ニュージーランドのワーキングホリデービザ
2023.11.09
留学くらべーる編集部
目次
豊かな自然をとことん堪能できるニュージーランドは、のんびり過ごせるワーキングホリデー先として人気の高い国。
ワーホリビザの取得も難しくないので、こちらで申請方法や注意点などを確認し、ビザの申請を進めていってくださいね!
ニュージーランドのワーキングホリデービザについて
ビザ取得のしやすさ | 概要 |
---|---|
◎ | ビザの申請期間、発給数ともに制限なし! 手続きはオンラインで進められます♪ |
ニュージーランドのワーキングホリデービザは発給人数に制限がなく、いつでも申請可能。
申請はオンライン上で完了でき、日本国内からであれば申請料もかかりません!
ニュージーランドのワーキングホリデービザ概要
条件 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 18~30歳 ※申請時 |
申請可能時期 | いつでも |
年間発給人数 | 制限なし |
滞在可能時間 | 1年間 ※条件により1年3ヶ月間 |
就学できる期間 | 6ヶ月間まで |
就労できる期間 | 制限なし |
ビザ申請方法 | ニュージーランド移民局HPからオンライン申請 |
ビザ申請料 | 日本国内からであれば無料 ※観光税が別途35ドル(約2,500円)必要 |
ニュージーランドのワーキングホリデービザで可能な滞在期間
基本的には1年間。条件を満たせば3ヶ月の延長が可能!
ニュージーランドのワーキングホリデービザは、滞在可能な期間が1年間と定められています。
ですが、「農園での季節労働を3ヶ月以上経験する」という条件を満たすことで、期間の延長が可能です!
Working Holiday Extension Work Visaというビザを新たに取得し、滞在期間を3ヶ月間延長することができるんですよ♪
少しでも長くニュージーランド生活を送りたい方にぴったりの方法ですが、期間を延長するためには所定の手続きが必要なので、延長を考えている方は移民局のホームページなどでしっかり要項を確かめておきましょう。
ニュージーランドの学生ビザとワーキングホリデービザの違い
他の国に比べて自由度が高いニュージーランドの学生ビザですが、ワーキングホリデービザとはどのような違いがあるのでしょうか?
こちらではいくつかの観点からご紹介します♪
学生ビザ | ワーホリビザ | |
---|---|---|
語学学校 | 〇 | 〇 ※6ヶ月以内 |
大学などに進学 | 〇 | × |
就労 | 〇 ※休日に限り、1週間で 最大20時間まで |
〇 |
申請費用 | 無料 | 無料 |
滞在可能期間 | 学費を支払った分の期間 | 1年 ※条件次第で1年3ヶ月間 |
ニュージーランドのワーキングホリデービザ申請方法
ワーキングホリデービザ申請条件
- 日本国籍を有すること
- パスポートの有効期限がニュージーランドへの入国から少なくとも15ヶ月間有効であること
- ビザ申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること
- 過去にニュージーランドのワーキングホリデー就労許可通知書の発給を受けていないこと
- 最低4,200ドル(約33万円)の資金を有すること
- 入国時に、帰国用の航空券か航空券に値する資金を有すること
- 仕事や勉強ではなく、休日を過ごすことを目的としてニュージーランドに来ること
- 扶養している家族の同行がないこと
- 健康条件を満たしており、犯罪歴がないこと
ワーキングホリデービザ申請に必要なもの
ニュージーランドのワーキングホリデービザ申請では、申請後に健康診断書を提出する必要があります。
オンラインでの申請が終わった後の提出になるので、「うっかり忘れていた…」ということのないようにしましょうね!
必要なもの | 概要 |
---|---|
メールアドレス | パソコンのアドレスが望ましい |
パスポート | ニュージーランド入国後、少なくとも15ヶ月間有効なもの |
運転免許証または出生証明書 | 申請時に入力が必要 |
健康診断書 | オンライン申請後に提出 |
クレジットカード | 環境税の35ドル(約2,500円)を支払うために必要 |
ニュージーランドのワーキングホリデービザ申請の流れ
※ビザ申請の画面表示は更新されていることもあります。
最新情報をご確認したい方はエージェントにご相談ください。
STEP1:移民局の専用ページでアカウントを作成する
まずはニュージーランド移民局のページにて、アカウントを作成していきます。
手順は簡単ですが、ミスのないようしっかり確認しながら行ってくださいね。
①申請に必要な情報を用意する
ビザ申請の前に、下記を手元に準備しましょう。
項目 | 概要 |
---|---|
メールアドレス | パソコンのアドレスが望ましい |
パスポート | ニュージーランド入国後、少なくとも15ヶ月間有効なもの |
運転免許証または出生証明書 | 申請時に入力が必要 |
②ニュージーランド移民局のページからアカウントを作成
準備ができたらニュージーランド移民局のページを開き、個人アカウントを作成します。 ニュージーランド移民局のページ
まずは右上にある【Login】をクリックし、【Working Holiday Visas】を選択してください。
選択すると、【LOGIN OR CREATE ACCOUNT】という表示がされるので、クリックしてアカウント作成画面に移ります。
申請ページを開いたら、【Working Holiday】が選択されているのを確認し、ページ内左下にある【create an account.】をクリックしてアカウントの作成に移ります。
この段階でログイン用のユーザー名とパスワードに加えて、名前とメールアドレスも登録します。
パスワードには指定された下記の4種類の文字の中から、少なくとも3種類を使い、7~15文字で設定してください。
- 小文字のa-z
- 大文字のA-Z
- 数字の0-9
- 記号
必要事項を入力し、右下の【REGISTER】のボタンを選択すると以下の表示がされます。
これは「登録したメールアドレスにメールを送信しました」といった内容なので、ミスなく登録が完了していれば、数分以内に以下のメールが届きます。
メールアドレスを間違えてしまうと大切なメールが届かなくなってしまうので、しっかり確認して入力してくださいね!
また、メールは迷惑メールフォルダに入ることもあるので、通常のフォルダと迷惑メールフォルダのどちらも確認するようにしましょう。
STEP2:専用ページでビザを申請する
アカウントの作成が完了したら、いよいよビザの申請です。
一つひとつ確認しながら、情報を入力していきましょう!
①作成したアカウントでログインする
STEP1で作成したユーザー名とパスワードを使って、メールに書かれたURLからログインします。
ログイン後の画面にある「Working Holiday」を選択するとオンライン申請のスタートです。
②国を選択する
【Japan】を選択し、次の画面に進みます。
次の画面では【Terms and Conditions(規約と条件)】を確認してから【APPLY NOW】をクリックしましょう。
【APPLY NOW】をクリックすると、ビザ申請用の情報入力画面に進みます。
入力する画面は大きく以下の4つです。
項目 | 概要 |
---|---|
Personal | 生年月日や住所、パスポート番号、就労経験など |
Health | 病歴や妊娠の有無など |
Character | 犯罪歴や退去処分の有無など |
Working Holiday Specific | ワーキングホリデー用の資金の確認など |
③必要な情報を入力する
項目の入力が完了すると、上部がチェックマーク『✔』に変わります。
4つすべてが完了すると、宣誓書への承諾が求められるので、内容を確認して問題がなければ【SUBMIT】のボタンをクリックしましょう。
オンライン申請はこれにて完了ですが、このタイミングで環境税の支払いも発生するため、クレジットカードも用意しておきましょう。
現在の申請状況は、ニュージーランド移民局のサイトにログインしてステータスを確認することで分かりますよ♪
●ちなみに…病院の予約状況を確認してからの申請がおすすめ!
ビザ申請後は健康診断書を提出する必要がありますが、健康診断書はオンライン申請完了後15日以内に提出する必要があります。
指定された病院の予約がとれない可能性もあるため、時間の都合がつくまで、申請を完了せず【SAVE】(入力データを一時保存)しておくことをおすすめします!
STEP3:健康診断を受ける
ニュージーランドのワーキングホリデービザを申請したあとに、移民局から健康診断(eMedical)に関する連絡があります。
申請直後に自動返信メールが届いたり、数日後に担当者からメールがあったりと、指示のタイミングや受診内容は人によって異なります。
基本はX線検査(NZIS 1096)のみですが、血液検査を含む総合健康診断(INZ1007)を受診する必要があることもあります。
●メールの内容をしっかりチェック!
健康診断はニュージーランド移民局から指定された病院でしか受けることができません。
現在は、以下の6ヶ所のみです。
自分の行きやすい病院を早めに予約し、メールに書かれた15日以内の期限を守るようにしましょう。
受診結果は指定医が移民局に提出しますが、メールの内容によっては、病院からのシートをスキャンして移民局にメールで添付して送らなければならないこともあります。
自分に届いたメールの内容をしっかり確認し、ミスのないように気をつけましょう!
都道府県 | 病院名 |
---|---|
北海道 | 北光記念病院 |
東京都 | 東京メディカルエンドサージカルクリニック |
東京都 | 聖母病院 |
大阪府 | 大阪回生病院 |
兵庫県 | 神戸海星病院 |
ニュージーランドのワーホリビザは申請してから渡航するまで12ヶ月間の猶予があるので、ビザだけ先に取っておくのもひとつの方法です。
お住まいの地域に指定の病院がない場合は、出張や旅行の際に合わせて健康診断を受診するケースも多いので、タイミングを合わせて予約を取ってくださいね。
ニュージーランド移民局のサイトから「FIND A DOCTOR OR RADIOLOGIST NEAR YOU」をクリックし、「Japan」を選択。
「Search」をクリックして、行きやすい病院を予約しましょう!
STEP4:ワーキングホリデービザの印刷する
健康診断を受診した後、約10日前後で移民局からメールがあります。 そのメール内に
I am pleased to inform you that your application for a work visa under a Working Holiday Scheme has been approved.
と記載があれば、ワーキングホリデービザの申請が無事完了したということです。
あとは最後に、ニュージーランド移民局のサイトにログインしてビザを印刷するだけ!
A4紙で3~4枚ほどのボリュームですが、ニュージーランド入国時に必要なので大切に保管していてくださいね。
入国時にパスポートに貼られるビザを示すシール等もないので、入国後もビザの書類はなくさないように気をつけましょう。
紛失や濡れたときなどを考え、念のためにコピーを3部ほど用意しておくと安心ですよ♪
ニュージーランドのワーキングホリデービザ申請の注意点
いよいよニュージーランドワーキングホリデーのビザ申請!
その前に、申請にあたって注意すべき点を押さえておくのを忘れないようにしましょう♪
ワーキングホリデービザはパソコンで申請しよう!
ニュージーランドのワーキングホリデービザ取得には移民局からのメールを印刷する必要があるので、はじめからパソコンを利用して登録していると安心です。
また、登録するメールアドレスも携帯電話で利用しているものではなく、パソコンのアドレスを利用するようにしましょう。
携帯電話のアドレスだと、ドメイン拒否設定で届かない可能性があります。
パソコンのアドレスを持ってないという人は、無料で利用できるGmailなどに登録して、フリーアドレスを取得しておくことをおすすめします。
健康診断にはパスポートをお忘れなく!
健康診断を受ける際には、パスポートの原本が必要です。
予約の際に「ニュージーランドのビザ検診がしたい」ということを伝え、ほかに必要なものがないか、どのくらいで結果がわかるのかなど不安な点を確認しておきましょう!
また、診察にかかる費用は約8,000円~30,000円程度と病院によって幅があるので、あらかじめ予約時に確認しておくと安心ですよ♪
手続きを失敗するとビザがおりないことも…!
ニュージーランドのワーキングホリデービザはオンラインで申請が完了し、入力する項目もそれほど複雑ではありません。
ただし、手続きの途中でミスが生じるとビザがおりない可能性もあります。
特に、英語での申請作業となると「内容を勘違いしそう…」という不安もありますよね。
渡航前から失敗したくない!という方は、エージェントに手続きを行ってもらうと安心。
エージェントはワーキングホリデーについて熟知しているので、ビザ以外にも不安なことを相談できますよ♪
複数のエージェント情報を比較したい方は、無料の資料請求からはじめてみましょう!
ニュージーランドのワーキングホリデービザのよくある質問
Q.ニュージーランドのワーホリのビザって申請にどれくらい時間がかかりますか?
ニュージーランドのワーキングホリデーは、オンラインでビザの申請を終えてから15日以内に健康診断書を提出する必要があります。
健康診断書を提出した後、手続きが順調に進めば10日前後で移民局からビザ申請の完了を知らせるメールが届きます。
健康診断の期間を合わせると、ビザ申請から発給までにかかる期間は20~30日ほどが目安。
手続きの進み具合ではさらに長引くことも考えられるので、ビザの準備は余裕をもって早めに行っておくといいでしょう。
Q.ビザを申請するのに英語力(語学力)は必要ですか?
ニュージーランドのワーキングホリデービザ申請は、オンラインですべて完了できます。
手続きを進める中で、わからない英文や英単語が出てきたら辞書などで調べるのもOK!
ですので、英語力が特別必要というわけではありません。
「現地で英語を使うのなら、日本にいるうちからちょっとでも英語に触れたい」という方は、申請から英語で進めてみるのもおすすめです♪
英語力が不安なときは、エージェントに手続きを頼むことも可能。
ワーキングホリデーに関する相談にも乗ってくれるので、渡航前の心配事も解決できますよ。
Q.お金をどれくらいもっているかなどの審査は厳しいですか?
ニュージーランドでワーキングホリデーをするためには、いくつかの条件をクリアしておく必要があります。
条件の中には「最低4,200ドル(約33万円)以上の資金をもっていること」「帰国用の航空券を購入できる資金があること」という資金に関する項目も!
多くの協定国では、ワーホリメーカー(ワーホリをする人)に対して一定の条件を定めています。
条件が守られなければ、どんなに他の準備が万全でもビザの審査に通らない可能性が…。
提示されている条件はしっかり満たしたうえで、ワーキングホリデーに臨んでいきましょう♪
Q.ワーキングホリデービザの延長はどのような手続きをすればいいですか?
ワーキングホリデービザの延長をするには、農園などの季節労働で3ヶ月以上働いていたという条件を満たしているかを確認してください。
条件に当てはまっていることが確認できたら、指定の書類を準備してニュージーランド移民局に郵送、または直接訪問して提出します。
申請後は、約25日以内を目安に手続きが完了し、ビザが発行されます。
ビザは申請してからすぐに発行されるとも限らないので、延長を検討している方は最初のワーキングホリデー期間中に早めに手続きを済ませておくと安心ですよ!
Q.滞在期間を延長できる方法は他にもありますか?
条件次第で、最大1年3ヶ月滞在できるニュージーランドのワーキングホリデー。
1年3ヶ月を超えての延長はできないので、さらにニュージーランドに滞在するのであれば、他の種類のビザへと切り替えることになります。
切り替えられるビザには学生ビザと就労ビザがありますが、たとえば就労ビザでは「雇用先から仕事を続けてほしいというオファーをもらう必要がある」など、ビザによって申請するための条件が異なります。
自分がビザ切り替えの対象になるのか、移民局へ確認してきちんと把握したうえで申請するようにしましょう!
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