オランダのワーホリ(ワーキングホリデー)ビザの申請方法!条件や費用、流れ、注意点まで
2023.10.17
留学くらべーる編集部
目次
オランダワーホリ最新情報!2023年はビザ申請殺到で、すでにキャンセル待ち状態
- 2023年度のオランダワーホリビザはすでに満枠…キャンセル待ちより2024年度の募集を待った方がいいかも?
- オランダワーホリビザの募集期間は毎年4月~3月まで、発給数は年間200人と設定されています。
2023年は世界的に入国や渡航制限が緩和されたこともあり多くの希望者が殺到し、オランダワーホリはすでに満枠。残念ながら2023年7月1日以降の申請はすでにキャンセル待ちとなっています。
2023年のオランダワーホリビザの倍率は具体的な数字が公表されてはいませんが、年々人気が高まっていることから、非常に競争率が高いと言えるでしょう。
キャンセル待ちをして2023年にオランダでワーホリをするチャンスもゼロではありませんが、2024年の募集に合わせて今から必要な書類や手続きの準備を整えておくほうが断然おすすめです。早めの準備で、スムーズにワーホリビザ申請を進めることができるでしょう。
また、どうしても今すぐオランダに行きたい場合は、ワーホリ以外の留学スタイルを検討してみるのも一つの方法です。
2020年4月に始まったオランダのワーキングホリデーは、年間200人のみが利用できる制度です。
こちらではそんなオランダのワーホリビザについて基本情報や申請の流れを紹介しています。
「オランダに住んでみたい!」「オランダで働いてみたい!」という方はぜひ参考にしてくださいね!
※2023年9月時点の情報です。オランダのワーホリビザに関する情報は変更となる可能性があります。
申請前には必ず大使館などの公的な情報も確認するようにしてください。
オランダのワーホリ(ワーキングホリデー)ビザ基本情報~概要・申請条件・費用~
項目 | 概要 |
---|---|
開始年 | 2020年 |
対象年齢 | 18~30歳 ※申請時の年齢 |
発給人数 | 200人 |
入国期限 | 明記なし |
滞在可能期間(最長) | 1年間 |
就学できる期間 | 明記なし |
就労できる期間 | 明記なし ※年間通して同一の雇用主はNG |
オランダのワーキングホリデーは2020年に開始されました。
就学・就労に関する具体的な期間は明示されていませんが、語学学校に通ったり生活費をまかなうために働いたりなどさまざまなことに挑戦できるので、現地の人と同じように生活してみたい方にとってワーホリはぴったりの制度です!
ビザの発給数は年間200人と限られており、毎年4月1日から先着で割り当てられるとのことなので、年齢制限に近い方は早めに申し込んでおくのもよいでしょう。
ただしオランダワーホリでは、メールで事前に登録し、オランダ入国後に実際の申請を行います。
事前登録は90日のみ有効なので、あらかじめスケジュールを立ててから準備に臨みたいですね。
オランダのワーホリビザの申請条件
- 日本国籍であること
- 文化交流や文化・社会学習を主な目的としていること
- 扶養家族を連れていないこと
- 過去にオランダの交換プログラムを利用していないこと
- 有効期間が1年間以上あるパスポートを持っていること
- 帰国用の航空券あるいは航空券を購入できるだけの資金があること
- 滞在初期をまかなうだけの資金があること
- 緊急医療や送還に対応した海外旅行保険に加入していること
参考:Working holiday residence permit | IND
オランダのワーホリビザの申請費用
- ビザ申請費用
- 70ユーロ(約11,062円)
オランダのワーキングホリデービザに関する費用は70ユーロ(約11,062円)です。
オランダワーホリの場合、日本で事前申請をしてから入国後に正式なビザ(居住許可)の手続きを行います。
日本でビザの料金が発生するわけではなく、オランダで書類などを提出したあとに料金が発生するので、忘れずに用意しておきましょう。
オランダのワーホリ(ワーキングホリデー)ビザ申請の流れ
STEP1:メールで事前登録を行う
まずはオランダ入国前にメールで事前登録を行います。
メールに記載する内容は下記のとおりです。
- 名前:姓名ともに英字表記(例:TANAKA, Taro)
- パスポート番号:1年以上有効なもの
- 生年月日:年・月・日付の順に記載(例:1995-APR-01)
作成が完了して「TOK-WHP@minbuza.nl」にメールを送信すると、東京のオランダ大使館からの「事前登録レター」を受け取れます。
残念ながら200人の定員に達していた場合は自動返信で通知が届くとのこと。
翌年4月になれば再度申し込めるようになるので、そちらを検討してみるのもよいでしょう。
事前登録レターは印刷しておく
事前登録レターに記載された番号や個人情報は、入国後の居住申請時に必要となります。
なくしても問題ないように、2枚以上印刷しておくようにしましょう!
STEP2:90日以内に入国、居住許可の申請を行う
事前登録レターを受け取ったら、オランダに入国してオランダ入国管理局(IND)に居住許可申請をします。
2023年時点では郵送と窓口での手続きの2種類から選べるようになっていますよ。
居住許可の申請は90日以内に行う必要があるため、書類はあらかじめ用意しておくのもおすすめです。
90日以内に居住許可の手続きができなかった場合は、事前登録が無効となるため注意しましょう。
居住許可申請時に必要な書類
- 申請書(記入が完了しているもの)
- 事前登録レターに記載された番号
- 前科がないことの証明(申請書内に項目あり)
- パスポートのコピー(少なくとも6ヶ月有効なもの)
- 帰国用の航空券・航空券の予約証明・購入できるだけの残高証明のいずれか
(予約証明・残高証明は英語、フランス語、ドイツ語のいずれかに翻訳されたもの)
STEP3:申請料を支払う
INDが申請書を受け取ると、「V-number(INDで使用する個人番号)」や申請料の支払い方法がわかるレターが届きます。
指示に従って申請料を支払うようにしましょう。
また、不足している書類や追加すべき書類についても記載されているので、足りないものがあれば期日までに提出するようにしてください。
STEP4:INDで生体認証を行う
申請料の支払いが完了したらオンライン予約をしてからINDのオフィスに訪問し、指紋や顔写真の登録などのバイオメトリクス認証(生体認証)を行います。
訪問はレターを受け取ってから2週間以内と定められているので速やかに準備を進めましょう。
STEP5:許可されたらINDに訪問する
すべての手続きが完了したら、INDが居住許可を出してよいかどうか判断します。
申請後90日以内に決定されるので、連絡を待ちましょう。
無事に申請が通れば再度オンライン予約を行ってINDを訪問し、居住許可の内容に問題がなければビザ申請の完了です!
※居住許可が認められなかった場合は申請却下の理由が書かれた書類が届きますが、再度審査を依頼することもできるので、しっかり内容を確認しましょう。
オランダ入国管理局(IND)オフィス一覧
ビザ申請ができる、主なオランダ入国管理局(IND)オフィスの一覧をご紹介します。
基本的に月曜日から金曜日の9:00~16:00が受付時間となっていて、オフィスによっては時間を短縮している曜日もあるようですので、事前に確認・予約してから行くようにしましょう。
オフィス名 | 所在地 |
---|---|
IND Desk Amsterdam(アムステルダム) | Pieter Calandlaan 1 (opposite the Lelylaan train station) 1065 KH Amsterdam |
IND Desk Den Bosch(デンボッシュ) | Leeghwaterlaan 14 5223 BA 's-Hertogenbosch |
IND Desk The Hague Rijnstraat(ハーグ) | Rijnstraat 8 2515 XP Den Haag |
IND Desk Zwolle(ズヴォレ) | Building 'La Grande Vitesse' Zuiderzeelaan 43-51 8017 JV Zwolle |
オランダのワーホリ(ワーキングホリデー)ビザ申請の注意点
最後に、オランダワーキングホリデービザ申請時の注意点をまとめました。
渡航後に焦らなくてよいよう、細かい点までしっかり確認してくださいね。
提出書類はA4形式に揃える
居住許可を申請する際の書類は、A4形式と指定されています。
コピーした書類は文字が明確に判別できるか確認し、名前と生年月日を欠かさずに記載しましょう。
書類内の文字についてもブロック体でわかりやすく書くように指示されているため注意が必要です。
また、書類のデータをUSBやCD、DVDに入れて郵送してはいけません。
居住許可申請には細かな指示が記載されているので、一つひとつ漏らさないようしっかり確認していきましょう。
戸籍謄本(抄本)の用意をお忘れなく!
オランダ到着後、住む予定の自治体で個人情報の登録を行いますが、その際に翻訳された「アポスティーユ認証」付きの戸籍謄本(抄本)を提出します。
上記形式の戸籍謄本(抄本)を手に入れるためには、外務省でアポスティーユ認証をもらって下記のような翻訳の手続きを行う必要があるため、時間がかかる可能性が高いです。
<翻訳方法>
- 在オランダ日本大使館で翻訳の申請をする
- オランダ法廷に登録されている翻訳者に翻訳してもらう
トラブルが発生したときに対処できるよう、余裕をもって日本で用意できるようにしておくと安心でしょう。
ただし、必要な書類については各自治体で異なる可能性もあります。
まずは滞在予定の自治体に情報を確認してから準備を行うようにしてくださいね。
参考:証明(公印確認・アポスティーユ)・在外公館における証明 | 外務省
オランダワーホリビザ申請のよくある質問
2023年にオランダでワーホリできる?
2023年度のオランダワーホリビザは募集期間が4月1日から3月31日までとなっていますが、すでに募集枠が満枠のため、キャンセル待ちとなっています。キャンセル待ちで申し込んだとしても2023年にオランダでワーホリできない可能性も考えるので、どうしても実現したいのであれば2024年の募集に向けて、ビザ申請やワーホリの準備を万全にしておくほうがおすすめです。
オランダワーホリのビザ申請はいつからできる?
オランダのワーホリビザ申請は、毎年4月~翌年の3月までが募集期間となっています。時間に余裕があると感じるかもしれませんが、募集枠が200人かつ先着順となっているので早めの申請がおすすめです。
オランダワーホリビザの申請条件は?
オランダのワーホリビザ申請条件には、年齢制限(18~30歳)や目的、パスポートの有効期限(1年間以上)、資金力などが定められています。手続きをスムーズに進めるためにも、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
オランダワーホリビザの申請に必要な書類は?
オランダのワーホリビザ申請には、申請書や前科がないことの証明書、パスポートのコピー、帰国用の航空券または残高証明書などの書類が必要です。オランダへの渡航後に必要になるので、漏れのないようにしっかり準備しておきましょう。
オランダワーホリビザの申請費用はいくら?
オランダのワーホリビザの申請費用は、70ユーロ(約11,062円)です。申請費用は変動する場合もあるので、申請前に最新情報を確認するようにしてくださいね。※2023年9月時点
オランダワーホリビザで滞在できる期間は?延長はできる?
オランダのワーホリビザで滞在できる期間は、最長で1年間です。また、この期間を延長することはできないので、限られた時間を充実させるためにも万全の準備で臨みましょう。
オランダのワーホリ(ワーキングホリデー)に向けて申請準備を進めよう!
オランダのワーキングホリデーの場合、ビザを手に入れるまでの流れがほかの国とは大きく異なります。
一見、日本からはメールを送信すれば大丈夫なようにも見えますが、オランダに着いてからしなくてはいけない手続きがたくさんあるので、渡航後に困らないように申請手順をしっかり把握したうえで書類の準備などを行っていきましょう!
また、オランダのワーホリは始まったばかりで情報がまだまだ少ないです。
疑問点などあれば、INDに問い合わせながら準備を進めていってくださいね。