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スロバキアのワーキングホリデー費用はいくら?

2023.10.19

留学くらべーる編集部

スロバキアのワーキングホリデー費用まとめ!物価や最低賃金なども

スロバキアは2016年にワーホリ制度が始まったばかりの国で、オーストラリアやカナダなどと比べて日本人の渡航者数は多くありません。
そのため情報があまり出回っておらず、「スロバキアワーホリに興味はあるけど、費用の情報が見つからない」と不安な方もいることでしょう。

そこでこちらでは、初期費用や1年間でかかる費用、アルバイト代の相場など、スロバキアワーホリの費用についての情報をまとめました!
スロバキアワーホリに興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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スロバキアワーキングホリデーの初期費用

出発前の費用
55.5万円

スロバキアでワーキングホリデーをするために必要な費用は、約55.5万円です。

費用は現地での過ごし方や渡航時期によっても変わってきますが、

  • 出発前に必要な費用:約30万円
    (パスポート申請料・ビザ申請料・渡航費・海外保険料など)
  • 渡航後3ヶ月分の生活費:約22.5万円
    (食費・滞在費・おこづかいなど)

の計55.5万円ほどあれば、最低限の準備は進められるでしょう。

ただし、渡航後すぐに仕事が見つからなかったり、語学学校に通ったりする場合は、さらに準備が必要です!
現地で焦らなくても済むように、予算は多めに考えておくことをおすすめします。

出発前に必要な費用(約30万円)の内訳

項目 費用の目安
パスポート申請料 約1.6万円
ビザ申請料 33ユーロ(約3,800円)
渡航費(片道) 約8万円
海外保険料 約20万円

パスポート申請料

年齢 有効期限 手数料
12歳以上 5年間 11,000円
20歳以上 10年間 16,000円

パスポートは有効期限や作成時の年齢によって費用が変わります。
10年間有効なパスポートのほうが割安なので、20歳以上であればそちらを作成するのもおすすめです。

パスポートは、ビザ発給日から15ヶ月以上の残存期間が残っているものが必要です。

本来であれば、パスポートは「残存期間が1年未満」にならないと更新できませんが、ワーホリや留学などの目的がある場合は例外となります。
更新手続きの際には、窓口でスロバキアワーホリへ行く旨を伝えるようにしましょう。

参照:外務省

ビザ申請料

スロバキアワーホリのビザを申請するには、33ユーロ(約3,800円)の申請料金を支払わなければいけません。
申請料金は日本円で支払うことになるため、33ユーロ相当の日本円を準備してから大使館へ向かうようにしましょう。

そのほかにもビザ申請には、査証申請書や滞在資金証明書、健康診断書などの提出が必要です。
ビザの情報は更新されることもあるので、提出書類の詳細についてはスロバキア大使館に問い合わせたうえで準備を進めるようにしてくださいね。

スロバキアのワーホリビザについて詳しく見る

スロバキアへの渡航費(片道)

片道の渡航費
7~10万円

スロバキアへの渡航費は、片道7~10万円程度です。
スロバキアワーホリでは4,000ユーロ(約46万円)以上の資金を証明できれば事前に往復航空券を購入する必要がないため、帰国日が確定してから予約するとよいでしょう。

スロバキアと日本の間には直行便がなく、ドバイやロシアなどほかの国を経由する必要があります。
航空券代を抑えたい方は、経由地を増やしたり時期を調整したりすることでさらに安く航空券を購入することもできますよ!

海外保険料

海外保険料の目安は、1年間で15~25万円です。

スロバキアでワーホリをするには、死亡・疾病に関して30,000ユーロ(約354万円)以上の補償がある保険への加入が必須です。

また保険会社によっては、スロバキア滞在中に日本人医師へ電話で健康相談ができるサービスを提供しているところもあります。
「持病があり、滞在先でも日本人医師に健康相談をしたい」という方は、そういった手厚いサポートをしてくれる保険会社を選ぶのがおすすめですよ。

海外保険について詳しく知りたい方はこちら

渡航後3ヶ月分の生活費(約22.5万円)の内訳

項目 費用の目安
滞在費 約12万円(月4万円×3ヶ月)
食費 約6万円(月2万円×3ヶ月)
おこづかい
(交通費・交際費など)
約4.5万円(月1.5万円×3ヶ月)

渡航後3ヶ月の生活費の目安は約22.5万円です。

スロバキアはワーキングホリデービザの申請条件として、4,000ユーロ(約46万円)以上の滞在資金があることを挙げています。
ただしすでに復路航空券を所持している場合は、3,000ユーロ(約35万円)以上の資金証明で問題ありません。

渡航してすぐに仕事が見つかるとは限らないため、上記の金額よりも多めに資金を準備しておくと安心でしょう。

語学学校に通う場合は1ヶ月あたりプラス3~10万円が必要

語学学校に通う場合、1ヶ月(4週間)で3~10万円の授業料が必要です。
就学できる期間について具体的な指定はありませんが、スロバキアではワーホリ中の就学が認められているため、外国語のスキルに自信のない方は語学学校の活用をおすすめします。

スロバキアはヨーロッパのなかでは語学学校の学費が安く、授業数やコース内容によっては1ヶ月あたり3万円程度のところも少なくありません。
スロバキアでは英語とスロバキア語が話せると応募できる仕事の幅が広がるので、まずは語学学校で語学力を高めてから仕事探しをするのもよいかもしれませんね。

また「仕事が忙しくて、学校に通う余裕があるか心配だ」という方は、スロバキアにはオンライン対応の学校もあるので、学業と勉強を両立しやすくおすすめですよ!

スロバキアワーキングホリデーの費用

スロバキアワーキングホリデーで必要な費用の目安(1年間)

1年の費用
128万円

ワーキングホリデーの場合、現地での過ごし方によって費用が大きく変わってきます。
観光メインであればそれだけ出費も増えますし、現地ですぐに働くのであれば貯金にほとんど手をつけずに帰国することもできるでしょう。

スロバキアは日本より給料水準が低いものの、滞在費や食費が安く生活費を節約しやすいという特徴があります。

下記ではスロバキアのワーホリ費用や仕事事情など細かな点について紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ワーホリ中に必要となる費用の内訳

項目 費用の目安
出発前に必要な費用
(渡航費・諸手続き・海外保険料)
約30万円
滞在費
(12ヶ月分)
約48万円
(月4万円×12ヶ月)
食費
(12ヶ月分)
約24万円
(月2万円×12ヶ月)
おこづかい
(12ヶ月分)
約18万円
(月1.5万円×12ヶ月)
航空券(片道) 約8万円
合計の支出 30+48+24+18+8
=128万円
アルバイト代
(8ヶ月分)
約64万円
※時給500円/月160時間勤務の場合
最終的な合計 (30+48+24+18+8)-64
=64万円

スロバキアでワーキングホリデーをした場合、1年間の出費目安は約128万円です。
語学学校に通う場合は、さらに1ヶ月3~10万円が加算されることを想定しておきましょう。

スロバキアは日本よりも物価が低く、生活スタイル次第で月10万円以下に生活費を抑えられます。
特に食料品の価格が安いので、仕事を見つけるまでは自炊をメインに生活をするのがよさそうですね。

時給500円の仕事に就けば月に8~9万円ほどの収入を得られるので、ほぼアルバイト代だけで生活費をまかなえると言えるでしょう。

ただ、「せっかく海外で生活をするなら、仕事だけでなく観光も楽しみたい!」という方も多いはず。
スロバキア含むヨーロッパ圏の鉄道を利用するときは、「ユーレイルパス」や「ヨーロピアンイーストパス」を使ってお得に移動ができるので、ぜひ旅行の際には活用してみてください!

スロバキアでの滞在費

1年間の滞在費
24~72万円

スロバキアワーキングホリデーの滞在費は、1ヶ月あたり約2~6万円1年間で24~72万円が目安です。

スロバキアは家賃が安く、首都ブラチスラヴァの中心部でも7万円前後でアパートを借りられます。
また、シェアハウスの家賃は2~3万円ほどで、日本よりも格安価格です。
家賃の安いスロバキアでは一人暮らしをするのもよいですが、シェアハウスで友達を作って交流するのも楽しい思い出になりそうですね!

さらに、スロバキアの賃貸物件には最初から家具や家電が完備されており、初期費用がほとんどかからないのが嬉しいポイント!
家賃には光熱費やネット代が含まれていることが多く、すべてまとめて支払えるので楽ですよ。

スロバキアでの食費

1年間の食費
12~36万円

スロバキアの食費は、1ヶ月あたり1~3万円1年間で12~36万円が目安です。

外食費が安いスロバキアでは、レストランでのランチが500円ほど、ディナーは1,000円以下で楽しめます。

また自炊をすればさらに食費を抑えられ、パンやパスタ、チーズなどヨーロッパで需要の高い食料品は、スーパーに行けば日本の半額以下で手に入れることも!
特にパンは20~40円ほどで購入できるので、食べすぎに要注意です。

スロバキアでは、自炊メインの生活をすれば食費を月1万円程度に抑えることも難しくありません。
今まで自炊をしてこなかった方も、この機会に料理を始めてスロバキア料理に挑戦してみるのもおすすめですよ。

おこづかい(交際費・交通費など)

スロバキアのワーキングホリデー中にかかる費用としてそのほかに挙げられるのが、交際費や交通費などです。

これらは滞在先から語学学校・職場までの距離や現地で何をするかなどによっても変わってきますが、1ヶ月で1~3万円1年間で12~36万円くらいが目安です。

スロバキアの交通機関にはバスやトロリーバス、トラム、電車があり、料金は乗車時間または区間によって変わります。
どの乗り物も料金が安く、バスやトラムに1時間乗っても140円しかかかりません。

スロバキアにはお城や教会など美しい観光スポットがたくさんあるので、公共交通機関を乗り継ぎながら街巡りをするのも楽しそうですね!

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スロバキアワーホリでの収入の目安

スロバキアワーホリでの収入の目安

出費だけ見ると今から貯金するのは難しそう…と思うかもしれませんが、ワーキングホリデーは現地での就労が認められているのが特徴です。

こちらではスロバキアのワーホリでどのくらいの収入が見込めるのかまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

スロバキアの最低賃金

1ヶ月あたり580ユーロ(約6.7万円)

2020年5月時点でのスロバキアの最低賃金は1ヶ月あたり580ユーロ(約6.7万円)です。

前年の2019年よりも月額約7,000円上昇し、ここ数年で最も大きな上がり幅だと言われています。
スロバキアの最低賃金は1年に1回のペースで上がり続けているため、長期でワーホリをする方は定期的にチェックするようにしましょう。

また最低賃金は各都市で一律の金額ですが、ブラチスラヴァなどの都会ではそれなりに給料の高い仕事を見つけることも可能です。
地域によって賃金の平均も変わってくるので、まずはさまざまな地域の求人を見ながら相場を知るところから始めてみるのがよいでしょう。

参照:Minimum wage increase is the highest in 17 years | The Slovak Spectator

時給5ユーロ(約580円)で働いた場合の収入例

時給5ユーロ(約580円)の職場で1日8時間×週に5日働いた場合、1ヶ月(4週間)あたりの総支給額は800ユーロ(約9.3万円)となります。
スロバキアの1ヶ月の生活費は7~10万円となるため、語学学校に通わないのであればアルバイトだけで生活をすることも可能です。

また語学が堪能な方や特別なスキルがある方は高い給料で雇ってもらえることがあるので、面接の際にしっかりとアピールできるよう練習しておきましょう!

スロバキアの求人例

職種 給料
工場の清掃員 時給4ユーロ(約460円)
レストランのホールスタッフ 月給750ユーロ(約8.7万円)
倉庫の作業員 月給800ユーロ(約9.2万円)

スロバキアワーホリで人気の仕事といえば、レストランのホールスタッフとホテルのレセプションの2つが挙げられます。
ただしこの2つの仕事は一定レベルの語学力が求められるため、語学力に自信がない方は事前に語学学校で勉強して採用率を高めるのがおすすめです。

最近では日本食レストランも増えつつあるので、まずはそういった日本人向けのお店で経験を積むとよいかもしれませんね!

スロバキアは2016年にワーホリ協定国になったばかりで、外国人向けの求人があまり多くない状況です。
そのため、仕事探しに苦労する可能性があると考えておきましょう。

スロバキアワーホリの仕事についてもっと詳しく

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スロバキアの物価

スロバキアの物価

スロバキアの物価は日本より低く、ワーホリ中の予算に余裕がない方にとっておすすめの渡航先だと言えます。
特に食料品と交通費の値段が安く、日々の生活で大きな出費が発生することはほとんどないでしょう。

ただしスロバキアは内陸部に位置することから、魚の値段が日本より高いのが特徴です。
そのため自炊をする方は、パンやチーズなどの安い食材をメインに使って出費を抑えていきたいですね!

スロバキアの物価目安

項目 費用
ペットボトルの水(1.5L) 0.6ユーロ(約67円)
マクドナルドのセット 5.5ユーロ(約637円)

※2020年5月時点

参考:NUMBEO

地域別の物価目安

項目 ブラチスラヴァ コシツェ プレショフ
ワンルームのアパート
※市内中心部
615.29ユーロ(約7.1万円) 480ユーロ(約5.6万円) 34,222ユーロ(約4万円)
安めのレストランでの食事 6ユーロ(約695円) 5.7ユーロ(約660円) 4.75ユーロ(約550円)

※2020年5月時点

参考:NUMBEO

スロバキアの物価は地域差がほとんど見られません。 ですが家賃だけは、首都ブラチスラヴァが他の都市より2~3万円ほど高めです。
「費用に余裕をないけれど、どうしても一人暮らしがしたい!」という方は、コシツェやプレショフなどの中規模都市を検討してみてもよいかもしれませんね。

ただしブラチスラヴァ以外の地域は求人数が少なく、希望の仕事をゲットするハードルが高いです。
そのためワーホリ前半はコシツェの語学学校に通い、学校修了後はブラチスラヴァに引っ越して仕事を探すなど、複数の都市で生活をしてみるのも1つの選択肢でしょう。

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