をつけたいのがワーホリビザでの応募をお断りしている求人がある点。
職種によっては長期で働ける人を優先的に雇うため、希望の仕事がなかなか見つからないこともあります。
ワーホリ中に働きたい仕事が決まっている方は、即戦力と思われるように日本にいるうちからスキルを高めておくとよいでしょう。

稼げる国=オーストラリアって本当?

ワーキングホリデーで稼げる国として一般的に言われているのがオーストラリアです。
オーストラリアは最低賃金が約1,500円と高水準なことに加え、土日や祝日に働くと給料がさらにアップするという驚きの制度があるんです!

条件は職場によって異なりますが、祝日だと給料が3倍になるところもあり、通常の時給が1,500円の職場であれば8時間勤務で1日3万円以上の収入を得られることになります。

ですが、なかにはワーホリで滞在している人を狙って最低賃金以下で雇うケースも報告されており、騙されないために知識を蓄えておくことが大切です。
面接の際などには雇用条件にあやしいところがないか、細かく確認するようにしてくださいね。

カジュアル雇用は給料がさらにアップ!

オーストラリアの場合、雇用形態は下記の3つに分かれます。

  • フルタイム:週に38時間以上の勤務時間や有給等の社会保障がある
  • パートタイム:フルタイムより勤務時間は短いが、社会保障も含まれている
  • カジュアル:勤務時間の保証がなく、契約解除に関する取り決めもない

ワーホリは3つ目の「カジュアル」で雇われるケースが多いですが、カジュアルは保証がほとんどなく、安定した収入が見込めない働き方です。
そのため通常の時給に+25%を加算するように定められており、19.84ドル×1.25=24.8ドル(約1,890円)が最低賃金の基準となります。

働ける時間は少ないかもしれませんが、カジュアルを掛け持ちすれば1ヶ月で30万円以上の収入を得られる可能性もあるでしょう。

給料が高い仕事を探すならローカルジョブを狙おう

ワーキングホリデーの給料

給料の高い仕事に就きたい!とお考えであれば、ローカルジョブから探してみるのもおすすめです。
ローカルジョブとは現地のネイティブが働いている仕事を指し、最低賃金などの法律をしっかり遵守しているところがほとんどです。

ジャパレス(=日本食レストラン)のなかには最低賃金以下の給料を提示しているところもありますが、ローカルジョブであれば高水準の収入を得られるでしょう。

語学力は必須!

ローカルジョブを探すうえで忘れてはいけないのが「語学力」です。
現地の人とのコミュニケーションが主となるため、日常会話に困らない程度の語学力は必須と考えておきましょう。

また、仕事を探す際もローカルジョブの情報が多い求人サイトをチェックすることが大切です。
たとえばオーストラリアやカナダなどのワーホリ人気国は日本人向けの求人サイトも充実していますが、ローカルジョブの情報はあまりありません。
現地の言語で探すことにはなりますが、ネイティブが利用している求人サイトから情報を手に入れるようにしましょう。

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時期によってはファームジョブもおすすめ

「とにかく給料が高い仕事がいい!」ということであればファームジョブを探す方法もあります。
ファームジョブとはバナナやいちごなどの農作物を収穫したり箱詰めしたりする仕事のことで、オーストラリアやニュージーランドなどワーホリ人気国のなかで稼げる仕事として知られています。

収穫シーズンかどうか、歩合制か時給制かなどによって大きく変わりますが、繁忙期だと休みなく働けるため高収入を狙うことも可能
ファームではお金を使う機会も少ないため、貯金したい方にもぴったりの仕事とも言えるでしょう。

給料の受け取り方法は主に3種類!

ワーキングホリデーにおける給料の受け取り方

次に、ワーキングホリデーにおける給料の受け取り方を紹介します。
給料の受け取り方は主に下記の3つです。

  • 現地口座への入金
  • 小切手を換金
  • 手渡し

では、具体的な内容を見ていきましょう。

現地口座への入金

多くの国で使われている方法が銀行口座への入金です。
会社に銀行口座の情報を伝えて給料日に入金してもらうので、仕事を探す前に現地で銀行口座を開設するようにしてください。

口座の開設にはパスポートやワーホリビザなど書類がいくつか必要です。
不安な方は留学エージェントの銀行口座開設サポートを利用してみるのもよいでしょう。

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小切手を換金

ワーホリ人気国のカナダで多いのが、職場で小切手を受け取ってから銀行口座に入金する方法です。
小切手というと「銀行の窓口でしか対応できないのでは?」と思うかもしれませんが、カナダは小切手での支払いが主流なのでATMやスマホアプリでも換金できるように整えられています。

ただし銀行によっては口座に入金してからすぐ換金できないところもあります。
銀行がお金を照会するために数日ほど要するため、何日ほどかかるのか口座を開設する際に必ず確認するようにしましょう。

手渡し

ワーキングホリデーの場合、給料の受け取り方法として手渡しを指定されることもあります。
「所得税が引かれないから、このほうがお得」と言われることもありますが、雇用側が税金を払っておらず法律も守っていないため、ケガなどトラブルが発生した際の保証もありません。

国によっては違法労働が発覚すると強制退去や罰金となる場合もあるので、国ごとのルールは必ず確認したうえで働くようにしてくださいね。

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収入から引かれる税金について

ワーキングホリデーでの収入から引かれる税金

これまでワーキングホリデーの給料について紹介しましたが、働いた金額がそのまま収入となるわけではありません。
所得税や社会保険など総支給額からさまざまな費用が引かれるため、給与明細をもらったら必ず内訳を確認するようにしましょう。

所得税率は国によって異なる

給料から引かれるものとしてまず挙げられるのが「所得税」ですが、所得税率は国によって異なります。

たとえばオーストラリアは年間の収入が3.7万ドル以下であれば給料の15%が所得税として引かれるため、週に780ドルの収入がある場合は780ドル×0.15%の117ドル(約8,700円)が所得税となる計算です。

一例ですが、他のワーホリ協定国は年間所得に対する所得税率を下記のように定めています。

国名 所得税率の例
ニュージーランド 14,000ドル(約100万円)までは10.5%
以後、段階的に17.5~33%(※)
カナダ ・連邦所得税:48,535ドル(約380万円)までは15%
以後、段階的に20.5~33%
・州所得税:5.06~16.8%、10.8~17.4%など州によって異なる
韓国 1200万ウォン(約110万円)までは6%
以後、段階的に15~35%

※段階的な課税(=累進課税)の場合、収入が14,001ドルを超えた際には、14,000ドル分の税率が10.5%、オーバーした差額分の税率が17.5%となるため、総額に対して17.5%が課税されるわけではありません。

また、ドイツのように1ヶ月あたり450ユーロ(約5.6万円)までは非課税となる国もあれば、デンマーク・ノルウェーのように30~40%ほど引かれる国もあり、所得税率は実にさまざまです。

現地での収入見込みを計算するときは、ワーホリをしたい国に合わせて情報を集めるするようにしてくださいね。

社会保険や年金についても確認しよう

所得税以外に、社会保険や年金などが控除される国もあります。
給与額にもよりますが、たとえばオーストラリアは年金の積み立てとして約10%、アイルランドは4%ほどの社会保険料が引かれるなど国ごとに仕組みは異なります。

健康保険や失業保険などが引かれる場合もあるので、給与明細は細かくチェックするようにしましょう。

また、引かれすぎた所得税や年金などは手続きを行うことで還付される場合もあります。
帰国後や年末調整のタイミングで手続きすることになるので、給与明細は捨てずに保管しておくようにしてくださいね。

みんなはどのくらいの収入だった?おすすめワーホリ体験談

国ごとに大きく異なる給料ですが、実際にワーホリをした方がどのくらいの収入だったのかも気になりますよね。
こちらでは留学くらべーるにある数々の体験談の中から、ワーホリの給料に関する部分を抜粋してご紹介します!

・ホテルでハウスキーピング(オーストラリア・ワーホリ)
私はホテルでハウスキーピングをしていましたが、1つ目のホテルは時給が18ドル(日本円で約1,700円)、2つ目に至っては21ドル(日本円で約2,000円)ほどでした。
また、ホリディペイという有給休暇のような制度もあり、私たちのような外国人にも適用されます。
私は1ヶ月ほど日本に帰国した際にこの制度を利用し、働かずして600ドル程度(日本円で約57,000円)をもらうことができました。
・ファームでの収穫(オーストラリア・ワーホリ)
主に農作物の収穫をするのが仕事です。
元来私は手先が器用だったので、この仕事でバリバリ稼ぐことができ、大体月に3,000ドル(30万円くらいです)ほど稼ぐことができました。
それからは貯金が貯まるとオーストラリア国内やアジアの国へ旅行にでかけました。
・居酒屋のスタッフ(カナダ・ワーホリ)
24歳の時にワーホリでカナダへ行きました。
ワーホリビザでの滞在は1年間ですが、トロントの人気居酒屋で働きが認められたため、ワーキングビザを取得して店長になりました。
カナダでのお給料は、アルバイト時の時給は9ドル程度(約720円)+チップ、店長時の月給は3,500ドル(約28万円)+チップでした。
・カフェでバリスタ(カナダ・ワーホリ)
カフェでバリスタをしています。
この仕事は、カナダの求人サイトで見つけました。
時給が12.65ドル(約1,000円)で、さらにチップもつくので、月に1,700ドル(約13.5万円)稼げています。

ワーホリ予算は国ごとに違う!気になる国の情報をチェックしよう

今回ご紹介したとおり、ワーキングホリデーの給与目安は国によってさまざまですが、仕事の見つけやすさも国ごとに異なります。
また、現地の物価によってもワーホリの予算は変わってくるので、給料以外の視点も含めてワーホリ先を検討したいですね!

留学くらべーるでは、各ワーキングホリデー協定国の費用についても情報をまとめています。
ワーホリに向けて具体的な予算を決めたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!

ワーキングホリデーの費用について詳しく見る

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